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週末は彼女たちのもの の商品レビュー

3.6

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2024/08/10

あっさりと読めます。 それぞれの感情、考えの変化を感じつつ、一歩踏み出そうという気持ちにさせてくれました。 以前から、島本先生が好きで、この本も好きなお話でした

Posted byブクログ

2024/08/06

主人公が複数いて、それぞれの物語だと思っていたら、実は全て関係していて身近な人たちの物語だった。恋に落ちる瞬間が明確に描かれている訳ではないけど、「ここで恋に落ちたな」と自分で考えながら読むのが面白かった。大人になると、頭で考えることが増えて、恋に落ちるということが分からなくな...

主人公が複数いて、それぞれの物語だと思っていたら、実は全て関係していて身近な人たちの物語だった。恋に落ちる瞬間が明確に描かれている訳ではないけど、「ここで恋に落ちたな」と自分で考えながら読むのが面白かった。大人になると、頭で考えることが増えて、恋に落ちるということが分からなくなってしまう。でも意外とそこらじゅうに転がっていて、その瞬間を自分が見落としているだけなのかもしれない。自分の感情に正直になって、心で動けるように一瞬一瞬大切に生きたい。 ✔️親たちも同級生たちも、古臭い価値観はダサい、というポーズを取りながらも、無関心に放っておいてくれるほどに開けてはいなかった。地元から出なかった彼らは、未だに十年前の教室内に関係性を引きずっている。そしてなにより腹が立つのは、自分までそこに引き戻されてしまうことだった。(p33) 地方になるにつれて人同士の関係が密接であるゆえ、他人のことが気になり噂話が多かったりと、地元の独特なコミュニティってある。それを窮屈と感じるか懐かしいと感じるかは、その人たちとの関係性と新たなコミュニティを持っているかどうか。時が経てば人は変わり、同じところ留まることはないから、それを踏まえて話すことが出来ればもっと気楽にいられるのに。隣の芝生が青いかどうか、品定めをされているみたいだ。 ✔️「様子、見に行ってもいいよ」 顔を上げると、彼は優しい目をしていた。迷っている私を残して、彼は道路へ飛び出すと、タクシーを止めた。そのすっとした後ろ姿を見て決心がついた。(p153-154) 自分の気になる人を元彼に会わせようとするのは相手を想うからこその行動で、それを意図も簡単に出来てしまう寛大な心がすごく素敵だと思う。普段、正面を見て接するかた後ろ姿を見る機会は意外に少なく、ふとした瞬間に見た時に感じることってある。姿勢、背中、つむじ、、、。正面をどんなに着飾っていても、後ろ姿にその人の素が見えたりと何気ない姿にときめいたり。表面だけじゃなく中身も見て素敵な人に出会いたい。

Posted byブクログ

2024/07/26

行間が広くて、なんか変わってるなと思ったら、LUMINEの広告連載だった。 さらさらーっと読めるしちょっとキラキラしてて、程よく楽しい本だった。

Posted byブクログ

2024/07/17

煌びやかな雰囲気の中描かれる彼女たちの恋愛模様。 ショートショートで、1話1話はとっても短いけれど、連作短編集なので群像劇を見たような読後感。 特に好きなのがyourdays 恋人と住んだ家を出て新たな人生を始める女性の心境に希望を感じるし、共感する。 こういう時に思い出す母の...

煌びやかな雰囲気の中描かれる彼女たちの恋愛模様。 ショートショートで、1話1話はとっても短いけれど、連作短編集なので群像劇を見たような読後感。 特に好きなのがyourdays 恋人と住んだ家を出て新たな人生を始める女性の心境に希望を感じるし、共感する。 こういう時に思い出す母の愛の偉大たること… "ダブルベッドや大きな冷蔵庫は持てなくても、大事にされた記憶なら宇宙へだって持って行ける。" “自分らしくない気まぐれは、たいてい予想外の幸運よりも、予定内の不快をもたらす。“

Posted byブクログ

2024/07/14

島本さんらしいショート連作。全く作品とは関係ないけれど、本気の恋愛は東京でするものなのか、地方でできるものなのか、少し疑問に思う。

Posted byブクログ

2024/07/06

あとがきで「クッキー缶のようなショートストーリー」っていう言葉があったけど、本当にそんな感じの小説。ドラマチックなお話で、寒くなってきたこの時期に読めてよかった。

Posted byブクログ

2024/05/03

恋愛系の短編集だけど全て繋がっている。それそれが幸せになれるといいけど、難しいもの。すこしだけ涼しくなった頃に。

Posted byブクログ

2024/03/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ザ・島本理生さんだなぁと思った。短編だけど繋がっているところも。正直、主人公に共感できるあのいつもの感じは少なかった。私がまだその年に追いついていないからだと思うけれど。でも、柏木さんのことは、ずるいなぁ卑怯だなぁって思うのに近くにいたら私も好きになっちゃいそう。笑 相関図を自分で書きながらもう一度読みたい作品。

Posted byブクログ

2024/03/16

短編集かと思ったら、全部繋がっている。 物語の主役がころころ変わるので、頭の中で整理できない私にはいまいち入り込めなかった。 相関図書くといいかも。

Posted byブクログ

2024/03/16

言葉ひとつひとつが好み! 登場人物が多くて、相関図書いたのも楽しかった◯ 間違ってない方が大事なものを失うこと、 「自分らしくない気まぐれは、たいてい予想外の幸運よりも、予定ないの不快をもたらす。」、 「向かい合ったときだけじゃなく後ろ姿もぜんぶ、私は君のことが好き」、クッキー...

言葉ひとつひとつが好み! 登場人物が多くて、相関図書いたのも楽しかった◯ 間違ってない方が大事なものを失うこと、 「自分らしくない気まぐれは、たいてい予想外の幸運よりも、予定ないの不快をもたらす。」、 「向かい合ったときだけじゃなく後ろ姿もぜんぶ、私は君のことが好き」、クッキー缶のようにショートストーリーがたくさん詰まった文庫本、 「今宵、できるだけ多くの人が美しい夜に巡り会えますように。」

Posted byブクログ