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新参者 の商品レビュー

4.3

474件のお客様レビュー

  1. 5つ

    187

  2. 4つ

    200

  3. 3つ

    51

  4. 2つ

    8

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2023/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

加賀シリーズの中でもお気に入り。 下町の個性ある人々の些細な問題を解決しつつ、実は本件の解決繋がっている。 加賀さんの人柄の良さや、それぞれの人間味あるお話しが楽しかった。

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2023/08/11

日本橋で女性が殺された。 着任したばかりの加賀恭一郎刑事が、街に暮らす人々に聞き周り、事件の現場に残された手がかりをもとに聞き込みを行っていく。煎餅屋、料亭、瀬戸ものや、時計屋など現場近くの店を周り、そこに潜む嘘や本音を暴いていく。加賀刑事の人に対する優しさや、真実を見抜く洞察力...

日本橋で女性が殺された。 着任したばかりの加賀恭一郎刑事が、街に暮らす人々に聞き周り、事件の現場に残された手がかりをもとに聞き込みを行っていく。煎餅屋、料亭、瀬戸ものや、時計屋など現場近くの店を周り、そこに潜む嘘や本音を暴いていく。加賀刑事の人に対する優しさや、真実を見抜く洞察力に驚かされる。話も1話ずつその店の内情など事件と関係ないようなことから手がかりに繋げていく刑事の執念はすごい。2023年8月11日読了。

Posted byブクログ

2023/07/25

めちゃくちゃ良かった! これまで読んできた東野圭吾さんの作品の中でも一番かもしれない。満員の通勤電車の中で揉みくちゃになりながら読むにはあまりに勿体無い作品でした。 日本橋署に赴任してきた加賀が殺人事件を追いながらも舞台の中心となった人形町で関わった人達とその家族の問題までも...

めちゃくちゃ良かった! これまで読んできた東野圭吾さんの作品の中でも一番かもしれない。満員の通勤電車の中で揉みくちゃになりながら読むにはあまりに勿体無い作品でした。 日本橋署に赴任してきた加賀が殺人事件を追いながらも舞台の中心となった人形町で関わった人達とその家族の問題までも一つずつ解決していくというお話しです。 推理小説というよりも心温まる人情物語でした。

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2023/07/18

再読。 各章に出てくる小さな矛盾や謎を解いていくと、本筋の大きな殺人事件の解決につながる構成。 各章の謎は小粒でも、エピソードがしっかりしていて読み応え十分。 多くの章で、結果、家族の優しさや絆が確認できて切なくなったり暖かい気持ちになった半面、最終章のあまりにも自己中心的な犯行...

再読。 各章に出てくる小さな矛盾や謎を解いていくと、本筋の大きな殺人事件の解決につながる構成。 各章の謎は小粒でも、エピソードがしっかりしていて読み応え十分。 多くの章で、結果、家族の優しさや絆が確認できて切なくなったり暖かい気持ちになった半面、最終章のあまりにも自己中心的な犯行理由(その犯行理由を作った原因にも)に怒りを感じ、被害者の、謎に思われた行動理由を考えるとやるせない。 主人公である加賀恭一郎の、飄々としつつ、一見、変り者にも感じるが、その裏にはきちんとした理由や根拠を持ち、殺人事件の解決だけでなく「刑事の仕事はそれだけじゃない。事件によって心が傷つけられた人がいるのなら、その人だって被害者だ。そういう被害者を救う手だてを探し出すのも、刑事の役目です」というキャラクターが好感触。

Posted byブクログ

2023/07/18

事件を解決するために色々な人から情報を取るが、事情があって本当のことが隠されたり、本当だけど思ったのと違ったり、そんな情報に遠回りさせられつつも、少しずつ真犯人に辿り着く。 聞き込みをする人たちにはそれぞれのバックグラウンドがある。特に親子の関係。親への思いやりだったり、子ども...

事件を解決するために色々な人から情報を取るが、事情があって本当のことが隠されたり、本当だけど思ったのと違ったり、そんな情報に遠回りさせられつつも、少しずつ真犯人に辿り着く。 聞き込みをする人たちにはそれぞれのバックグラウンドがある。特に親子の関係。親への思いやりだったり、子どもの甘やかしだったり、確執だったり、決別だったり。 最後は上手くできすぎている。加賀が、そのような情報から事件を紐解くだけでも凄いのに、さらに人の心のわだかまりもキュアして行く。凄いヤツ。

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2023/07/14

下町を舞台に風情溢れる人間模様。親子、夫婦、師弟それぞれの葛藤が描かれ、肝心の事件は本筋ではない。一見、犯人ぽく見えるのは人の優しさゆえ。新参者の加賀刑事がそれぞれの事情も、事件も飄々と解決していく様にスッキリとした気分になります。バラバラの話も繋がってくるところはいつもながらお...

下町を舞台に風情溢れる人間模様。親子、夫婦、師弟それぞれの葛藤が描かれ、肝心の事件は本筋ではない。一見、犯人ぽく見えるのは人の優しさゆえ。新参者の加賀刑事がそれぞれの事情も、事件も飄々と解決していく様にスッキリとした気分になります。バラバラの話も繋がってくるところはいつもながらお見事です。大好き度❤️❤️

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2023/07/11

読んだのが10年前なので、やや記憶が曖昧だが、キャラ、街や店などの描写、ストーリー全て良くて、読み終わるのが惜しかった。 「赤い指」までの重厚な加賀とは雰囲気が違う気がした。例えて言うなら浅見光彦風。というのも曖昧な記憶。再読してみたい。

Posted byブクログ

2023/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編のような構成で全ての物語がつながっていくのが新鮮でした。 東野圭吾作品では、読むたびに新しい読書体験があるので毎回驚きがあります。 新参者は人情、絆がテーマと本の帯にある通り暖かい物語が多かったです。 いつか人形町を歩いてみたいと思える作品でした。

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2023/06/26

人形町で起こった一件の殺人事件。 その捜査の過程で、着任したばかりの刑事加賀は、捜査関係者の抱える様々な問題に対し、絶妙なバランス感覚で、程よく立ち入り、周りの人間の浮気、嫁姑など諸問題を解決しながら、事件の真相に迫っていく。 実際の現場の人間からしたら、そんな奴いるか、という内...

人形町で起こった一件の殺人事件。 その捜査の過程で、着任したばかりの刑事加賀は、捜査関係者の抱える様々な問題に対し、絶妙なバランス感覚で、程よく立ち入り、周りの人間の浮気、嫁姑など諸問題を解決しながら、事件の真相に迫っていく。 実際の現場の人間からしたら、そんな奴いるか、という内容なのだろうが、推理小説でありながら、短編の人情小説でもあり、その人情が様々な伏線となる興味深い作品であった。

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2023/06/23

再読です。 この辺りから【加賀恭一郎】の新しい顔が表現されていてますます惹かれます。 4年前に【加賀恭一郎シリーズ】を完読したのに再度楽しめる至福の時です。

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