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太平洋の試練(上) の商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

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2023/04/06

図書館で借りた。三部作に及ぶ本シリーズを一言で言えば「米国人から見た太平洋戦争」である。第一部の上巻である本書では「真珠湾攻撃」から「マーシャル・ギルバート諸島機動空襲」までが語られる。日本側の書籍ではなかなか語られない真珠湾攻撃後の米英間であった外交交渉や米国側の戦闘被害の実態...

図書館で借りた。三部作に及ぶ本シリーズを一言で言えば「米国人から見た太平洋戦争」である。第一部の上巻である本書では「真珠湾攻撃」から「マーシャル・ギルバート諸島機動空襲」までが語られる。日本側の書籍ではなかなか語られない真珠湾攻撃後の米英間であった外交交渉や米国側の戦闘被害の実態なども詳しく語られていて、非常に興味深かった。下巻以降の展開も楽しみである。なお、一部で酷評の多かった訳文についてだが、特に読みづらさなどは感じなかった。

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2020/02/09

日米両軍の視点で太平洋戦争の最初の半年を描く。両軍の提督、政治家の考えや決断が比較できて興味深い。そして両軍ともグダグダだったんだなと分かる。やはり戦争はまともには推移しない。 それにしても、こうした戦闘は二度と行われないのだろうなぁ。広い海原で相手を探しながら戦うなんて、現在の...

日米両軍の視点で太平洋戦争の最初の半年を描く。両軍の提督、政治家の考えや決断が比較できて興味深い。そして両軍ともグダグダだったんだなと分かる。やはり戦争はまともには推移しない。 それにしても、こうした戦闘は二度と行われないのだろうなぁ。広い海原で相手を探しながら戦うなんて、現在の軍事技術からすれば想像もできない。でも実際にそうなったら、どんな展開になるのかね。まずは衛星を落とし合うのかな。それとも衛星が使えなくなるのも織り込み済みの技術があるんだろうか。

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2015/02/12

米国側から見た太平洋戦争海戦史。ニミッツやハルゼーがどう動いたかなど、ある程度戦史を知ってるとなるほどと面白い。米国戦史だけど、様々な評価が日本側のものと大差無いのをみると、何だかんだで戦史というのは冷徹な評価がなされているのだなと感心する次第。

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2014/09/10

【日本がアメリカに戦争で勝っていた六カ月】日本は戦争に勝っていた。アメリカの戦艦をほとんど沈め英国の主要艦も撃沈。連合軍は壊滅状態だった。日米海軍から見た最初の半年。

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2014/07/21

日本軍部隊の正確な位置がわかっていなかったのは事実だが、先頭ではかけにでることがしばしば必要であり、「敵があらゆる方向に優勢な兵力をもっているということはありえない」 「人間、たまには清水の舞台から目をつぶって飛び降りることも必要だ」 聯合艦隊司令長官は戦争最初の一手を決断し...

日本軍部隊の正確な位置がわかっていなかったのは事実だが、先頭ではかけにでることがしばしば必要であり、「敵があらゆる方向に優勢な兵力をもっているということはありえない」 「人間、たまには清水の舞台から目をつぶって飛び降りることも必要だ」 聯合艦隊司令長官は戦争最初の一手を決断したが、もっと懸命な道はそもそも戦わないことであるという信念は変わらなかった。 ローズヴェルトのことを公表している”かれが全国民をこれほど完璧に代表していたことは二度となかったと思う”

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2014/02/07

太平洋戦争の内容をあまり知らない人にはとてもいい資料になります。 また、米国側から見た太平洋戦争がどういうものであったかに興味がある人も楽しめるでしょう。 内容的には、日米に公平な形で事実を記述する、というスタンスで書かれているように感じました。

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2014/02/02

上下巻とも読み終わっての感想。 真珠湾攻撃の日本軍には日本のよいところがてんこ盛りだったけど、ミッドウェー海戦ではアメリカ軍のよいところがてんこ盛りだったということがよくわかった。 ゼロ戦はほんとうによい戦闘機だったし、乗っていた人たちも優秀だったということは日本人としてうれし...

上下巻とも読み終わっての感想。 真珠湾攻撃の日本軍には日本のよいところがてんこ盛りだったけど、ミッドウェー海戦ではアメリカ軍のよいところがてんこ盛りだったということがよくわかった。 ゼロ戦はほんとうによい戦闘機だったし、乗っていた人たちも優秀だったということは日本人としてうれしい。 第2次大戦でとことん負けた日本はそれから一度も戦争をしていない(戦争をしてもよい権利?がない)けれど、勝ったアメリカはそのあとも戦争を続けていて、しかもあまり華々しい結果になっていないで国が疲弊していったことを考えると、戦争ってどっちにしても、膨大な浪費だとつくづく思いました。

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2014/01/04

アメリカ側から見た太平洋戦争。真珠湾からミッドウェイまで。 太平洋戦争の最初の6ヶ月は、アメリカにとって試練の連続だった。真珠湾攻撃で太平洋艦隊は痛手を受け、その後は質、量共に劣る航空戦力で日本軍と対峙していくことになる。この本ではミッドウェイまでの日米の戦歴と、それに関わる人達...

アメリカ側から見た太平洋戦争。真珠湾からミッドウェイまで。 太平洋戦争の最初の6ヶ月は、アメリカにとって試練の連続だった。真珠湾攻撃で太平洋艦隊は痛手を受け、その後は質、量共に劣る航空戦力で日本軍と対峙していくことになる。この本ではミッドウェイまでの日米の戦歴と、それに関わる人達を中心に、この戦争がどのようなものであったのかを考察している。 日本人の戦記ものでは、何故日本軍は真珠湾で勝ち、ミッドウェーで負けたのかを後の情報に基いて、大所高所的な視点で戦略や戦術を考察するものが多いが、この本ではもう少し視点を下げて、日米の指揮官や兵士など個々の当事者の観点で書かれている。 例えばミッドウェーの航空艦隊の指揮官・南雲中将の戦術は、後の人達から厳しく批判されたが、彼は彼なりに過去の教訓を基に行動しており、決して責められるような指揮官ではなかったと言う。戦場では無線の使用は控えなくてはならず、判断に必要な正確な情報を入手するのは難しかった。作戦遂行にあたり集めた数少ない情報に基いて慎重に行動しており、彼の判断は間違っていなかった。むしろ大きな戦力を投入しながら、その戦力を拡散させたために、リカバリーできなかった山本元帥の戦略に問題があり、ミッドウェイは状況や運が米軍に有利に働いただけというのが、著者の見解である。 また何度も書かれているのは、両軍の兵士の状態。指揮官の健康状態、兵士達の疲労や精神的なプレッシャーなど、単に軍事的な面からこの戦争を語るのではなく、戦場の生の姿や現場で戦う兵士の視点で書かれているのも興味深かった。 戦争は武器や戦力だけで決まるものではなく、知力の戦いでもある。真珠湾は戦術で日本が圧倒したが、ミッドウェイでは情報戦でアメリカが圧倒した。その流れがそのまま後の戦いに繫がっていく。この本では、アメリカの観点から双方の状況を分析していて興味深く、大変読み応えがあった。今年刊行予定の続編にも期待したいと思います。

Posted byブクログ

2013/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

太平洋戦争を「日本が」勝っていた期間 ー実質的にはミッドウェーまでの会戦半年までー を米国側から見たノンフィクション。上は米国がほとんど負けっぱなしであったマーシャル諸島戦までが描かれている。 前編だけで300ページを超える話なのだが、テンポの良いかきっぷりであっという間に話が進んで行く(たぶんこれは翻訳が良いということもあるのだろう)。筆者は太平洋戦争前から筆を起こすのだが、その部分で昭和天皇について記述があるのが、日本人にはややドキッとする場面かもしれない。 自分にとって新鮮だったのは、真珠湾奇襲の詳細な記述の部分。太平洋戦争に関する話というのは、「失敗の本質」のような分析モノか、敗色濃厚後の日本側の話を読むのが普通だったので、奇襲がどのように進んでいったか・・というのを読むのは始めてだった。ああ、あたり前だったが戦争だったんだな・・と思わずにはいられない。 前編はまだ「起承転結」でいうところの、「承」までで、物語は後編にむけて静かにうねりだすところで終了する。

Posted byブクログ

2013/12/21

艦これの影響で零戦などの軍事モノを読んだが、本書は真珠湾からミッドウェーという日本軍が快進撃を続けていた時期を、その時、苦しい立場だった米軍見線で書かれている点がユニーク。 真珠湾攻撃のとき、日本目線だと零戦が大活躍してスゴイって感じたけど、これがアメリカ目線だと戦闘後の後始末...

艦これの影響で零戦などの軍事モノを読んだが、本書は真珠湾からミッドウェーという日本軍が快進撃を続けていた時期を、その時、苦しい立場だった米軍見線で書かれている点がユニーク。 真珠湾攻撃のとき、日本目線だと零戦が大活躍してスゴイって感じたけど、これがアメリカ目線だと戦闘後の後始末で死体はゴロゴロしてるし、湾内の海は重油まみれだし、悪臭が何週間も続いたりと地獄絵図そのもの。日本も後半は負け戦でずーと地獄絵図だったけど、世の東西を問わずやっぱり戦争は悲惨だなーと実感。

Posted byブクログ