英文法の楽園 の商品レビュー
基本的なことが短くまとめてあって面白かった。おもしろかったのは、英語にも中間態(middle voice)ってあるということだった。The book reads smoothly. みたいな文で、能動の文だけど副詞をともなって特性をあらわす文のことを中間態というらしい。ラテン語と...
基本的なことが短くまとめてあって面白かった。おもしろかったのは、英語にも中間態(middle voice)ってあるということだった。The book reads smoothly. みたいな文で、能動の文だけど副詞をともなって特性をあらわす文のことを中間態というらしい。ラテン語とかギリシア語には中動態というのがあって、再帰(動詞の結果が行為者にかえってくる)をあらわしたりする。このほかに、不定詞と動名詞を目的語にとる動詞のちがいも分かりやすかった。不定詞はtoがつくことからもわかるように、方向・目的をあらわし、動名詞は現実・成立したものを表す。だから、remember to lock the door(ドアに鍵をかける(そうする未来の)ことを覚えておく)と、remember locking the door(ドアに鍵をかけた(そういう事実)を覚えているとなる。cannot help -ingが「思わずしてしまう」、give up buying the carは×で、give up the idea of buying the carとなるのは、give upできるのは「すでにやっていること」と説明があって、わかりやすい。
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新聞の連載まとめ。 英文法のニュアンスが分からないから、日本人が英語が苦手。だから、そういう解説をしようという趣旨。 たしかにその趣旨で書かれているが、正直ちゃんとした英文法の本を読んでれば一回は聞いたことある話。 今更感は強い、
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本質的な疑問やちょっとした言い回しの意味合いなど、英語に関心を持つ人々の質問に対し、良質な例文で解説を進めるスタイルは、読み易く、頭にすっと入っていく。教育現場で、こうした英語の教え方が取り入れられれば、理解力促進に効果あり。
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もともとは新聞の英文法コーナー(?)に寄せられた質問への回答集で、見開きで分かりやすく説明されている。例文の量もちょうどよく、とても読みやすい。質問の内容は中学英語から大学受験英語までに関するもので、英語の奥深い部分をついたものが多い。例えばhairとhairsの違いは何か、「...
もともとは新聞の英文法コーナー(?)に寄せられた質問への回答集で、見開きで分かりやすく説明されている。例文の量もちょうどよく、とても読みやすい。質問の内容は中学英語から大学受験英語までに関するもので、英語の奥深い部分をついたものが多い。例えばhairとhairsの違いは何か、「仮定法未来」にshouldを使う理由、命令文に主語がある場合、など。大学の英語学関連の書籍は、いくら入門書と言ってもやっぱり最後まできっちり読むのは大学生とか英語の先生だろうけど、この新書は万人が読める。 おれがこの本で覚えておきたいことを書き出す。まずMay I have a moment of your time?(p.29)という表現は使ったことなかった。進行形でalwaysを伴って話者の苛立ちを表す、というのは大学英文法でよく出てくるが、have toやmustで似たようなことを表すというのは知らなかった。というかこの2つは語用論的にそういった意味が生じる、ということだろうけども。例えばJust as the situation got very delicate, Kelly had to put his foot in it.の後半、「ケリーのやつがヘマをしやがって」(p.43)のように訳せたかどうか、おれは怪しい。portionという単語は知っていても使えない単語だったが、用例がたくさん載っているので、使える英語にしたい。Give me a smaller portion, please.(私はちょっとでいいから)(p.53)のような表現は便利だと思う。this manというのが出てきて、「語りのなかで初出のものを導入するときにいきなりthisを用いる」(p.81)というのは正直気付かなかった。Then this woman came up to me...で「ある女性が」と訳せるかどうか。「~を日本語で何といいますか」はバカの1つ覚えでHow do you say ~かWhat do you call ~しかおれは使えないが、What's the word for "weasel" in Japanese?(p.181)もシンプルで使える表現だなと思った。speak ill of ~というイディオムが「ひじょうに古い表現」(p.188)で、ふつうにsay bad things(badly) about ~がいいとか、アメリカ人はbad-mouth Aなんて表現を使う、というのは、いわゆる受験イディオムを探せば他にも色々あるんだろうし、確かそういうのを集めた本もあったはずだから、機会を見つけて勉強したいと思った。 というように、自分の知らないこと、使えそうなことなどいろいろ探しながら読むのは面白く、まさに「楽園」という感じだった。(15/07/12)
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面白かった。東京新聞のコラムからの抜粋のようだが、日頃思っている英文法が違う解釈で使われるとか、ヘェ〜なるほどと思う英文がたくさんあった。続編を希望します。
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雑学的な話が好きなので、mustとhave toの使い分けとか、shouldとneed toとか興味を惹かれました。面白かった! でも、英語を教えてる塾講師の人に「~って、こういうことなんですね、面白いですね!」と報告したのに、「まぁ、そういうところに拘ってもね」と一刀両断されて...
雑学的な話が好きなので、mustとhave toの使い分けとか、shouldとneed toとか興味を惹かれました。面白かった! でも、英語を教えてる塾講師の人に「~って、こういうことなんですね、面白いですね!」と報告したのに、「まぁ、そういうところに拘ってもね」と一刀両断されてちょっとショック……。 言葉が面白いのは日本語も英語も一緒なのね、と面白さを共有してもらいたかったのに、なんか残念。 別に役になんか立たなくても、言葉というか表現が時代とともにどんどん変化していくこととか、同じような日本語訳になっちゃう文でも実はニュアンスに違いがあることとか、私には面白かったです。
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たまたま春に本屋で目にとまり購入。読み物としても面白いし、中学生・高校生に英語を教えるときに役立ちそう。
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英文法というとイディオムや仮定法などめんどくさいイメージがあるが、これは主に口語英語の語法に注目して105の項目を取り上げたもので、元が一般向けの新聞のコラムということもあり読みやすい。柏野健次著「英語語法レファレンス」を底本としたと思われる記事が多いとの指摘もあるが、あちらはも...
英文法というとイディオムや仮定法などめんどくさいイメージがあるが、これは主に口語英語の語法に注目して105の項目を取り上げたもので、元が一般向けの新聞のコラムということもあり読みやすい。柏野健次著「英語語法レファレンス」を底本としたと思われる記事が多いとの指摘もあるが、あちらはもはや専門書の範疇となるため、それを一般人向けに書いたという面では評価できる。
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英文法の体系は意識しながらも、それぞれの項目が簡潔にわかりやすく説明されていて、気軽に学習できる英文法の読み物。 日常生活の中でイメージできる、長すぎず短かすぎない例文により、本当に楽しく理解できる。 ためになる良い本だと思う。
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[図書館] 読了:2013/11/2 英文法の楽園 [新聞のヘッドライン] oust 追い出す rebut 反論する vie 競う bid 獲得しようと努力する (at the auction) covet 熱望する accede 応じる mar 妨げる curb 抑制する ...
[図書館] 読了:2013/11/2 英文法の楽園 [新聞のヘッドライン] oust 追い出す rebut 反論する vie 競う bid 獲得しようと努力する (at the auction) covet 熱望する accede 応じる mar 妨げる curb 抑制する [名詞+名詞] peace talks(和平会談) peaceful talks(穏やかな会談) mud house (泥でできた家) muddy house (泥だらけの家) salt water (海水、潮水) salty water (塩からい水) p. 29 May I have ~? が出てきた〜。ソレイシィ氏の著書と同じ。懐かしい。 p. 32 Shall I ...? を未だに教える学校英語の罪。「実践日本人の英語」で、I will meet my friend there. を見た後だから、ほんとにひどいなぁ、と思う。 shall は「保証のshall」と呼ばれ、「あなたが望めば、私は確実にそうすることを保証しますが、そうなりましょうか?」という形でお伺いを立てている。 代わりにアメリカ人が使うのは、 Should I ...? Do you want me to ...?
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