1,800円以上の注文で送料無料

大栗先生の超弦理論入門 の商品レビュー

4

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2017/09/20

この本は現代物理学理論において注目されている超弦理論について書かれた本です。 そもそも超弦理論とは直感的に言ってしまえば、物質を構成する最小単位である素粒子を点ではなく弦であると考えましょうという理論です。 現代物理学にはこの世の中に存在する力を1つの数式で表すという大きな目...

この本は現代物理学理論において注目されている超弦理論について書かれた本です。 そもそも超弦理論とは直感的に言ってしまえば、物質を構成する最小単位である素粒子を点ではなく弦であると考えましょうという理論です。 現代物理学にはこの世の中に存在する力を1つの数式で表すという大きな目標があります。そのためには重力理論と量子力学を融合させる必要があります。しかし、それには数学的な困難が多々あります。 なぜ超弦理論が注目されているのかというと、素粒子を”弦”と考えることで”点”の時にはうまくいかなかった計算が上手くいくことがわかってきたからです。 そんな超弦理論についてその歴史に沿って書かれているのが本書です。 個人的には第9章「空間は幻想である」が印象に残っています。超弦理論の発展によって”空間”が”温度”のような二次的な概念であるということがわかったという点が目から鱗でした。 超弦理論についてその歴史に沿って学んでいきたい方には良い本だと思います。 ちなみに数式はほとんどなかった印象です。購入の際の参考になれば幸いです。

Posted byブクログ

2017/06/07

超弦理論を判りやすく説明していて流石です。難しい数式もほとんど使わず、図解を駆使して概念を説明しているので、ちょっと物理や数学は苦手…という人も手に取りやすい&理解しやすいかと。 研究の当時の熱気含めて書かれてるので、そういう現場の雰囲気含めて堪能しました。 (ちょっと古い本にな...

超弦理論を判りやすく説明していて流石です。難しい数式もほとんど使わず、図解を駆使して概念を説明しているので、ちょっと物理や数学は苦手…という人も手に取りやすい&理解しやすいかと。 研究の当時の熱気含めて書かれてるので、そういう現場の雰囲気含めて堪能しました。 (ちょっと古い本になりますが、はじめての〈超ひも理論〉 (講談社現代新書)を併せて読むと、ブルーバックスの方ではサラッと「知ってますよね」前提で書かれてる辺りを補完しながら、宇宙論との関係など理解してさらに読み込めるかと)

Posted byブクログ

2017/03/24

かなり難しい現在の素粒子物理学の内容をわかりやすく解説していると思う。とはいえ後半は少し消化不良だった。少し時間をおいて再読したい。

Posted byブクログ

2016/01/06

「なぜ、点ではいけないのか。点とは部分を持たないものである。」で始まる、物質の最小単位・サイズ・形状をめぐる超弦理論が展開する挑戦の物語。夏休みから秋にかけてのお薦めの一冊。

Posted byブクログ

2015/12/25

講談社科学出版賞受賞。物質の基本は「点」ではなく「ひも」とする超弦理論。重力理論と量子力学の統合にはなぜ「ひも」が必要なのか?

Posted byブクログ

2015/06/01

「超弦理論」、別名を「超ひも理論」。物質の最小の単位は「弦」=「ひも」である。 私達は普段空間を3D=「3次元」だと知覚していますが、実は9次元? 物質の最小単位を扱う素粒子論(標準模型)とアインシュタインの特殊・一般相対性理論を統合する究極の理論候補「超弦理論」の入門書。数式が...

「超弦理論」、別名を「超ひも理論」。物質の最小の単位は「弦」=「ひも」である。 私達は普段空間を3D=「3次元」だと知覚していますが、実は9次元? 物質の最小単位を扱う素粒子論(標準模型)とアインシュタインの特殊・一般相対性理論を統合する究極の理論候補「超弦理論」の入門書。数式が苦手な貴方に読んで頂きたい一冊です。

Posted byブクログ

2015/05/21

一般読者に向けて書かれた,超弦理論の解説書. 最先端の理論を非常に明快に解説しており,素晴らしい. 特に弦理論および超弦理論で扱う空間次元がそれぞれ25次元と9次元 になることは,やや厳密性を書くとはいえ,数式で求めており, 関心した.専門書にははるかに及ばないのでしょうが, 一...

一般読者に向けて書かれた,超弦理論の解説書. 最先端の理論を非常に明快に解説しており,素晴らしい. 特に弦理論および超弦理論で扱う空間次元がそれぞれ25次元と9次元 になることは,やや厳密性を書くとはいえ,数式で求めており, 関心した.専門書にははるかに及ばないのでしょうが, 一般人向けとしては,これ以上のものは望めないのではないだろうか. 最先端の物理の世界を味わってみたい全ての人にお勧めです.

Posted byブクログ

2015/05/01

ニュートン力学、量子力学までは、何とかおぼろげながら理解できたつもりだが、全ての現象を説明できる統一理論の構築過程で出現した矛盾点を解消すべく、超弦理論が出てきたのだということだろう.でも、この様な難しいことを真剣に考えている科学者がいることも驚きだ.電磁場と金融市場の類似性の説...

ニュートン力学、量子力学までは、何とかおぼろげながら理解できたつもりだが、全ての現象を説明できる統一理論の構築過程で出現した矛盾点を解消すべく、超弦理論が出てきたのだということだろう.でも、この様な難しいことを真剣に考えている科学者がいることも驚きだ.電磁場と金融市場の類似性の説明は明快だった.

Posted byブクログ

2015/01/19

超弦理論(超ひも理論の方が有名かも。)が10次元 時間を除けば9次元でしか成り立たないということは、他の啓蒙書に書かれていたけれど、その根拠を示しているものは見かけなかった。 まさか、オイラーの公式 1+2+3+4+ ......=-1/12が関係していたとは!

Posted byブクログ

2014/10/04

超弦理論に詳しくなりたくて、個人的に大傑作だと思う「重力とは何か」を書いた大栗先生の本ということもあり、喜び勇んで読んだのだが、ちょっと難しかった。 素人にも分かるように色々と工夫されているのだが、理解が追いつかなかった。いつかもう一度チャレンジしてみたい。

Posted byブクログ