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あんじゅう の商品レビュー

4.3

169件のお客様レビュー

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    63

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2018/05/16

とある事件で心を閉ざしていたおちかが、黒白の間で聞く不思議な話。それぞれが短編として完結しているが、おちかやその回りの人々も増えてきて段々と賑やかになってきた。遂におちかに気になる人も… 青野先生もかなりいい感じだが、一番はお勝さんか。苦労してきたからか、達観しておりとても頼りが...

とある事件で心を閉ざしていたおちかが、黒白の間で聞く不思議な話。それぞれが短編として完結しているが、おちかやその回りの人々も増えてきて段々と賑やかになってきた。遂におちかに気になる人も… 青野先生もかなりいい感じだが、一番はお勝さんか。苦労してきたからか、達観しておりとても頼りがいがある。もちろんおそろしからのメンバーも、相変わらず元気で一安心。 幽霊やら、妖怪的なもの?やらの話はどちらかというと切なく、人の所業が一番おそろしいという。くろすけの話はとても可愛いけど、一番切ない。題名は、暗獣と安住をかけているのかな。

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2018/05/05

変調百物語第2巻は人の執念・妄念と、ほっこりとした怪異の物語となった。表題作「暗獣」は、人に懐くほどに己が体が弱っていく様子が切なく、そこが良かった。第3巻も買いだ!

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2018/03/26

「おそろし」の続編。どんどん登場人物が増えて賑やかになっていきます。 くろすけ、のお話はファンタジックでした。つい、まっくろくろすけ、を思い浮かべてしまいますけど、それとは違いました。

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2018/01/08

こんな物語をどうしたら思いつくのだろうと、宮部さんの本を読むたびに感心する。これ、シリーズとしてまだまだ続くんだとしたら、大変なことだ。あんじゅうに会いたい。

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2023/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2018/1/7 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2023/7/15〜7/22 三島屋変調百物語シリーズ第2弾。逃げ水、藪から千本、暗獣、吼える仏の四遍。後半二つが素晴らしかった。サブキャラとして、お勝、青野利一郎、利一郎の教え子の3人組、行然坊らも登場。このあとのシリーズ発展が楽しみである。

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2017/12/13

あんじゅう!! 切なすぎるお話でした。心にドンピシャ響いてきました。あんじゅうの甘えたい気持ちを初音の立場にどっぷりはまって浸ってしまいました。消えないあんじゅうがほしい。

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2017/09/23

なあ、くろすけよ。お前は再び孤独になる。だが、もう独りぼっちではない。 この一言のためにこの本を買った。

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2017/08/21

気持ちがささくれだつようなホラーと違い、厚みのある名人芸というようなホラーでした。人でないものの方がずっとかわいらしく、一番怖いのは結局人・・・というオチつきです。

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2017/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三島屋シリーズ第2弾はおちかや周囲の人達の優しさに泣け、心が温かくなる物語。 「人の世は縁の妙」素敵な言葉で、この物語の意義を的確に表している。 妖物を恐ろしいと感じるのか、それとも愛しいと感じるのかはその人の心持ち次第。 特に表題作は妖物に寄り添う温かい気持ちに何度も涙した。 表紙を見るだけで泣けてくる。ほのぼのとした手鞠唄が今にも聴こえてきそうだ。 妖物よりも生身の人間の欲深さの方がよっぽど恐ろしい…。 百物語まで残り九十一話。ますます楽しみになってきた。 宮部さんにはライフワークとして頑張って続けてほしい!

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2017/07/14

おそろし、泣き童子、に続き読みました。 3作目の泣き童子を先に読んでしまったため、いきなり増えた登場人物達がどのような経緯で主人公おちかと知り合ったのかがわかりました。 この三島変調百物語にはまり、たまたまWeb上でみかけた宮部さんのインタビュー記事から、奇数巻は重め、偶数巻は軽...

おそろし、泣き童子、に続き読みました。 3作目の泣き童子を先に読んでしまったため、いきなり増えた登場人物達がどのような経緯で主人公おちかと知り合ったのかがわかりました。 この三島変調百物語にはまり、たまたまWeb上でみかけた宮部さんのインタビュー記事から、奇数巻は重め、偶数巻は軽めの内容で書くとの事でしたので、4巻は気軽に読めそうです。 百まで物語が続くとしたら20巻くらいまで続刊するんでしょうか?単発で読んでも面白いですが、おちかとその周りの人々がどうなっていくのかとても楽しみなシリーズです!

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