ゴーン・ガール(上) の商品レビュー
個人的・夏のホラー特集。なんだけど。どこかのホラー特集て見かけたこともあり、そのつもりで読み始めたけど、今のところ、良質なミステリって感じ。ホラー感皆無。それはさておき、かなり引き込まれる内容であることには違いなく、面白きゃどういう風でも良いんです、はい。だいぶもったいぶって閉じ...
個人的・夏のホラー特集。なんだけど。どこかのホラー特集て見かけたこともあり、そのつもりで読み始めたけど、今のところ、良質なミステリって感じ。ホラー感皆無。それはさておき、かなり引き込まれる内容であることには違いなく、面白きゃどういう風でも良いんです、はい。だいぶもったいぶって閉じられた上巻だけに、続きが凄く気になる。
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夫の現在と、妻の過去の日記が順に描かれる凝った構成が楽しい。 ニックが失踪した妻について事情聴取を受ける章のラストに「それはぼくが警察についた五つめの嘘だった。まだ序の口にすぎない。」とあったのには痺れた。 え、今までのどれが嘘だったの!?と一気に引き込まれた。なんとテクニカルな...
夫の現在と、妻の過去の日記が順に描かれる凝った構成が楽しい。 ニックが失踪した妻について事情聴取を受ける章のラストに「それはぼくが警察についた五つめの嘘だった。まだ序の口にすぎない。」とあったのには痺れた。 え、今までのどれが嘘だったの!?と一気に引き込まれた。なんとテクニカルな手法。
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妻エイミーの失踪。エイミーは何故いなくなったのか? 夫と妻が交互に語る形で物語は進み、展開が読めな過ぎてあっという間に読み終えてしまいました! 最後迄どうなるかわからず、そうきたか!で終わりました。それでいいのか!? 妻も夫も理解できないけど面白かった!
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結婚5周年記念の夕、お宅の玄関が開いてると近所の住人からの電話で戻ってみると、争った形跡があり妻エイミーがいない。さっそく失踪届をする夫ニックだったが・・ 上巻ではニックとエイミーの行動と心情が交互に綴られる。ニックのは今の、エイミーのは5年前にニックと出会った時のから。そこに...
結婚5周年記念の夕、お宅の玄関が開いてると近所の住人からの電話で戻ってみると、争った形跡があり妻エイミーがいない。さっそく失踪届をする夫ニックだったが・・ 上巻ではニックとエイミーの行動と心情が交互に綴られる。ニックのは今の、エイミーのは5年前にニックと出会った時のから。そこにはニックと出会った喜びが綴られているのだが・・ エイミーのは日記。これが後になってミソなのだとわかるのだが、上巻ではエイミーの日記もニックの今もわりとだらだらと続く。が、下巻になって急転! なんだなんだ、エイミーって・・! そりゃあ生まれも育ちもちがう二人が一緒になるのが結婚。思ったのと違う、ってのはあるでしょうが・・ やがてエイミーの思惑にニックが気づき、下巻ではエイミーの今とニックの今、ええっ、そう行くか~ 予測のつかない展開、着地点はどこに? う~ん、こうなるか・・・ ちょっとクリスティの「春にして君を忘れ」を思い浮かべた。書かれた時代がちがうが、着地点は似ているかもな、と感じる。ただエイミーは21世紀のアメリカらしく、いやーやってくれます。 ニックとエイミーはともにニューヨークで雑誌ライターをしていたがネット時代のあおりで失業し、ニックの故郷ミズーリに戻ったという設定。ニューヨークで裕福に育ったエイミーにとってはミズーリ州のミシシッピ川に面した寂れた街の今の住まいはなんとも受け入れられない、という雰囲気を描いている。作者のギリアン・フリン(女性)もミズーリ州カンザスシティ生まれ。 2012発表 2013.6.11初版第1刷 図書館
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ニックは34歳、ニューヨークで雑誌のライターをしていたが、電子書籍の隆盛で仕事を失い、2年前に妻エイミーとともに故郷ミズーリ州の田舎町に帰ってきた。 しかし、両親ともに高名な童話作家で、その人気児童文学シリーズのモデルでもあったニューヨーク育ちのエイミーにとって、この田舎町での生...
ニックは34歳、ニューヨークで雑誌のライターをしていたが、電子書籍の隆盛で仕事を失い、2年前に妻エイミーとともに故郷ミズーリ州の田舎町に帰ってきた。 しかし、両親ともに高名な童話作家で、その人気児童文学シリーズのモデルでもあったニューヨーク育ちのエイミーにとって、この田舎町での生活は決して満足するものではなかった。 そんななか、結婚5周年の記念日にエイミーが突如謎の失踪を遂げる。家には争った形跡があり、確かなアリバイのないニックに容疑がかけられる。 次々とニックに不利な事実が浮上するなか、彼はみずから妻探しを始めるが、その一方で何かを隠すかのように嘘を重ねるのだった。 ニックの語る結婚生活と、交互に挿入されるエイミーの日記。夫婦双方の言い分からなるふたつの物語が重なるとき、大胆な仕掛けと息苦しいほどの緻密さで描写される夫婦のリアルな愛憎劇、やがて浮かび上がる衝撃の真実とは。 デヴィッド・フィンチャー監督で映画化された傑作サスペンス小説。 ストーリーはほぼ映画と同じだが小説のほうが、ニックにエイミーが結婚記念日のプレゼントに導く手がかりが付き合っている時の思い出に繋がっているのにそれに気づかないニックに不満を募らせていく心情の変化やエイミーの周りに「パーフェクト・エイミー」と認められたい一心で努力する過剰な虚栄心そして周りの男性を上手く利用し侍らす小悪魔ぶりや暴力的な父親のせいで権力に盲従するようになったニックの性格や夢の結婚を台無しにした夫に対して恨みを募らせていくエイミーの心情が丁寧に描いているので、より夫婦関係の負の側面や現代社会の批評が描かれたサスペンス小説の傑作に仕上がっています。 ニックが映画好きなだけに、細かな映画ネタも、満載です。
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失踪した妻が残した日記による過去パートと、妻の行方探しに奔走する夫の視点で綴られる現代パートが平行して描かれていく。序盤は所謂【ままごと婚】夫婦のすれ違いが執拗に描写されていて辟易するが、中盤過ぎからは未成熟な夫と献身的な妻という構図に変わり始める。著者は元々批評家で、よくぞここ...
失踪した妻が残した日記による過去パートと、妻の行方探しに奔走する夫の視点で綴られる現代パートが平行して描かれていく。序盤は所謂【ままごと婚】夫婦のすれ違いが執拗に描写されていて辟易するが、中盤過ぎからは未成熟な夫と献身的な妻という構図に変わり始める。著者は元々批評家で、よくぞここまで全方位に穿った見方ができるモノだなと感心するほど痛烈な筆致だが、経済不況による地方の惨状は日本もアメリカも大差はない様子が伺え、何ともじめついた気分に。夫に不利な証拠ばかり集まる中、上巻は幕引き。下巻は一体どうなることやら…。
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映画館で、予告編が流れていたのは、覚えているが、原作がこんなに面白いとは、知らなかったので、見向きもしなかった。ありがちな夫婦のボタンの掛け違いの表現が最高。先に映画を見ていたら、こんなに楽しめなかった。今度は映画の方も見てみたい。
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ここ最近流行りの「信頼できない女」(女性主人公の一人称ナレーションで、信頼できない語り手パターン)の嚆矢となったNY Times No.1 ベストセラー。中盤のあっと言わせる場面展開は見事だが、終盤の展開は陳腐で、ラストもそれなりの緊張感を孕むものの読後感はすっきりしない。出てく...
ここ最近流行りの「信頼できない女」(女性主人公の一人称ナレーションで、信頼できない語り手パターン)の嚆矢となったNY Times No.1 ベストセラー。中盤のあっと言わせる場面展開は見事だが、終盤の展開は陳腐で、ラストもそれなりの緊張感を孕むものの読後感はすっきりしない。出てくる登場人物、登場人物、全部ロクなのがいないのも(まともと言える人間は、警官のボニーとニックの妹マーゴくらいか)、印象を損う一因。
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映画版が大好きなので!!! やっぱり映画は色々端折られてるんだな〜!! エイミーすきすき ニック普通にクソじゃない?
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翻訳物はイマイチ好きにはなれない(入り込めないし、名前が覚えられない)し、これもそれはあまり変わらないんだけど、ストーリーは面白い。真相はいかに⁉︎ しかし…主人公の男が好きになれなーい_:(´ཀ`」 ∠):
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