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一刀斎夢録(上) の商品レビュー

3.9

65件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

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2025/01/24

新選組三部作の最後を飾る物語。 前2作は吉村貫一郎、糸里と、新選組に直接関わりを持った人が主役、今作は斎藤一の昔語りを軍人が聞くという進み方。 前2作とは趣は違えど、読み応えはバッチリ。 新選組とは、侍とは、剣とは、といった、概念が、時代と共に形を変える様が絶妙に書かれてい...

新選組三部作の最後を飾る物語。 前2作は吉村貫一郎、糸里と、新選組に直接関わりを持った人が主役、今作は斎藤一の昔語りを軍人が聞くという進み方。 前2作とは趣は違えど、読み応えはバッチリ。 新選組とは、侍とは、剣とは、といった、概念が、時代と共に形を変える様が絶妙に書かれていた。 新選組では吉村貫一郎と斎藤一が好きなので、そりゃぁたまらないよね。

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2024/11/18

感想 一刀斎って最初は伊藤一刀斎のことかと思ってたけど、大正?じゃ時代が合わないと思ったら斎藤一ね。 興に乗ったのか、斎藤結構喋るねぇ。 あらすじ 時代が明治から大正に変わる頃、陸軍の梶原中尉は剣道でどうしても勝てなかった警視庁の榊警部から、昔斎藤一こと、一刀斎に手解きを受...

感想 一刀斎って最初は伊藤一刀斎のことかと思ってたけど、大正?じゃ時代が合わないと思ったら斎藤一ね。 興に乗ったのか、斎藤結構喋るねぇ。 あらすじ 時代が明治から大正に変わる頃、陸軍の梶原中尉は剣道でどうしても勝てなかった警視庁の榊警部から、昔斎藤一こと、一刀斎に手解きを受けたことを話される。 梶原は一刀斎を尋ねて、坂本龍馬暗殺の真実、新選組結成当初の裏切り者の粛清の話、市村鉄之介の話と鳥羽伏見の戦いを経て堕ちゆく新選組と甲州決戦の前夜について聞く。

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2023/09/22

幕末・維新の乱刃の下を掻いくぐり、大正の世まで生き延びた、新選組副長助勤(のち三番組長)・斎藤一(1842-1914)と数奇な運命に翻弄された男たちの生きざまを、迫真の語りで綴られた、浅田次郎新選組三部作の完結編。 ・・・明治天皇崩御、乃木希典大将殉職後の東京で、近衛師団梶原中尉...

幕末・維新の乱刃の下を掻いくぐり、大正の世まで生き延びた、新選組副長助勤(のち三番組長)・斎藤一(1842-1914)と数奇な運命に翻弄された男たちの生きざまを、迫真の語りで綴られた、浅田次郎新選組三部作の完結編。 ・・・明治天皇崩御、乃木希典大将殉職後の東京で、近衛師団梶原中尉(天然理心流の練達者)が、新選組最後の生き証人からの夜ごとの聞き役となって展開、 開幕早々に坂本龍馬暗殺の真相が語られ、一刀斎(斎藤一の逆さ読み変名)の剣と生死の奥義に唖然とした上巻。

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2023/06/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「糞袋」と言う割には結構人の事褒めるじゃないか、斎藤さん。 浅田さんの本は壬生義士伝に続いて2作目だけど、昔の言葉使いなのになぜか読みやすいから不思議。 所々に初めて知る事があって面白い。 食事内容とか、お米に対する認識って今と違うんだなぁ。 戦争もので兵站が大事と言ってるのは多いけど、具体的に書いてあるのは案外珍しいかも。

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2023/01/13

明治天皇が死んで大正の時代になったが、全く馴染めずにいる梶原中尉。警察で「一刀斎」と呼ばれる生きる伝説・斎藤一。この本は、梶原中尉が一刀斎の昔話を幾夜にも渡って傾聴するスタイルで紡がれます。 侍が度々名前を変えた理由、勝負は汚い方が勝つこと、乃木希典の自殺は実は美しくないこと、...

明治天皇が死んで大正の時代になったが、全く馴染めずにいる梶原中尉。警察で「一刀斎」と呼ばれる生きる伝説・斎藤一。この本は、梶原中尉が一刀斎の昔話を幾夜にも渡って傾聴するスタイルで紡がれます。 侍が度々名前を変えた理由、勝負は汚い方が勝つこと、乃木希典の自殺は実は美しくないこと、斉藤が世の中を糞袋と蔑む理由、真の師との出会い、市村鉄之助のこと、沖田の強さ等、今作品でも新撰組のことを多く学べました。 死ぬしか道はなくても、そうとわかってて逃げずにその役目を全うしようとした人達って、無駄死にだとは思いません。むしろとても格好いい。

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2022/02/20

下巻読む前にwikipediaで登場人物の名前調べてしまった。 まだ下巻読んでないけど上下巻一気読みすべき。反省。

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2021/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東京調布の書店で、浅田次郎の新選組の新作が出ているのを知った。大量の本を処分して手持の本を最小限にすると決めて実行していたため、新書版を入手するのは諦めた。どうも斎藤一の話で、日本史上最も人を斬ったと宣伝か何かで目にし、読みたくてたまらなかったが、文庫化するのをひたすら待った。文庫化されて入手したのは東京から沖縄に転居して1年半くらい経ってからだった。 今回、壬生義士伝、輪違屋糸里と読み返し、浅田次郎新選組の三部作目と続いた。前二作とだいぶ違った印象なのは、斎藤一の一人語りが多い構成だからであろう。 またこれまで登場した土方や近藤の分析がより深くなっているからだと思う。 斎藤一は特異なキャラクターで、浅田版では屁理屈の塊にしか思えないが、久しぶりに読んだため詳細を忘れており、どんどん読んだ上巻である。(2021.11.23) ※2021.11.2読書開始、11.9読了(3回目)

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2021/04/25

壬生義士伝に感動してから10年弱、久しぶりに浅田次郎の歴史小説が、新撰組が読みたくなってしまった。 一刀斎こと斎藤一の回想録。下巻にも期待。

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2021/03/28

斎藤一のお話。 新撰組として活躍していた頃を振り返る。 まさに昔の男という感じで、荒ぶれもののイメージそのまま。 壬生義士伝読んだ後だったので、繋がり含めて面白かった。

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2020/06/23

読み始めたのは何年前だろう…仕切りなおして電子書籍で始めから読み直した。これから下巻を読むので感想は下巻に。

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