1,800円以上の注文で送料無料

やわらかなレタス の商品レビュー

3.9

100件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/11/09

たべることのむことのよろこびを呼び覚まされるような内容でした。ほかにも色々かかれてたはずなのだけど。気になった一節、「私にとって分数は、全体量がわかっているときにだけ意味を持つものだ。」は、まったく正しい!…どなたか教えてさしあげて。

Posted byブクログ

2013/11/09

すこし前のことになるけれど、ふいに空港で2時間ほど待つことになって、2時間もあるなら本が読みたい。 しかし、妥協はしたくない。 ということで、空港の狭くて小さい本屋さんを水族館の魚の如くグルグルグルまわり、熟考に熟考を重ねて手にした一冊。 失敗したくない。ガッカリしたくない...

すこし前のことになるけれど、ふいに空港で2時間ほど待つことになって、2時間もあるなら本が読みたい。 しかし、妥協はしたくない。 ということで、空港の狭くて小さい本屋さんを水族館の魚の如くグルグルグルまわり、熟考に熟考を重ねて手にした一冊。 失敗したくない。ガッカリしたくない。という重いが強くて、村上春樹と柴田元幸、よしもとばなな以外の小説は強く避けてきた読書遍歴があり、なかなか他の作家さんに手を出せずに来た。 そんな中、空港での2時間待ちと狭い本屋さんが背中を押してくれて、以前から気になっていた江國さんの本を手にしたのでした。 そういえば、この「やわらなかレタス」というタイトルが好きで何度も本屋さんで立ち止まったこともあって、記念すべき江國さんデビューの一冊目が決まった。 それもエッセイであった。 いきなりのエッセイ。笑 エッセイというのはある程度のファン心理があってこそ面白いもののような気もしなくないが、とにかくタイトルと表紙が気に入ってしまったのだから仕方がない。 それにこの地点でもう30分は消化されていて、残りの待ち時間は僅か1時間半。迫るタイムリミット。これではゆっくり読書に浸る間もなく待ち時間終了か〜 ということで残りの1時間半はスタバでコーヒーを買ったりしつつ、のんびりエッセイに没頭できたのでした。 とてもいいエッセイだったと思います。 もう読み終わったのが少し前のことなので、記憶が曖昧ですが、文章が瑞々しくてとても好きになれました。 さくらももこさんのような雰囲気もありつつ、ひとりの小説家の在り方そのものがやはりひとつの物語としてとても魅力的で良かったです。 今度はきちんと江國さんの書いた小説を読んでみたいと思いました。 また空港というちょっと非日常な場所でのんびり読めたのも良かったかもしれません。

Posted byブクログ

2013/11/06

どこか心地のよい場所から、そっと世界に触れているような。江國香織さんにかかると、私のそばにある世界と同じに思えない。不思議。

Posted byブクログ

2013/10/24

食べものについての仕事の気分から購入 * 江國さんのエッセイはとかく、安心するのと不安になるのが同時に、あるいは交互にやってくる。 彼女の臆病さに、世界に対してびっくりする心に、その頼りなさに不安になる。守られた場所にいるように見える感性にすこし、嫉妬する。 同時にそのみず...

食べものについての仕事の気分から購入 * 江國さんのエッセイはとかく、安心するのと不安になるのが同時に、あるいは交互にやってくる。 彼女の臆病さに、世界に対してびっくりする心に、その頼りなさに不安になる。守られた場所にいるように見える感性にすこし、嫉妬する。 同時にそのみずみずしい表現に安心する。こんな風に世界は美しい、ちゃんと観察すると、ということに毎回希望がふつふつとわいてくる。 ※ 前者にかんしては多分、彼女の臆病さに共感する自分の臆病さがむき出しになるから 、たとえば〆切りや電話、エイヤという自分へのかけ声。同時に、言葉にして、特に書き言葉にしてみることの力、特に不安や恐怖に関して、をすごくじっかんする。書くところまで自分を持ってこられるかどうかもまた問題なのだのだが、そうだとすると、江國さんの書こうとする態度はとても冷静だなと、思う。

Posted byブクログ

2013/10/15

 リスが仮死状態になるくらい寒い場所でのむ、あたたかいジュース。湯通ししためかぶが青々とすきとおる、目のさめるような瞬間。はたけのじょうとうなレタスを食べた、ピーターラビットの感動…。食べものをめぐる情景が心にしみわたる、おいしいおいしいエッセイ集。

Posted byブクログ

2013/10/13

江國香織は昔から好きで、殆ど読んでいる。今回の作品は(も?)美味しそうな食べ物がたくさん出てきて、読みながらお腹がすいた(*´ω`*)

Posted byブクログ

2013/10/10

少し涼しくなってくると、江國さんの文章を読みたくなる。 繊細に言葉に触れているところが、良い。 なんていうか、高級な料理やお酒じゃなくても、 魅力的で体(というか心?)にずっと良いたべものって、ある。 スーパーに陳列されるカップラーメンだって、 江國さんが書くとごちそうに感...

少し涼しくなってくると、江國さんの文章を読みたくなる。 繊細に言葉に触れているところが、良い。 なんていうか、高級な料理やお酒じゃなくても、 魅力的で体(というか心?)にずっと良いたべものって、ある。 スーパーに陳列されるカップラーメンだって、 江國さんが書くとごちそうに感じられるから、凄い。 ここちよい時間。

Posted byブクログ

2013/10/07

一番共感した物語は、「昭和とお砂糖」。いつも、お菓子レシピの砂糖の量は多すぎると思ってはいたが、時代とは考えていなかった。 海苔弁に炒り卵をかさねるのは、知らなかったなぁ。 江國さんの生活が垣間見えて面白い一冊でした。 果物とコールドミートが食べたい気分になりました(笑)

Posted byブクログ

2013/10/06

食べ物や飲み物のことを中心に、日常を綴ったエッセイ集です。それにしても、なんて可愛らしいんでしょッ。小説、エッセイ、童話にかかわらず、香織さんの書かれる文章には、女性の愛らしさがひっそり息づいています。香織さんはご友人と、いつかうんと年をとって、体重も体型も男性の視線もどうでもい...

食べ物や飲み物のことを中心に、日常を綴ったエッセイ集です。それにしても、なんて可愛らしいんでしょッ。小説、エッセイ、童話にかかわらず、香織さんの書かれる文章には、女性の愛らしさがひっそり息づいています。香織さんはご友人と、いつかうんと年をとって、体重も体型も男性の視線もどうでもいいと思えるようになったら、〝凮月堂〟のケーキを、全部一時にたべようと約束されているようですが、お願いですから、そんなふうにならないで下さい。

Posted byブクログ

2014/07/01

25.9.26読了。江國さん最近の小説は苦手ですが、エッセイは今でも大好き。1つの話が数ページにまとまり、読みやすい。 江國さんらしい表現、言葉でほっとする。読んでいると食べたくなる物ばかり。 あと、ご両親や妹さんの話もたくさん出てきます。あたたかな家庭に育ったかたですね。 ...

25.9.26読了。江國さん最近の小説は苦手ですが、エッセイは今でも大好き。1つの話が数ページにまとまり、読みやすい。 江國さんらしい表現、言葉でほっとする。読んでいると食べたくなる物ばかり。 あと、ご両親や妹さんの話もたくさん出てきます。あたたかな家庭に育ったかたですね。 「その土地でとれたものをその土地でたべる、というのはどうしてこんなに特別な味がするのだろう」歳を重ねるごとに強く感じます。 あとは紹介されている絵本も読みたくなりますね。

Posted byブクログ