大事なことほど小声でささやく の商品レビュー
あ~ゴンママ! お会いしたいです。 スナックひばりに行くことが出来たら、 どんな言葉をかけてくれるのかなぁ。 全編良かったんですが… 特に#四海良一の蜻蛉は泣けました。 娘が亡くなる前に、家中に書き残したメッセージを探し続ける夫婦。 「人間は悲しい時には泣けばいい」とゴンママに...
あ~ゴンママ! お会いしたいです。 スナックひばりに行くことが出来たら、 どんな言葉をかけてくれるのかなぁ。 全編良かったんですが… 特に#四海良一の蜻蛉は泣けました。 娘が亡くなる前に、家中に書き残したメッセージを探し続ける夫婦。 「人間は悲しい時には泣けばいい」とゴンママに言われて、 「娘のいない悲しい生活に慣れるのではなく、 優しい心に包まれて暮らせる幸せな生活に慣れるんだ」 やっとそう思えるようになった四海。 そこにたどり着くまでの悲しみの深さを思います。 #末次庄三郎の謝罪 ゆとり世代とのジェネレーションギャップに悩む社長・末次。 それに全く気付かないゆとり組が愉快です。 世代ではなく、人と人として向き合えばと、 ゆとり組を信じて仕事をまかせることにした末次。 謝罪のシーンは最高にカッコいい! 最終章#権田鉄雄の阿吽 ゴンママはオカマさん。 マイノリティーであるがゆえの不安と葛藤を抱えて生きているから、 人の心の痛みもわかるのかもしれない。 そしてスナックひばりの番猫である黒猫チロちゃん。 ちゃっかりとゴンママ宅の居住権をゲット。良かったね♪ コチ・コチ・コチ・チ・チ・チ・チ時計の秒針。 森沢さんの書かれる”音”が好きです。 以前読んだ作品でも、 風鈴や鳩時計の音がとても心に響きました。 ”心の筋肉”か… かなり弱いな。。。 どうしたら鍛えられるのかなぁ。
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連作短編6編 筋肉トレーニングの世界も奥深い.2メートルを超えるおかまのゴンママのスナックひばりのほっこりした暖かさに,傷を抱える人々は癒されていく.最後には,ゴンママも.
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ゴンママのキャラクターに脳内が痺れる。小説の中で実際に存在していて欲しい人ランキングの上位に一気に入り込んできた。「スナックひばり」もスポーツクラブも実在して欲しい。常連になりたいものだ。 カクテルがそれぞれ意味を持っていて、こんなにも粋に使うことが出来るのか! 私自身、ジムに通...
ゴンママのキャラクターに脳内が痺れる。小説の中で実際に存在していて欲しい人ランキングの上位に一気に入り込んできた。「スナックひばり」もスポーツクラブも実在して欲しい。常連になりたいものだ。 カクテルがそれぞれ意味を持っていて、こんなにも粋に使うことが出来るのか! 私自身、ジムに通っているがあの中毒性がたまらない。何もかも忘れ、ただ自分の身体の声を聞き、限界まで自分を追い込む。その合間に軽く常連さんとあいさつ。 その後に「スナックひばり」に行けたら最高なのになぁ。
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とあるスポーツジムに集まる男女の悲喜こもごも。 いつものメンバーは、筋曜日の会と称して、メンバーの一人、2m以上の巨体を誇るおかまのゴンママのスナックひばりに集う。 各章が、メンバーひとりひとりのストーリーになった連作短編。 タイトルと、表紙から、もっと違った話を想像していまし...
とあるスポーツジムに集まる男女の悲喜こもごも。 いつものメンバーは、筋曜日の会と称して、メンバーの一人、2m以上の巨体を誇るおかまのゴンママのスナックひばりに集う。 各章が、メンバーひとりひとりのストーリーになった連作短編。 タイトルと、表紙から、もっと違った話を想像していました。 良い意味で裏切られた感じ。 ゴンママがとにかく素敵です。 彼女の言葉に、筋曜日の会の面々は、毎度救われる。 各章ごとに、グッとくるポイントがあって、何度も目頭が熱くなりました。 ゴンママの、筋肉になぞらえた人生訓が良かった。 初読みの作家さん。読んで良かったです。 個人的な見解ですが、坂木司さんの作品と系統が似ているかなと思いました。
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連作短編集。心がほんのりあったかくなる。 4章と6章の阿吽の話しが○。 展開が読める話多い。 羨ましい親子関係の話は少しツライ。
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こちらで知って気になって初めて読んだ作家さん。ゴンママみたいな人、そばに居たら人生が豊かになりそう。出会えて良かった一冊です。
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ちょっと異色の登場人物のもとに、 わけあり人々が集い、各々の人生の苦悩をといていくという、 森沢さんお得意ワールドの作品でした。 駅前の寂れた通りの地下にある「スナックひばり」。 そのママは身長2メートルを超えるマッチョなオカマ・通称ゴンママです。 ゴンママの趣味は筋トレ。 近...
ちょっと異色の登場人物のもとに、 わけあり人々が集い、各々の人生の苦悩をといていくという、 森沢さんお得意ワールドの作品でした。 駅前の寂れた通りの地下にある「スナックひばり」。 そのママは身長2メートルを超えるマッチョなオカマ・通称ゴンママです。 ゴンママの趣味は筋トレ。 近くのジムへ通いつめ、そこで知り合った ひと癖もふた癖もある老若男女が、 「スナックひばり」へ集まって来ます。 うだつの上がらない中年サラリーマン. ケラちゃんこと本田宗一。 謎のセクシー美女マンガ家、ミレイこと井上美鈴。 シャイで生意気な男子高生、シュンこと国見俊介。 金髪モヒカンの歯科医師、四海良一。 エロジジイ社長、シャチョウこと末次庄三郎。 そしてマッチョなオカマのママ、ゴンママこと権田鉄雄。 一人一人の人生の悩みが 面白おかしく、温かく、描かれていました。 この作品では歌は出てきませんが、 人々が集う場所で 常連メンバーたちがいつのまにか 一人一人の応援団になっているという設定、 こんな素敵な仲間がいればいいなあと憧れます。 うれしいことを、大きな声で叫ぶのもよし。 でも大切にしたいあまり、 そっとつぶやくのも、また楽しい。 この気持ち、よくわかります。 ドラマ化、シリーズ化してほしい作品だと思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
予想通りの優しい森沢さんの1冊。森沢さんの優しいは 辛いや哀しいや怒りや、それを乗り越えた、 あるいは乗り越える途上の上にある。 だから、やさしいのだ。 それは、ゴンママが一番知っていることね。 こんなスナックに行ってみたいけれど、 もっとも縁のない場所な感じ。 学級委員みたいなカオリちゃんに カクテル作ってもらいたい。 ついでに2m超えのママに癒してほしい。 それにしても、ここでも、「ハッピーのドキドキ」に会えるなんて。
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なんとも主人公が魅力的な、、、。 はじめの設定に驚くものの、マスターのママのいうことはいつも、大切なものを一つずつ思い出させてくれる。
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