天国旅行 の商品レビュー
『死』をテーマにした短編集。 良いなぁと思うものもあれば、あんまり・・・と思うものもあり。 この本に限ったことではないけど、短編集ではやっぱり物足りなさが残るなー。
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幽霊の話泣いた。 人の弱いところまで見てこそ本当に好きになれるって素敵。 昨日のEテレでも見たけど、弱さを恨むんじゃなくて、それでも前向きに生きるところに人の美しさが生まれると強く思うよ。
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表題作が非常に苦手な感じだった。同じ毛色なら断然「君はポラリス」派。奥さんへの恋文のはよかったな。生き死にを正面から扱うというのはむつかしいね。
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装丁が綺麗で手に取りました。 帯タイトルは 「愛の果ての、 救いを求めて。」 死をテーマにした短篇集。 富士の樹海に自殺しに向かった男の「森の奥」 駆け落ち同然で結婚した夫婦の老後「遺言」 ちいさな村で起こった不思議な出来事「初盆の客」 寝ているときの自分が侵食してくる「君は夜」 大好きな先輩が校庭で燃えた「炎」 死んだ彼女と「星くずドライブ」 一家心中でひとり生き残った「SINK」 前回読んだ絲山さんの「ニート」と言い、 なんだかこーゆーのを引き寄せてる気がする。苦笑 もしくは自分で無意識に選んでるのかなあ。 村上春樹かなんかで 生と死は対極にあるわけではなく いつも生と死は共にある、みたいなのを読んだのを思い出しました。 「森の奥」は好きだなあと思ったけど、 本多孝好の「MISSING」の短編に似たようなのが あった気がしました。だから好きなのかと。 文章が頭の中で映像になって それを鮮明に覚えているのが「炎」 きっと登場人物の心の中に焦げ付いて残る出来事であろうに それは一瞬で、恐ろしくもあり鮮やかでもあって。 あとは「SINK」 一家心中の生き残りの主人公の話。 彼の頭の中には仄暗い海底と 何故という気持ちが常に付きまといます。 他者の好奇の目や、同情心、すべてがうっとおしく感じ 拒絶をしますが でも・・・もしかしたら・・・とおぼろげな記憶を辿ります。 悲しいけど母親に包まれていると信じたい一編でした。
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死に関連した短篇集。 同じ作者か?と思うほど印象の異なる短篇集なんで作者の力量に感服する。 個人的には「遺言」がユーモアもあり好き。 ★は3.5くらいかな?という気もするけどちょいとおまけの4つで
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君はポラリスが結構はまったので今回も読んだが、全体的なテーマが死かな?と思うのに三つ目の話を読むまで確信できなかった。あとがきに全体的なテーマとして心中があると書いてあって納得。 やはり死というテーマ故暗い話やミステリアスな話が多かったが割と楽しめたと思う。 スッキリする話は少なかったが"初盆の客"はオチも決まっててよかった。 お気に入りは初盆の客。
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死・心中をテーマにした短編集。 明るい話から暗い話までいろいろだけど、 夢でみる前世に囚われた女の話が一番おもしろかった。
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ポラリスが生のための話だとしたら、 これは「死」の話。 死に向かうものたちの話。 んん、前作のほうがよかったかな。 装丁と期待に胸を膨らませて買った分、ちょっと消化不良。
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心中をテーマにした短編集。心中する者、未遂に終わる者、心中により残された者、不慮の死を迎えた者など様々な者で話が進む。心中とは、とてもエネルギーがいることなのだと思う。何がきっかけでそのエネルギーが爆発して心中に向かうのかはわからない。心中した者、残されたものどちらにも、一筋縄では解決できない思いが残る。重い題材なのに、読み始めたらぐいぐい読まされました。しをんさんのすごさを知らされました。『初盆の客』と『星屑ドライブ』が好き。
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「死」がテーマの1冊。そうとは知らず、表紙のデザインで購入して読みました。 いろんな死が書かれているけれど、解説の角田さんが書かれていたように、読んでいて逆にとても「生」を意識したように感じました。 文章がとても綺麗で、三浦さんのお話は素敵だなと思います。
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