マツリカ・マハリタ の商品レビュー
その筋のファンからは『太ももミステリー』と呼ばれて愛されているらしい本マツリカ・シリーズ(笑)。 著者の『medium』が2019年のこのミス大賞を取ったということで、『medium』を読む前に著者の人気シリーズである『マツリカ・シリーズ』を読んでおかなきゃなという軽い気持ちで...
その筋のファンからは『太ももミステリー』と呼ばれて愛されているらしい本マツリカ・シリーズ(笑)。 著者の『medium』が2019年のこのミス大賞を取ったということで、『medium』を読む前に著者の人気シリーズである『マツリカ・シリーズ』を読んでおかなきゃなという軽い気持ちでで1作目の『マツリカ・マジョルカ』を読んだら思いっきりはまってしまった(笑)。 本書はそのマツリカシリーズの第2作。 本書も謎の美少女マツリカ様の高校生とは思えない妖艶な色っぽさが炸裂する。 そして2作目の本書でもマツリカ様の正体は明らかにならない。 年齢不詳で、高校の制服は着ているが実際に高校生なのかも分からない。 それどころか本作では 「もしかしたら人間ですらなく、何らかの怪異、もしくは主人公・柴山君の妄想が生み出した美少女では?」 という疑惑すらうかんでくる始末。 確かに、真昼間から高校のそばに建つ廃ビルの窓から一日中双眼鏡で学校の中を終始覗いている女子高校生なんていないよね(笑)。 本作も1作目と同じように短編小説の体をなしているが、全編を通して読むと大きなストーリーになっている。 2作目の本作は、1作目よりもマツリカ様の『どS』っぷりがさらに強調されている。 そして、それに対して反発はするものの、心の中でちょっと喜んでいる『柴犬』こと柴山君の心のうちに思いっきり共感してしまう僕がいるというシチュエーションも1作目と同じだ(笑)。 ソックスを履いた素足で自分の頭をグリグリと踏まれる感触 ・・・そしてちょっと上を見ることができれば透き通るような真っ白の太ももとその奥には秘密の・・・ ・・・おっと、いけない、いけない。僕としたことが・・・とりあえず2作目でもマツリカ様は、謎の美少女のままだが、続きの3作目でも正体は明かされないのだろうか? 次も期待度マックスだ。
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「楽英インフェリア」 逃げ出した所属不明の彼女。 言われてみれば本当に単純な話だけれど、普通に考えたらまず可能性としてあがることはないだろうな。 普通を当たり前だと思っているうちは、絶対に辿り着かない答えだったな。 「心霊ディテクティブ」 何も写っていなかったネガ。 いつも何気...
「楽英インフェリア」 逃げ出した所属不明の彼女。 言われてみれば本当に単純な話だけれど、普通に考えたらまず可能性としてあがることはないだろうな。 普通を当たり前だと思っているうちは、絶対に辿り着かない答えだったな。 「心霊ディテクティブ」 何も写っていなかったネガ。 いつも何気なく賞をとり失敗作は見た事がなく素晴らしい作品ばかりを見ていたら、選別される前を見たくなるかもしれないな。 ただ中身を別物にするとしても、何も映ってないものを変わりにしたのは諦めてもらう為でもあったのだろうか。 「墜落インビジブル」 見えない人物の謎。 両親の都合で姉妹が別れてしまうのは仕方ない事かもしれないが、その後出会う事すら禁じてしまうのは勝手でないだろうか。 いつかちゃんと理解出来る年齢になったら、彼女に本当の事を伝えて貰えるといいな。 「おわかれソリチュード」 写真に映っていた彼女は。 誰だって、これだけタイミング良く情報を仕入れたら勘違いをしてしまうだろうな。 自分の大切な人が何も言わず目の前から消えていくのは、寂しさよりも虚無感が強いだろうな。
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【あらすじ】 柴山祐希、高校二年生。彼には、人に言えない秘密がある。実は、学校の近くにある廃墟ビルに住み、望遠鏡で学校を観察している美少女・マツリカさんに命じられて、学校の怪談を調べていた。新学期を迎え、なかなかクラスになじめない柴山の下に、『一年生のりかこさん』の怪談話が舞い込んでくる。一年生の時に自殺をした彼女は、学校に未練を残していて、ときどき霊になって現れるらしい。その真実を突き止めるため、捜査を開始した柴山だったが、調べていくうちに…!?平凡な男子高校生と、廃墟に住む謎の変人美少女が織り成す、妄想と青春の学園ミステリ!! 【感想】
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謎の美少女マツリカと冴えない高校生の柴山の連作短編ミステリー。続編。 高校2年になった柴山、自分に価値が見出せず、いつも一人だった彼に写真部の友人たちができ、少しずつ学校に馴染んでいく。 前作より安楽椅子探偵役であるマツリカの出番が減って、柴山の学園生活中心に書かれている。 マ...
謎の美少女マツリカと冴えない高校生の柴山の連作短編ミステリー。続編。 高校2年になった柴山、自分に価値が見出せず、いつも一人だった彼に写真部の友人たちができ、少しずつ学校に馴染んでいく。 前作より安楽椅子探偵役であるマツリカの出番が減って、柴山の学園生活中心に書かれている。 マツリカの謎はまだ明かされず、続編がありそうだ。 (図書館)
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前作を読んでから大分経ってしまったので、どんな話だっか忘れてしまい、マツリカさんってこんなに女王様だったかなと驚きながら読みました。最後は私も柴山くん同様に騙されました…。マツリカさんはやっぱりマツリカさんだったけれど、どこの誰かは謎に包まれたまま。それにしても、エロい描写が多くてドキドキしました。
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柴山祐希、高校二年生。 彼には、人に言えない秘密がある。 実は、学校の近くにある廃墟ビルに住み、望遠鏡で学校を観察している美少女・マツリカさんに命じられて、学校の怪談を調べていた。 新学期を迎え、なかなかクラスになじめない柴山の下に、『一年生のりかこさん』の怪談話が舞い込んでくる。 一年生の時に自殺をした彼女は、学校に未練を残していて、ときどき霊になって現れるらしい。 その真実を突き止めるため、捜査を開始した柴山だったが、調べていくうちに…!? (アマゾンより引用) 面白かった~ マツリカさんの正体も分かったし(o`∀´o) スラスラ読んじゃった(o`∀´o) 満足
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謎の美少女マツリカさんと柴犬の学園生活の謎解き、続編。今作では最初からある幽霊話しとマツリカさんの正体もわかり…?時々主人公の内向的思考にいらいらした時もあるけど、写真部のみんなも良くて続編があってもいいなあ〜
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マツリカシリーズ2作目。 『~サンドリヨン』以降、キャラクターも展開も一定過ぎる。 そのパターンがつまらないわけではなく、ミステリとしても程度が低くないので、読むのをやめようとは思わないが、さすがに読み弛んだ。デビューのインパクトから、停滞してしまっている。 特に、本シリーズは酉...
マツリカシリーズ2作目。 『~サンドリヨン』以降、キャラクターも展開も一定過ぎる。 そのパターンがつまらないわけではなく、ミステリとしても程度が低くないので、読むのをやめようとは思わないが、さすがに読み弛んだ。デビューのインパクトから、停滞してしまっている。 特に、本シリーズは酉乃シリーズより甘ったるさが抑えられておらず、なにを読んでいるのか分からなくなる。 ベースは好きなので、次回以降に期待。 2+
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「立ち尽くしたま、メープルに濡れた彼女の指を眺める。綺麗にする。舐める? え、いいの・・・」 こういうのは嫌いじゃない‼
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このシリーズ1作前ってどんな感じだったっけ。 廃墟で暮らすマツリカさん。「僕」は日常生活のほうも楽しくなってきて、マツリカさんへの依存がなくなりかけた頃、マツリカさん自体が行方不明に。 本当にユーレイだったのか?と思いきや、最後に再会。次作も期待。
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