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文・堺雅人(2) の商品レビュー

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54件のお客様レビュー

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2013/08/24

穏やかな文章で日々の役作り、考察、妄想などが綴られている。 この本を通して見えてくる役者堺雅人さんの役作りは、 役を知ることから始まっているのだと感じた。 その役を知るために背景やその周りの役の人々、 いろいろなことへの思索にふける様、その過程が伺える。 そういった中で自分が演じ...

穏やかな文章で日々の役作り、考察、妄想などが綴られている。 この本を通して見えてくる役者堺雅人さんの役作りは、 役を知ることから始まっているのだと感じた。 その役を知るために背景やその周りの役の人々、 いろいろなことへの思索にふける様、その過程が伺える。 そういった中で自分が演じる役の人柄をつかんでいっている感じがする。 これはつまりその役のアイデンティティを形成しているのではないかと思う。 実際に生きている私たちが人と人の中で築き上げていくのと同じような気がした。 だから堺雅人さんが演じる役にはなぜかひきこまれる魅力があるのではないかと思ったりしてみる。

Posted byブクログ

2013/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

完全変態でないバッタに例えたり、代用煙草をやめられなくて悶々としたり、撮影中の食べる場面での挑みかたなど、独特の感性で、しかも目の前に書かれて見ると、すごくまっとうで面白いです。

Posted byブクログ

2013/08/21

あいかわらず素敵です、堺雅人さん♪ 『半沢直樹』で驚くべき視聴率を叩き出して、周りが大騒ぎしようとも きっと今日も涼やかな笑顔で、思いもよらない角度から物事を眺めては 思索に耽っているのでしょうね。 「すこやかな日々」と副題がつけられているように 今回のエッセイは、堺さんが映画...

あいかわらず素敵です、堺雅人さん♪ 『半沢直樹』で驚くべき視聴率を叩き出して、周りが大騒ぎしようとも きっと今日も涼やかな笑顔で、思いもよらない角度から物事を眺めては 思索に耽っているのでしょうね。 「すこやかな日々」と副題がつけられているように 今回のエッセイは、堺さんが映画『南極料理人』に向け、 料理人を演じる者が煙草を吸っていていいわけがない、 と禁煙を決意し、実行していた時期のものだそうで。 禁煙という体験を1ミリたりとも無駄にせず、 世界史は喫煙以前と以後に分けて考えるべきだ!と思い至り 最近の禁煙ブームは近代の終焉、新ルネサンスといってもいいかもしれない! と筆が走り過ぎて、編集さんにヤンワリたしなめられる堺さん。 そんなところも、とてつもなくチャーミング♪ その上、大抵のキャラクターは、『カラマーゾフの兄弟』の3人を組み合わせれば 作れるんじゃないか?と思いついた上に、 ドミートリー=ジャイアン、イワン=スネ夫、アレクセイ=のび太と なんとドストエフスキーとドラえもんを大胆に結び付けてしまったりして。 シェイクスピアの四大悲劇の登場人物に堺さんが施した ジャイアン率、スネ夫率、のび太率の配合は必見です! 頭脳を意味するスネ夫率をたったの5%としか分析してもらえなかったマクベスが 地団駄踏む姿が目に浮かんで、可笑しくて。 ああ、堺さんの頭の中を一度でいいから覗いてみたい! でもそれが叶わない私としては、『文・堺雅人3』を 今から心待ちにするしかないのです。

Posted byブクログ

2013/08/19

前作が面白かったので、即買いしました。 堺雅人さんの想像力や感覚がとても面白いし、文章もとても面白かったです。 本の中で紹介されていた恩師との共著もチェックしてみようと思います。

Posted byブクログ

2013/08/14

前作となんら変わらない、相変わらずおっとりとしていて独創的で生真面目でちょっと抜けている(?)堺さんがそこにいた。 やっぱり好きだなぁ…。俳優・堺雅人も人間・堺雅人も。 毎回挟まれるオフショットもイイね。 ただ、本作は話題が個人的に苦手な歴史や地理や、なんの縁もないタバコのこと...

前作となんら変わらない、相変わらずおっとりとしていて独創的で生真面目でちょっと抜けている(?)堺さんがそこにいた。 やっぱり好きだなぁ…。俳優・堺雅人も人間・堺雅人も。 毎回挟まれるオフショットもイイね。 ただ、本作は話題が個人的に苦手な歴史や地理や、なんの縁もないタバコのことが多くて、少し読みづらかったのも本音デス…。

Posted byブクログ

2013/08/02

生真面目さが表れまくり。 力の抜けたあとがきが一番面白かった。 映画「大奥」での菅野さんについてや 「蛮幽鬼」での稽古風景など もちょっと裏話も読みたかったなあ(下世話な発想) 【図書館・初読・8/2読了】

Posted byブクログ

2013/07/30

前作よりカタカナが減り、まろやかなひらがなが心地よい文章に。 各エッセイの後に堺さんの写真が挟み込まれているんですが、それを見るたびにニヤけて困ります。笑 カラーグラビアページもあるけれど、モノクロ印刷の隙だらけで本当にフツーな感じの写真が素晴らしい。 こんなこと言ったら失礼かも...

前作よりカタカナが減り、まろやかなひらがなが心地よい文章に。 各エッセイの後に堺さんの写真が挟み込まれているんですが、それを見るたびにニヤけて困ります。笑 カラーグラビアページもあるけれど、モノクロ印刷の隙だらけで本当にフツーな感じの写真が素晴らしい。 こんなこと言ったら失礼かもですが、ほんと素人くさい写真うつりなんです。そこが素敵。 文章と併せて見ると、こっちも頬が緩んじゃう。 難しい本をたくさん読まれていて難しい話も出てくるのですが、堺さんのかみ砕き方がまた素敵でした。 堺さんの作品、改めて観ながら再読しようかなー

Posted byブクログ

2013/07/20

私は堺雅人という俳優がすきだ。 顔が好みなのはさておき、演技の仕方、俳優という仕事にたいする考え方、姿勢、生き方など、凛としているところが好きなのだ。 しかしバラエティ番組などをみたり、インタビューを読んだりしていると、時たまこの人は何を考えているんだろう・・・とおもうことがある...

私は堺雅人という俳優がすきだ。 顔が好みなのはさておき、演技の仕方、俳優という仕事にたいする考え方、姿勢、生き方など、凛としているところが好きなのだ。 しかしバラエティ番組などをみたり、インタビューを読んだりしていると、時たまこの人は何を考えているんだろう・・・とおもうことがある。 そして、そうした人の頭のなかをのぞきたいなあという衝動にかられる時がある。 この本は、そうした欲求をみごとに満足させてくれた。 ふだん堺さんがなにをかんがえながら俳優をしているのかを知ることができ、またかなりの読書家としてもしられているだけあって博識ぶりを披露しているところも多々あり、読んでいてためにもなった。 出演作品をみながら、その作品に関する章をよみかえすという楽しみ方もあるとおもう。 まあ読了した今、堺雅人さんの頭のなかをすべてのぞけたかといえばそうではないのだが・・・・。 さらに堺さんのことをしるために、また文を書いてほしいとおもう。

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2013/07/17

帯どおり、堺雅人さんの頭の中をちょろりと覗ける良本。 世界史の研究者だったり、禅を学んだり、みそラーメンを考えたり、外国に行ったり。 役について調べ、学び、生かし、それをすべて堺雅人という器の中にいれていく。そのなかをちょろりとのぞけば、必ず一つは「これ面白そう」と興味を持てる引...

帯どおり、堺雅人さんの頭の中をちょろりと覗ける良本。 世界史の研究者だったり、禅を学んだり、みそラーメンを考えたり、外国に行ったり。 役について調べ、学び、生かし、それをすべて堺雅人という器の中にいれていく。そのなかをちょろりとのぞけば、必ず一つは「これ面白そう」と興味を持てる引き出しを見つけられる。 写真も豊富でミーハーな私にも、面白い本無いかな?と探している私にも、充実の内容でした。ほくほく。

Posted byブクログ

2013/07/16

相変わらずこの人の頭の中は面白い。 タイミング悪くて、漫画や他の本を読む合間に読んでしまったので、イマイチ流し読みっぽくなってしまったのが残念。 また、そのうち再読しよう。 ところで・・・最後の「ニセ煙草」の項は「あとがき」やったんね。 本文と後書きの違いが・・・・

Posted byブクログ