総理の夫 First Gentleman の商品レビュー
日本初の女性内閣総理大臣・相馬凛子誕生とともに、ファーストジェントルマンとなった相馬日和。 何があっても凛子を支える内助の功に徹する日和と、経済危機に陥る日本を絶大な支持と痛みを伴う政策によって日本復建を実現しようとする凛子の姿に感動と夫婦愛を感じる。 日本は変われるのか...
日本初の女性内閣総理大臣・相馬凛子誕生とともに、ファーストジェントルマンとなった相馬日和。 何があっても凛子を支える内助の功に徹する日和と、経済危機に陥る日本を絶大な支持と痛みを伴う政策によって日本復建を実現しようとする凛子の姿に感動と夫婦愛を感じる。 日本は変われるのか? 出来すぎだけど、国民が本当に変わろうとしないと日本の未来はないかもしれない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
少数野党の党首だった妻が、急な連立政権の樹立によって、日本初の女性総理に指名される。 そこからの物語が鳥類学者で世間にうとい夫の日記形式で語られていく。 改革は成功するのか?政界の黒幕が仕掛ける罠を回避できるのか?黒幕との対決や、一発逆転を掛けた解散総選挙の結果は? 最後の最後で少子化問題に直接向き合うことになる夫婦の決断もあり、ラストまで目が離せません。
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日本初の女性総理となった妻の夫が後世のためという名目で日記を書く、という設定。どんな都合の良い設定もできるというフィクションの良さと、もしそうだったらこういう感じなのでは?という現実の社会問題を上手に組み合わせて書かれたエンタメ作品。読みやすく楽しめたけれど、日本の社会の行き詰ま...
日本初の女性総理となった妻の夫が後世のためという名目で日記を書く、という設定。どんな都合の良い設定もできるというフィクションの良さと、もしそうだったらこういう感じなのでは?という現実の社会問題を上手に組み合わせて書かれたエンタメ作品。読みやすく楽しめたけれど、日本の社会の行き詰まりや男性優位の既成概念もきっちり描かれており、政治に関心を持つきっかけにもなりそう。実社会とは違って嫌な人が一切出てこないのでスッキリ読めます。面白かったです。
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First gentleman は、世界を見れば、少数だが存在する。 ドイツのメルケル首相にイギリスのメイ首相、そしてニュージーランドのジェシンダ・アーダーン首相はすべて女性。 そして、ジェシンダ首相は女児出産のため、産休を取得されたばかり。 この原田マハさんの小説は、どこまで行...
First gentleman は、世界を見れば、少数だが存在する。 ドイツのメルケル首相にイギリスのメイ首相、そしてニュージーランドのジェシンダ・アーダーン首相はすべて女性。 そして、ジェシンダ首相は女児出産のため、産休を取得されたばかり。 この原田マハさんの小説は、どこまで行くんだろう?と思ったら、ジェシンダ首相と同じく、いや、それよりも早く産休を取って首相を続行。 世界的な視点で見れば、既に小説に現実が追いついているというものの、日本では、さてどうだろう? こんな首相が出てきてほしい。 日和さんもとても愛すべきキャラクターでした。
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マハさんこんな小説も書くのよね。 初の女性総理大臣の夫という設定。 華々しい家系、経歴変わった人柄。 小説として非常に面白く一気に読みました。
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原田マハの本は2冊目になるが、『キネマの神様』と同様、とても読みやすく、でもこう真っ直ぐと話が展開することにどうしても違和感を覚えてしまう。人の内面の葛藤や矛盾が無い。悩みに綻びがない。キャラクターを裏切らない。だから琴線に触れてこない。 ただ、やはり『キネマの〜』と同様に、ひと...
原田マハの本は2冊目になるが、『キネマの神様』と同様、とても読みやすく、でもこう真っ直ぐと話が展開することにどうしても違和感を覚えてしまう。人の内面の葛藤や矛盾が無い。悩みに綻びがない。キャラクターを裏切らない。だから琴線に触れてこない。 ただ、やはり『キネマの〜』と同様に、ひとりひとりの登場人物は応援したくなるような魅力があって、根っからの悪役がひとりもいない点は、きっと作者自身が性善説のような理想を抱いてるのだろう、と思った。原田マハさん、いい人なんだろうな。
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総理の夫になった日和の日記。彼の愛する妻の描写で、内閣総理大臣 相馬凛子の魅力が存分に伝わってくる。最近の日本政府はセクハラや忖度やらでもはや期待も無い。そんな中、実直に理路整然と国民と共に進むべき道を説いてくれる凛子総理に日和同様涙を抑えられなかった。現実の世界では、総理に期待...
総理の夫になった日和の日記。彼の愛する妻の描写で、内閣総理大臣 相馬凛子の魅力が存分に伝わってくる。最近の日本政府はセクハラや忖度やらでもはや期待も無い。そんな中、実直に理路整然と国民と共に進むべき道を説いてくれる凛子総理に日和同様涙を抑えられなかった。現実の世界では、総理に期待できないけど、国民も意思を持って頑張らなきゃな。
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主人公の2人は好きだけど、 どうしても好きになれない人たちがいて ちょっと読みにくかった。 なによりあの人に会えてうれしかった。 また会いたい。
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原田マハを楽園のカンヴァスで知って、芸術に関する詳細かつ独特な描写に惹かれ、彼女のファンになりした。そのあと、暗幕のゲルニカを読み彼女の芸術に関する知識の深さを再確認させられました。 新聞の政治欄を通じて、本作品を知り、原田マハが書いた本と期待を胸に読ませていただきましたが、今...
原田マハを楽園のカンヴァスで知って、芸術に関する詳細かつ独特な描写に惹かれ、彼女のファンになりした。そのあと、暗幕のゲルニカを読み彼女の芸術に関する知識の深さを再確認させられました。 新聞の政治欄を通じて、本作品を知り、原田マハが書いた本と期待を胸に読ませていただきましたが、今までの本では1番評価が低くなっております。 話の設定自体は面白いのですが、話の展開に無理がある部分が多すぎて、あり得ないだろと徐々に冷めました。面白いのは前半までで、後半は斜め読みしてしまいました。私の場合、フィクションは、リアリティがあってこそ楽しめる。もう少し丁寧に話を展開させて欲しかったです。 彼女の魅力は芸術分野の作品で秀でている気がします。
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3.5 こんなのも書きますか・・・マハさんは。 先日終わったドラマ「民衆の敵・世の中おかしくないですか?」の総理大臣版。 こちらが先なので、むしろドラマがこれの市長版なのか? 表現は漫画チックでも、テーマはリアルな問題。 マジで、信を問う選挙をして見たら良いのにね。
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