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もしもし、還る。 の商品レビュー

3.1

50件のお客様レビュー

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2017/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジャンルをどう表したら良いのだろう。SF?ミステリー?その両方か。 目が覚めたら唐突に沙漠、しかもどうやら現実ではないらしい空間。ここは一体何なのか?に終始するかと思いきや、話は主人公の過去に繋がっていく。 SFな部分はどこまでも理解不能なものであり続け、しかし現実の謎に対して答えを与えていく。分断されているようですべてが繋がっているという感覚が、物語の展開とも重なり、不思議な感動のようなものを覚えた。

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2016/07/29

洒脱なキャラ、無駄のない文章、題材はキャッチ―かつエモーショナル。後半の詰め込みは圧倒される一方ごちゃっとして消化しきれなかった。再読したい。

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2016/01/11

進みがかなり早くて、スリリング。その点は好みなのですが、後半部分がうーん。主人公が目覚めるとそこは砂漠のど真ん中、そこに降ってくる電話ボックス。119番するものの、そこで自分は死んでいるのだということを告げられた上、外に出ていた左足が消失。電話に書かれたD or A.謎が謎を呼ぶ...

進みがかなり早くて、スリリング。その点は好みなのですが、後半部分がうーん。主人公が目覚めるとそこは砂漠のど真ん中、そこに降ってくる電話ボックス。119番するものの、そこで自分は死んでいるのだということを告げられた上、外に出ていた左足が消失。電話に書かれたD or A.謎が謎を呼ぶ展開に、60P程で期待値はMAXだったのですが、期待が大きすぎたのか…。最終的に鮮やかに伏線を回収してくれたので読み返しはしたいです。題名は「帰る」ではなく「還る」、そこから主人公のその後を考えるのも面白い気もします。

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2015/07/31

白河三兎の、ファンタジーミステリ。 はじまりが突拍子もなく、世界観を浸透させながら、主人公の人間性や起きたことを開示していくスタイル。 著者らしく、文章もキャラクターも現代的で、ミステリとしても丁寧、展開も強弱が上手いので、読み易い良質のエンタメといえる。 ただし、今回は「著者が...

白河三兎の、ファンタジーミステリ。 はじまりが突拍子もなく、世界観を浸透させながら、主人公の人間性や起きたことを開示していくスタイル。 著者らしく、文章もキャラクターも現代的で、ミステリとしても丁寧、展開も強弱が上手いので、読み易い良質のエンタメといえる。 ただし、今回は「著者が作り出した世界で、著者が作り上げた謎を、著者が作り上げた倫理観で解明する」という当然のことが、最後まで違和感として残り続けた。 設定やストーリーとの相性もあると思うが、好きな作家なので、こういう感触は気になる。 とはいえ、今後も読む。 3+

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2015/05/19

不思議な物語。ジャンル不明。恋愛小説? ややこしいけど、別に分からなくてもいいかな。 シロとキリの会話が微笑ましい。

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2015/04/16

目が覚めるとそこは赤い砂漠の上。 電話ボックスの中。 公衆電話の向こう側にいる人たちとのやりとりから還るべき場所を探す。 さらさらの現在とぐるぐる巡る過去から鍵を探す。 自分は誰と繋がっていたいだろう。 誰の存在が自分をこの世に繋ぎ止めてくれるのだろう。

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2015/03/30

1503 題名に惹かれて手に取りました。読み進めるとぐいぐいと世界観に引き込まれてあっという間に読破。伏線の回収が上手く、最後まで楽しめました。

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2015/03/07

タイトルに騙されるな!内容概要に騙されるな!!ふざけな会話に騙されるな!!!SF満載の設定に騙されるな!!!!憂いと諦めの塊だ!!!!!

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2014/10/21

目が覚めるとなぜか砂漠に・・・という最初から?なスタートなのに「ぐるぐる」と「さらさら」というパートが交互にあり何何?と思わされ見事に引き込まれていった。シロの悲しい過去が胸をつくけど、謎のせいかそこまでの悲壮感がなくある意味潔かった。最後もよかった。

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2014/09/21

目覚めると砂漠。服装はパジャマ。いったいどういうことだ? あらすじを読んだ誰もが、砂漠に電話ボックスって何だ、いったいこの話はどこに読者を連れていくんだと思うはず。【さらさら】というパートと【ぐるぐる】というパートが交互に進んでいき、少しずつ主人公のことが明かされていく構成。ど...

目覚めると砂漠。服装はパジャマ。いったいどういうことだ? あらすじを読んだ誰もが、砂漠に電話ボックスって何だ、いったいこの話はどこに読者を連れていくんだと思うはず。【さらさら】というパートと【ぐるぐる】というパートが交互に進んでいき、少しずつ主人公のことが明かされていく構成。どうしてこうなったのか、という読者はもちろん主人公自身も教えてほしいと願っていることが巧みにひも解かれていく。 砂漠に呑み込まれていくように、じわじわとに読むのがオススメ。

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