世界は宗教で動いてる の商品レビュー
高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=4334037488
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主な宗教のベースとなる考え方を述べた後に、我々日本人を取り囲む神道・仏教の由来を述べ、日本人の国民性などについて考えさせられる書籍。
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主な宗教を流動的に捉えられるのが良い。 宗教本は主観や一説に傾倒しがちな部分も出てくるので、盲信しないように気をつけて読まないとな。
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さらさらと読みやすい本。 前半は学生の時の知識をひっぱりだしながら読めて、面白い。地歴公民を並行しておさらいしたい。 後半の日本人と宗教に関しては、やや疑問符多く、この辺が他のレビューのいうところか、という感じ。でも、わかりやすく、自分で調べてみようという気になる。
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世界中の宗教感を羅列したという感じ。著者のまとめが無いため、あれれこれで終わっちゃうの?こうやって並べて思うのは、イスラム教は最後に出て来た宗教だけあって論理的だなぁと、もうちょっと勉強してみようかな
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タイトルは釣りでした。 世界の主な宗教、それぞれどういう価値観なのかを簡単に解説するだけでした。 「ふしぎなキリスト教」を広く薄くした感じ。 「ふしぎなキリスト教」は面白いのでそっちをおすすめしたい。
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題名に宗教とあるが、宗教の入門書か何かだと思って読むと肩透かしを食らう。著者の教義の解説には間違いが多いとして避ける向きも多いようだが(断定口調にもその一因ありか)、本書の主眼は各国の社会や行動様式とその宗教の関係を考えるところにあるのであり、教義の解説にはない。教義を正確に知り...
題名に宗教とあるが、宗教の入門書か何かだと思って読むと肩透かしを食らう。著者の教義の解説には間違いが多いとして避ける向きも多いようだが(断定口調にもその一因ありか)、本書の主眼は各国の社会や行動様式とその宗教の関係を考えるところにあるのであり、教義の解説にはない。教義を正確に知りたい人はその手の専門書にあたればいい。たった250ページの平易な文章で、アメリカ・イスラム諸国・インド・中国・日本の社会形成に宗教が与えた影響についてあれこれ考える契機が得られるのだから、大変お得な本だと思う。 一つ気になるのは、他の本でも著者が多く使用する論法。ある社会に古来Aという考え方があって、なおかつ現在はAと矛盾するBが観察されるとき、著者はAが否定されたのでなく、Bが要請されなければならないほどのCという別の考え方があったためだとする。これだとAは如何なる場合でも否定されないのでは、と思えてしまう。 例えば、中国では祖先崇拝(A)の考えが根強いため、男子をもうけ家系を守ろうとする意識が強いそうだが、現在はこれと矛盾する一人っ子政策(B)が施行されている(今後は緩和方向)。このことについて著者は、祖先崇拝の考えを覆い隠すほど「政治」の力(C)が強いことがその理由だとするのだ。だが本当にそうだろうか?結局は中国人の意識が、市場経済化によって「家族」<「経済」となったのだということに過ぎないのでは?中国人は「実利的」だと他の箇所にも書いてあることだし…。 とはいえ、これだけの濃密な内容をさらっと軽やかに読めるのは本当にありがたい。視野がガバッと広がること請け合いの一冊。
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≪目次≫ 第1章 ヨーロッパ文明とキリスト教 第2章 宗教改革とアメリカの行動原理 第3章 イスラム文明の世界 第4章 ヒンドゥー教とインド文明 第5章 中国文明と儒教・仏教 第6章 日本人と宗教 ≪内容≫ キリスト教、イスラム教は大変わかりやすく、とくにアメリカ人...
≪目次≫ 第1章 ヨーロッパ文明とキリスト教 第2章 宗教改革とアメリカの行動原理 第3章 イスラム文明の世界 第4章 ヒンドゥー教とインド文明 第5章 中国文明と儒教・仏教 第6章 日本人と宗教 ≪内容≫ キリスト教、イスラム教は大変わかりやすく、とくにアメリカ人の思想の根幹とプロテスタントとの関係はよくわかった。 一方、中国文明や日本についてはもう少し詳しい説明がほしかった。
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確かに世界情勢の理解には、宗教からの視座が不可欠であろう。そういう意味で、この本は、特に三大宗教について分かりやすくまとめられていて、良いと思う。 一方で、あまりに言い切り過ぎていて、ほんまかいな、と思ってしまうことも多かった。まあ、自分自身がもう少し勉強する必要があるということ...
確かに世界情勢の理解には、宗教からの視座が不可欠であろう。そういう意味で、この本は、特に三大宗教について分かりやすくまとめられていて、良いと思う。 一方で、あまりに言い切り過ぎていて、ほんまかいな、と思ってしまうことも多かった。まあ、自分自身がもう少し勉強する必要があるということです。。。
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2013年21冊目。「世界は宗教で動いている」読了。 「不思議なキリスト教」に次ぐ橋爪著。イスラム教、ユダヤ教、キリスト教、仏教、ヒンズー教など、数ある宗教を端的に理解するのに役だった。そもそも宗教を論理的に理解するのは無理があるのだろうが、日本人が不思議に思う部分を、日本人に...
2013年21冊目。「世界は宗教で動いている」読了。 「不思議なキリスト教」に次ぐ橋爪著。イスラム教、ユダヤ教、キリスト教、仏教、ヒンズー教など、数ある宗教を端的に理解するのに役だった。そもそも宗教を論理的に理解するのは無理があるのだろうが、日本人が不思議に思う部分を、日本人にあったロジックで説明してくれるところが読みやすい。しかし、断定的な言い回しをそのまま鵜呑みにしてよいのかは疑問。宗教の概要だけを捉えるのにはちょうど良いかもしれない。
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