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大事なことほど小声でささやく の商品レビュー

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125件のお客様レビュー

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2016/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スナックひばりのごんママを中心にジムのメンバーそれぞれの人生が描かれている。 どんな人もみんなそれぞれに胸の中に抱えているものがある。 視点が温かくて読みやすかった。 元気付ける存在のごんママの孤独や悲しみも描かれていたのが新しかった。 ☆☆☆ 家族も同じ。 時には傷つけ合ってもいいの。 仲直りしたときに、それまで以上に深い絆でつながれるんだから。 だってそれが家族でしょ。他人同士じゃ、なかなかそうはいかないものよ。 いいこと?人生に大切なのはね、自分に何が起こったかじゃなくて、起こったことにたいして自分が何をするか、なのよ。起こったことなんて、そのまま受け入れればいいの。 どうせ過去は変えようがないんだから。 でもね、考え方ひとつで、起こったことをチャンスに変えることはできるの。 目の前の他人って、じつは鏡のなかの自分の姿だってこと 阿吽の阿は、五十音のはじまりの『あ』で、吽は終わりの『ん』のことで、つまり阿吽はこの世のすべてを表す禅の言葉なんだって。 転じて、この世のすべては、阿と吽のあいだの一瞬のいまにしか存在しなくて、あなたが生きられるのも、いまこの瞬間だけなのよってー 夢を叶えた瞬間にね、きっとカオリちゃんは思うはず。 ああ、わたしのこれまでの人生は、今日、この日のためにあったんだって。 その瞬間、まるでオセロの黒い列が、端っこから一気にパタパタと白に変わるみたいに、辛かった過去がキラキラした大切な思い出に変わるのよ。

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2016/10/03

読み終わった後心があったかくなる小説だった。 見えないところで人はそれぞれ抱えていることがあって、辛くて、しんどくて、どうしようもない思いをしてる。幸せそうに見える人だって、なにもないなんてことはないんだと思う。 現実はこんなにきれいに前向きにはなれないかもしれないけど、でも、そ...

読み終わった後心があったかくなる小説だった。 見えないところで人はそれぞれ抱えていることがあって、辛くて、しんどくて、どうしようもない思いをしてる。幸せそうに見える人だって、なにもないなんてことはないんだと思う。 現実はこんなにきれいに前向きにはなれないかもしれないけど、でも、それは小説のいいところ。 スナックひばりに集まってくる人たちみんな、あったかくて素敵でした。

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2016/09/22

ちょっと陳腐な設定かな。 筋トレが精神安定剤、ってのは、残念ながら分かる。 苦しかった時、頼ったことはある。 そこらへんは、結構共感できる。

Posted byブクログ

2016/05/17

初読み作家さん。優しいお話しで大切な優しい言葉がたくさん囁かれていて温かい気持ちになりました。相手を思い語りかけ受け止められた言葉は、また自分にも返ってきて幸せにしてくれるんですね。ゴンママもカオリちゃんもスポーツジムの仲間たちも素敵。

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2016/04/20

筋曜会という筋肉を鍛えるのが好きな人たちが集まる「スナックひばり」 それぞれ痛みを抱えながら生きる人は優しい。 キャラクターがそれぞれ素敵。 他の人の話に出てくるときには、好きになれそうにないと思っていても、その人の話ではとても魅力的。 何度も涙腺を刺激され困った。

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2016/04/15

夏美のホタルに続き、2冊目の森沢明夫。 ありがちといえばありがち ベタといえばベタ でも登場人物が皆魅力的でついつい引き込まれてしまう。 そしてごんママのささやく大事なこと これについつい胸を打たれてしまう。 ーいいこと?人生に大切なのはね、自分に何が起こったかじゃなくて、起...

夏美のホタルに続き、2冊目の森沢明夫。 ありがちといえばありがち ベタといえばベタ でも登場人物が皆魅力的でついつい引き込まれてしまう。 そしてごんママのささやく大事なこと これについつい胸を打たれてしまう。 ーいいこと?人生に大切なのはね、自分に何が起こったかじゃなくて、起こったことにたいして自分が何をするか、なのよ。起こったことなんて、そのまま受け入れればいいの。どうせ過去は変えようがないんだから。でもね、考え方ひとつで、起こったことをチャンスに変えることはできるの。ピンチはチャンスよ。 ーやり直すことのできない過去を悲しんでいたら、せっかく生きている「いま」が不幸になっちゃうだけでしょう?それにね、まだ来てもいない未来を不安がっても仕方ないじゃない。大切な「いま」をつまらなくするだけだわ。辛い過去になんてとらわれないで、未来の不安もぜーんぶ忘れて、いまこの瞬間だけをしっかりと味わって生きなさい。それが、禅の「幸せに生きる極意」なのよ 幻冬舎 2013年 装丁:坂上事務所 装画:フジモト・ヒデト

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2016/03/19

「大事なことほど小声でささやく」このタイトルにはまったく同感です(^-^)トレーニングジムとオカマバーが舞台で、様々な人間模様が描かれ、それなりに面白いのですが、筋肉の塊のオカマが主役には「うんざり」でした(^-^)

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2016/02/28

身長2メートルはあるマッチョで髭面、スキンヘッドのスナックのママ、ゴンママを中心に、スポーツクラブの仲間たちとの短編集。ゴンママのお店「スナックひばり」で、それぞれが持つ悩みをゴンママの一言で救われる、どちらかというと「ありがち」なドラマですが、ゴンママのキャラクターと繊細さで、...

身長2メートルはあるマッチョで髭面、スキンヘッドのスナックのママ、ゴンママを中心に、スポーツクラブの仲間たちとの短編集。ゴンママのお店「スナックひばり」で、それぞれが持つ悩みをゴンママの一言で救われる、どちらかというと「ありがち」なドラマですが、ゴンママのキャラクターと繊細さで、とんでもなく印象深い作品でした。ゴンママがささやく大事なこと、お店で出されるカクテルに隠された意味、どれもジーンとさせてくれました。

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2016/02/20

癒しと赦しと希望の物語。 近所にスナックひばりみたいなお店があればいいのにな。 森沢さんの言葉の選び方は、ちょっと違和感。

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2016/02/06

身長2mを越えるマッチョなオカマ、通称ゴンママが経営する「スナックひばり」には、スポーツジム仲間たちが集まってくる。心に傷をもった人々を主人公とするよくある話ではあるが、ユニークな登場人物たちがいきいきと描かれている心温まる短編集。 北森鴻氏の香菜里屋シリーズに、ヒントを得たかな...

身長2mを越えるマッチョなオカマ、通称ゴンママが経営する「スナックひばり」には、スポーツジム仲間たちが集まってくる。心に傷をもった人々を主人公とするよくある話ではあるが、ユニークな登場人物たちがいきいきと描かれている心温まる短編集。 北森鴻氏の香菜里屋シリーズに、ヒントを得たかなと思わせる作品。

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