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カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生 の商品レビュー

3.7

55件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2013/09/14

2013.9.14読了。毒に満ちたディテール、痛々しいキャラたちにニヤリとさせられる。面白い、でも怖い作品。固有名詞の選び方が秀逸。表題作が一番完成度が高いと思ったが、個人的にはちょっと甘めのマッシュアップの作品が好き。春と修羅の引用含め。

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2013/09/14

わー、これは痛い。サブカルくずれのだめな感じがよく出ている。冒頭ピチカート・ファイヴのスウィート・ソウル・レビューから始まるあたりなんか絶妙。 でも、最後みんな自分自身とちゃんと向き合ってるのは、まだ優しい。たぶん、こじらせたらこじらせっぱなしっていう救いのない結末が本当のところ...

わー、これは痛い。サブカルくずれのだめな感じがよく出ている。冒頭ピチカート・ファイヴのスウィート・ソウル・レビューから始まるあたりなんか絶妙。 でも、最後みんな自分自身とちゃんと向き合ってるのは、まだ優しい。たぶん、こじらせたらこじらせっぱなしっていう救いのない結末が本当のところじゃないだろうか。

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2013/09/06

いかにもサブカルっぽい絵だけれど、内容が…笑って済まされないところにいる自分と重なって、エグられた気分。 皆模索しているのですね…今現在どう動いていいのか模索している自分には、大きく響きました。

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2013/09/05

エグラレタ。自意識ってやつは、サブカル方面だろうが、読モ方面だろうが、たいへんに痛々しいものですな。タイトルの情報量にわらた。

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2013/09/03

希望、挫折。悲劇、喜劇。光と影。それらはつねにすでに表裏一体であったりする。 …… 「コレ読んでみて」と手渡された本。 「面白いんで」「心に何も残んない」的な前フリをもらっていたせいか、かなり油断して読んでいました。ノーガードの私の心に突き刺さってくる。 これはもう、深い文学性...

希望、挫折。悲劇、喜劇。光と影。それらはつねにすでに表裏一体であったりする。 …… 「コレ読んでみて」と手渡された本。 「面白いんで」「心に何も残んない」的な前フリをもらっていたせいか、かなり油断して読んでいました。ノーガードの私の心に突き刺さってくる。 これはもう、深い文学性が広がっているではないですか! 読後、肩で息をするような、二度と浮かばない沈む夕日のような感覚に包まれました(ちょっと誇張しました)。 どのように生きたって本源的には構わないけれど、本作の登場人物らの生きざまはとにかく無骨で、それでいてどこか妙なリアリティがある。このもやっとしたような、むわっとしたような読後感は何でしょうか。 ショートストーリが何篇か収載されています。目次の一部を挙げちゃいましょう。 ・ダウンタウン以外の芸人を基本認めていないお笑いマニアの楽園 ・空の写真とバンプオブチキンの歌詞ばかりアップするブロガーの恋 ・テレビブロスを読む女の25年 本や漫画本なんて、インクの踊ったただの紙の束のはずですが、こいつが影響を及ぼす。刺激を与えてくるわけです。 同氏の別の著作も読みたくなってきました。

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2013/08/21

今のサブカル界のトレンドはこういう本を読んで「あれ超おもしろいよねー!もう読んでて自分に超刺さったw」とか言うこと。と感じた自分も、それと同じ穴の狢なのでなんていうか喜怒哀楽のどれにも当て嵌まらない気持ちに襲われました。所々男性目線だなーと感じるところがあったので、男性の方がより...

今のサブカル界のトレンドはこういう本を読んで「あれ超おもしろいよねー!もう読んでて自分に超刺さったw」とか言うこと。と感じた自分も、それと同じ穴の狢なのでなんていうか喜怒哀楽のどれにも当て嵌まらない気持ちに襲われました。所々男性目線だなーと感じるところがあったので、男性の方がよりしっくりくるのではないでしょうか。

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2013/08/21

キャラクターの本棚に詰まったCDとか、セントジェームスのタグのめくれなど、細部へのコダワリに感動した。タイトルが素晴らしい。

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2013/08/19

この苦しみを知っているのと知らないのでは雲泥の差でしょう。そう、誰かに指摘して欲しい。(特典CDがめっちゃよかったです。)

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2013/08/12

歌手、お笑い芸人、シンガーソングライターになりたいサブカル系男女の非現実さを描いた短編集。個人的にこじらせ系漫画やエッセイを好んで読む事もあり、既視感があったのは否めないのですが、ここまで遠慮がないと清々しさすら感じます。何者かにならなければいけない…そんな自意識にまみれた使命感...

歌手、お笑い芸人、シンガーソングライターになりたいサブカル系男女の非現実さを描いた短編集。個人的にこじらせ系漫画やエッセイを好んで読む事もあり、既視感があったのは否めないのですが、ここまで遠慮がないと清々しさすら感じます。何者かにならなければいけない…そんな自意識にまみれた使命感にかきたてられている若者に一読頂き、現実を知る参考書にしていただきたいですね。90年代的な小物使いやパロディも笑えます。しかし、いつからサブカル系は痛いとカテゴライズされるようになっちまったんだろうか。

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2013/08/11

全編通してクスクス笑いながらも他人事とは思えない痛快な一冊。私もこんな似たような時期あったわ。。恥ずかしい。。

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