チャーチル閣下の秘書 の商品レビュー
タイトルからも解るように、第二次世界大戦下の英国モノ。 コージーちっくな表紙ではありますが、意外と内容はシリアスだったりします。 アメリカ育ちのイギリス人・マギーは、チャーチル首相のタイピストとして働くことになります。 ナチスドイツによる侵攻が迫るだけでなく、アイルランドの武闘...
タイトルからも解るように、第二次世界大戦下の英国モノ。 コージーちっくな表紙ではありますが、意外と内容はシリアスだったりします。 アメリカ育ちのイギリス人・マギーは、チャーチル首相のタイピストとして働くことになります。 ナチスドイツによる侵攻が迫るだけでなく、アイルランドの武闘派・IRAによるテロ行動など、様々な陰謀が渦巻く中にマギーも巻き込まれていきますが・・。 前半は、マギーとルームメイト達との暮らしぶりや、チャーチルのタイピストとしてのお仕事モノ的な部分と、一方でテロリストの不気味な動きが並行して描かれていていますが、話が進むうちに、スパイやテロといった国家レベルの陰謀と、マギーの死んだと思われていた父親の秘密や彼女の個人的な問題とが絡み合って展開し、しかもそこに恋・友情・LGBT等々・・・と、何だかメガ盛り状態です。 後半で、マギーが“広告の暗号”に気づく辺りから上記の要素が一気に動きだして、話の展開が加速していくのが面白く、手に汗握りながら読ませて頂きました。 加えて、戦時下のロンドンの様子もリアルに描かれているのも興味深かったです。 ラストではマギーが思わぬ転職のオファーを受けていましたが、本作はシリーズ化されているので、マギーのその後の活躍を次作で読めるということなのかな。是非チェックしてみたいですね~。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
英国訪問時には、暗号博物館とキャビネット・ウォー・ルームズ、行ってみたい。 チャーチルが引用するアーサー・ヒュー・クラフの《Say not the Struggle nought Availeth》と、ページへの弔辞、ヘンリー・スコット・ホランド《Death Is Nothing At All》が印象的だった。日本人社会にはこういうのが根付かないなあ。
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空襲が迫るロンドン。 ロンドン生まれアメリカ育ち(1才頃から)のマギーは、チャーチル首相の秘書としてタイピストの仕事に就く。 中盤辺りまで面白かったのに、だんだんつまらなくなってきた マギー&ジョン この2人の仲がもっと進展があったら楽しめたかも それにしても、マギーのヒトラー...
空襲が迫るロンドン。 ロンドン生まれアメリカ育ち(1才頃から)のマギーは、チャーチル首相の秘書としてタイピストの仕事に就く。 中盤辺りまで面白かったのに、だんだんつまらなくなってきた マギー&ジョン この2人の仲がもっと進展があったら楽しめたかも それにしても、マギーのヒトラーへの憎しみが半端ない シリーズものだけど、もう読まないかな ☆ギリギリの3
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(※この物語はあったかもしれないしなかったかもしれない色々を取り混ぜたフィクションです) 第二次大戦中のロンドン。 イギリスの首相秘書を中心に秘書官たちやMI-5、ナチのスパイにIRAの工作員…と、どきどきはらはらの展開が次々と!! めっちゃおもしろかった!!! 戦時下の話なの...
(※この物語はあったかもしれないしなかったかもしれない色々を取り混ぜたフィクションです) 第二次大戦中のロンドン。 イギリスの首相秘書を中心に秘書官たちやMI-5、ナチのスパイにIRAの工作員…と、どきどきはらはらの展開が次々と!! めっちゃおもしろかった!!! 戦時下の話なので、胸がチクリとする場面もあるけれど、基本的にエンタテイメントな一冊。 続きも読みます!
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ナチスドイツの空襲が迫るロンドン。 イギリス人でアメリカ育ちのマギーは祖母の屋敷でハウスメイド達と暮らしていた。 アメリカに帰ってマサチューセッツ工科大で学びたいものの、イギリスにも愛着が出てきていた。 そんな時にチャーチル首相のタイピスト職の声がかかる。 ロンドンで暗躍する怪し...
ナチスドイツの空襲が迫るロンドン。 イギリス人でアメリカ育ちのマギーは祖母の屋敷でハウスメイド達と暮らしていた。 アメリカに帰ってマサチューセッツ工科大で学びたいものの、イギリスにも愛着が出てきていた。 そんな時にチャーチル首相のタイピスト職の声がかかる。 ロンドンで暗躍する怪しい人々。 マギーの家族の秘密。 次から次へと出てくる謎とピンチ。 マギーは持ち前の負けん気と聡明さで立ち向かうが。 ナチスの影が迫り、食料も乏しく、動物園や市街地も閑散とするロンドン。 それでも、マギーの友人たちは軽口を言い合ったり、愚痴を言い合ったりしながら過ごしている。 色気たっぷりの親友ページ、恋人とラブラブなチャック、妖精のような双子、バレリーナのサラ。 男性陣も個性豊か。 職場の上司も厳しいながらも魅力的。 不安も不満も募るけれど、イギリスの人々の逞しさが悲惨な状況にも明るさを見いだす。 場面が度々変わるので、それについて行くのが大変だった。横文字の名前もあれ?誰だっけ?と何度も思ったし。 展開が早くてドンドン読めるけど。 もっとマギーの理系力が活躍してもいいのにと歯がゆい。結局、暴力が中心で知力の活躍の場があまりないのが残念。 マギーの知的な描写より、サラのバレリーナの描写の方がリアルだったなー。
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「エドワード8世」時代(宝塚でいえば)の歴史フィクション。割りに硬派なスパイもので、お話の伏線がしっかりしていて、久々に続編を読み進んで面白いシリーズに出会えました。
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表紙の絵柄に騙されないように! 全然コージーミステリではありません。 主人公マギーの生い立ちや生死不明の父親、IRAのテロリストだけでも相当ハードなのに、第二次世界大戦中、空襲まっただ中のロンドンで、相当ハードなスパイ物?。 最初からそういうつもりで読めば面白いとも思うけど、期...
表紙の絵柄に騙されないように! 全然コージーミステリではありません。 主人公マギーの生い立ちや生死不明の父親、IRAのテロリストだけでも相当ハードなのに、第二次世界大戦中、空襲まっただ中のロンドンで、相当ハードなスパイ物?。 最初からそういうつもりで読めば面白いとも思うけど、期待していたテイストが違いすぎて、読後疲れた。 自信満々なわりに自分勝手なマギーの性格にあまり共感できなかったけど、脇を固めるキャラはかなりいい。 特にチャーチル首相は史実にもあるが、本当困ったちゃん、という感じで、奥さまの絶妙なフォローがすばらしい。最初はマギーにボロクソ悪口言われてた上司や諜報部の長官など、実は年輩の方々の方が生き生きと描かれていて魅力的だった。いちおうマギーと恋人ぽくなるジョンは人物描写がイマイチで、登場場面は多いのになんだか影が薄い。 著者はポール・サイモンの「暗号解読」を参考図書にしたらしく、解説文はおもしろいのに、マギーが暗号を解いているシーンは具体性も臨場感もない。おそらく著者は「リケジョ」ではないだろうし、リケジョの性格や行動パターンもリサーチしなかったのだろう、それでマギーのキャラが中途半端なんだなぁ……と残念。 全体的にこの作品は、主人公や重要登場人物ほど魅力が伝わりにくくて、そこが最大のネックだと思った。
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マギーをヒロインにしたシリーズ1作目。 広い意味ではミステリで、ヒロイン物ですが~コージーというより、戦時下のスパイ冒険ものです。 1940年のロンドン。 イギリス人だがアメリカ育ちのマギー・ホープは赤毛で小柄。 大学卒業後さらにマサチューセッツ工科大学に進むはずだったのを延期...
マギーをヒロインにしたシリーズ1作目。 広い意味ではミステリで、ヒロイン物ですが~コージーというより、戦時下のスパイ冒険ものです。 1940年のロンドン。 イギリス人だがアメリカ育ちのマギー・ホープは赤毛で小柄。 大学卒業後さらにマサチューセッツ工科大学に進むはずだったのを延期して、1年前、祖母の遺産の屋敷を売るためにロンドンにやってきた。 古い屋敷が売れないうちに戦争が始まり、屋敷を修理することにして部屋を人に貸したために、国際色豊かなハウスメイトが何人も出来ます。 危機に際しても、若者達の行動は、恋愛含めてにぎやかです。 チャーチルが首相になり、マギーには秘書の仕事が舞い込んだ。 かって秘書官としては不採用だったマギーは、タイピストの女の子としてしか扱われないことに憤慨し、かなり変人なチャーチルの強引さにも頭に来る。 だがチャーチルは人間的でさすがに面白い傑物。 その名演説にも惹かれていくのでした。 仕事を紹介してくれた友人デイヴィッドは秘書官。 彼はゲイであることは世間に隠しています。まだ時代が時代ですからね。 仲間のジョンは気難しい男で、マギーとは何かと反発し合うことになりますが‥? アメリカで叔母に育てられたマギーには、実は隠された事情が‥ 真面目で真っ直ぐなマギーが、思いがけない試練をどう乗り切って行くか。 戦時中の事件と絡めながら、生い立ちとも向き合っていきます。 マギー本人の恋愛はあるけど予想より少なめ。 複雑な状況がほどほどに書き込まれ、スリリングで~この続きが知りたくなりますね。 ‥って実は2作目を先に読んじゃったんですが~2作目のほうがエンタメ度高いかも☆
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