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もしもし、還る。 の商品レビュー

3.1

50件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2014/01/25

徐々に真実が見えてくる緻密な構成のおかげで、退屈することなく読むことが出来た。 ただ私にとっては、登場人物がどこかありきたりで、深みがないように感じた。 大掛かりな設定ほどには、読んだ後に残る中身が無い印象。 好みが分かれる作品では。

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2014/01/20

途中でこれは映画の『主人公は僕だった』的なお話なのか??と思ったら違った。 SFで非現実的なエンタテインメントのようで、かなり現実的。私はそう思った。エンディングも良いと思う。 ただ、シロの人格とかキリとの関係とかが好きじゃないので星は2つ。残念。

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2014/01/03

さくっと読み終わった。 クロスカッティング(っていうのかな…)で現在?と過去の話が交互に語られていくんだけど、読み始めはイマイチよくわからなかった(^^;; 読後感もイマイチすっきりしない感じはあるかなぁ。

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2013/12/10

前半に、ばらまいた小さな伏線を過去と現在からめて回収するのは見事だけどキャラクター薄っぺらくて描写が物足りないかも

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2013/11/21

「私を知らないで」がすごく良かったので、著者の違う作品もと思い、手に取る。 気がついたら、砂漠の電話ボックスに閉じ込められるというトリッキーな設定。トリッキー系は感情移入しずらく苦手なんだよな。 主人公の何か欠落しているのではと思うほどのクールさや、客観視し困難な状況でも淡々と...

「私を知らないで」がすごく良かったので、著者の違う作品もと思い、手に取る。 気がついたら、砂漠の電話ボックスに閉じ込められるというトリッキーな設定。トリッキー系は感情移入しずらく苦手なんだよな。 主人公の何か欠落しているのではと思うほどのクールさや、客観視し困難な状況でも淡々と話が進んでいく様は著者味を感じる。 「ぐるぐる」と「さらさら」

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2013/10/25

★★★☆☆ 驚愕シチュエーションのSF 【内容】 異様な暑さに目を覚ますと、「僕」は砂漠にいた。そこへ突如降ってきたのは、ごくごくありふれた電話ボックスだった。 【感想】 "朝起きたら砂漠にいた。空から電話ボックスが降ってきた"って脅威の設定から始まります。...

★★★☆☆ 驚愕シチュエーションのSF 【内容】 異様な暑さに目を覚ますと、「僕」は砂漠にいた。そこへ突如降ってきたのは、ごくごくありふれた電話ボックスだった。 【感想】 "朝起きたら砂漠にいた。空から電話ボックスが降ってきた"って脅威の設定から始まります。 設定のすごさに前半は読むのが止められません。 が中盤でちょっとネタバラシがあったくらいからダルくなります。 でも後半は一気に盛り返します。 要するにちょっと詰め込みすぎだったので、逆に単調になってしまったのでしょう。 あと、どうもキャラが立たないんだよな。全員著者の頭のなかの人って感じで同じ造形です。 『フォーン・ブース』のような設定なので、映像化したら面白いと思います。連ドラだな。毎週驚きを作れるし。 主演は森山未來さんか山田孝之さんかな。 【引用】 悪意のないお節介ほどたちの悪いものはない。それは時として悪魔のような独裁者よりも手強いのだ。

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2013/10/17

文体が苦手(ノーベル文学賞候補と言われ続けている作家に似ている)。主人公に同情もできず、果たして現世に戻れるのか否かにしか興味がなかった。読後感よろしくない。

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2013/10/14

星3.5っていうのが自分の評価でした。白河作品の長編はステレオタイプな父親・母親像が多くて作品数が多いわけではないのにちょっと飽きてしまいます。でもボートの上の女性が誰かっていうのがわかったときはちょっと鳥肌立ちました。話の展開は面白いので、キャラクターがネガティブなときの辻村作...

星3.5っていうのが自分の評価でした。白河作品の長編はステレオタイプな父親・母親像が多くて作品数が多いわけではないのにちょっと飽きてしまいます。でもボートの上の女性が誰かっていうのがわかったときはちょっと鳥肌立ちました。話の展開は面白いので、キャラクターがネガティブなときの辻村作品みたいに陥らないようになってほしいなあと思いました。

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2013/10/04

白河 三兎 『もしもし、還る。』 (集英社文庫・2013年9月) SFミステリと銘打ってはいるものの、SFというほどサイエンスじゃなく、ミステリというほど謎が解かれるわけじゃなし。 リーダビリティは上々、さらに構成力もなかなか。 同世代の作家が持ってないものを持っているのは確...

白河 三兎 『もしもし、還る。』 (集英社文庫・2013年9月) SFミステリと銘打ってはいるものの、SFというほどサイエンスじゃなく、ミステリというほど謎が解かれるわけじゃなし。 リーダビリティは上々、さらに構成力もなかなか。 同世代の作家が持ってないものを持っているのは確か。 しかし登場人物すべてに共感しづらい。 書きたいことは理解できるが、こういう話にする必然性を感じない。 しかもラストはどうやってもこの着地点しかないところに無難に着地。 うーん。あと2作、読んでみよう。 65点(100点満点)。

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2013/09/29

「私を知らないで」的な作品を自分勝手に期待したせいなのだろうが、SF仕立てのミステリ小説とも呼ぶべき本作には肩透かしをくった感が否めない。「村上春樹」臭のする会話がやや鼻につくが、両親の愛情に恵まれないまま成長し世俗とのつながりに苦悩する若者の姿が活写されている。

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