まんが哲学入門 の商品レビュー
「まんが哲学入門」であって「まんが哲学史入門」ではない。著者の森岡正博さんの哲学思想を、まんがで表現したもの。物事をラディカルに考えることの一つの見本ではあるだろうが、それに共感できるかどうかは別の問題。彼の考え方の中で違和感を感じた部分の議論を、巻末の参考文献なども読みながら自...
「まんが哲学入門」であって「まんが哲学史入門」ではない。著者の森岡正博さんの哲学思想を、まんがで表現したもの。物事をラディカルに考えることの一つの見本ではあるだろうが、それに共感できるかどうかは別の問題。彼の考え方の中で違和感を感じた部分の議論を、巻末の参考文献なども読みながら自分なりに深めることが必要なのだろう。
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マンガにして多少わかりやすくなっているのかもしれないが、依然として自分には難しく感じた。思考の迷路にはまってしまう感じ。ただ、巻末の哲学書案内は他の哲学書を選ぶときの参考になるのでGood.
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生きるって何だろう、自分はなぜ生きているのだろう、なんのために生きているのだろう。 今まで哲学は敷居が高いと思っていたが、根源的な問いが漫画で分かりやすく書かれている。もっと早くに出会っていたかった。巻末についている初学者のための西洋哲学文献案内の中にも興味深いテーマがたくさん。...
生きるって何だろう、自分はなぜ生きているのだろう、なんのために生きているのだろう。 今まで哲学は敷居が高いと思っていたが、根源的な問いが漫画で分かりやすく書かれている。もっと早くに出会っていたかった。巻末についている初学者のための西洋哲学文献案内の中にも興味深いテーマがたくさん。自分の中の指針ができれば、生きる目的や行動の優先順位がより明確になるかなと思った。
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なんだかすっきりしない。自分にはもうちょっと突っ込んだところまで書いてあったほうがよかったと思った。 図書館で借りた。
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哲学概説を、まんがで行っているのではなくて、 まんがで、哲学しています。 素晴らしい。 (2015年07月17日)
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最近はそんなことないけど、中学生の時に「死んでしまったら全てが無になるんだ。死ぬの怖い」と毎晩想像して怖くなっていた時期があった(多分、当時図書室で読んでいた火の鳥の影響)。本書にはそのような考えについて漫画として書いてあった。 書いてある言葉は分かりやすいといえば分かりやすいの...
最近はそんなことないけど、中学生の時に「死んでしまったら全てが無になるんだ。死ぬの怖い」と毎晩想像して怖くなっていた時期があった(多分、当時図書室で読んでいた火の鳥の影響)。本書にはそのような考えについて漫画として書いてあった。 書いてある言葉は分かりやすいといえば分かりやすいのだけれども、概念はやはり難しい。『いまの土俵』とか『誕生の土俵』といわれても、いまいちよく分からなかった。これは言葉や絵の限界なのかもしれない。 気がついたら私は生まれていたという考えは面白い。たいがいの人は生まれた時を覚えてないわけだし、そりゃそうだろうなとは思うけど。まあ、今でも気づいたらここにいる感じなのかもしれない。
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時間論や存在論などについて、対話形式による議論が展開されている本。 まんが哲学入門というタイトルのとおり、一応漫画の体裁は保っているのだが、非常に気の抜けるデザインのゆるゆるキャラが跋扈する謎の世界観なので、最初は何故わざわざ漫画の形式にしたのか疑問を感じてしまった。 しかし...
時間論や存在論などについて、対話形式による議論が展開されている本。 まんが哲学入門というタイトルのとおり、一応漫画の体裁は保っているのだが、非常に気の抜けるデザインのゆるゆるキャラが跋扈する謎の世界観なので、最初は何故わざわざ漫画の形式にしたのか疑問を感じてしまった。 しかし、読み進めていくうちに、漫画であることの利点をうまく利用していることに気づかされる。図解をとにかく多用するため、直感的なイメージをつかみやすいし、言語では表現不可能な概念(永井均が言うところの<私>みたいなの)も力技でなんとか?表現してしまっている。著者は漫画と哲学は相性がいいと主張していたが、こういった技法をみると確かにアリかなとも思えてくる。 本書は漫画ということで、ページ数の割に全体の文章量は多くはないのだが、決して内容が薄い訳ではない。広がりを持った「いま」の土俵の上で過去や未来が立ち現れるといった時間論は斬新だったし、「世界全体が存在すること」の不思議さについては深く考えさせられた。 また、巻末のブックガイドが本編並みに充実しているので、次の読書への意欲を非常にそそられた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まんがでも難しかった。というよりマンガだから易くならないといった方がいい。この本では生命の存在を深く掘り下げて考えている。生命観を考え直すきっかけになる本だ。
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ハアハア…。 哲学病再発。 エッチな本と、哲学書と、宗教書を読む時の、 あの興奮具合が一緒なのは、なぜ?
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学者とか引き合いに出さずに平明な言葉とイラストで解説。 結局難しいけど再読したい内容。 巻末の解説も親切。
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