怪物 の商品レビュー
後輩にも慕われる定年間近の刑事。 時効になった幼女誘拐殺人事件の容疑者だった男が衆院選に立候補する事を知る。 同じ頃、夫の失踪届を出しに警察を訪れた母娘に声をかけたことから、その失踪にも関わる事になる。 失踪した男が最後に訪れた場所は、最先端のゴミ処理場だった。 単なる刑事もの...
後輩にも慕われる定年間近の刑事。 時効になった幼女誘拐殺人事件の容疑者だった男が衆院選に立候補する事を知る。 同じ頃、夫の失踪届を出しに警察を訪れた母娘に声をかけたことから、その失踪にも関わる事になる。 失踪した男が最後に訪れた場所は、最先端のゴミ処理場だった。 単なる刑事ものではない。 その刑事の心の動きが物語を深くしていると思う。 携帯に掛って来た旧知のライターからの連絡。それが彼を狂気に向かわせるのは、動機が浅いのではないか。 他にもある選択肢の中で、迷いながら終章を迎えるという終わり方もあったのではないか。 丁寧に書かれた物語の中で、終わりを急いだ感は否めない。残念。
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日常に潜む、あり得そうに思える話し。 次々と連鎖していく人間関係がおもしろく、追い詰められた主人公の転落ぶりが、ここまでやるか!的な内容だった。 読み進めやすく、印象に残る内容だった。
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こうきたか。 ぞわぞわとする気持ち悪さと、着地点の不安さはあるのだけれど………うーん。イマイチついていけなかった………かなぁ。 あっさり進むわけでもなく、かといって内面描写で畳み掛けるわけでもない。どちらに行くのかな?と迷ううちに最終頁に辿り着いた的な。
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死の匂いを嗅ぐことが出来る定年間近の刑事の話。 その能力から、死体を溶かして殺すという男に辿り着く。 単純な刑事物、ミステリではありません。 ボタンを掛け違えるように少しずつ物語が狂っていく様が恐ろしい。 「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。」 まさし...
死の匂いを嗅ぐことが出来る定年間近の刑事の話。 その能力から、死体を溶かして殺すという男に辿り着く。 単純な刑事物、ミステリではありません。 ボタンを掛け違えるように少しずつ物語が狂っていく様が恐ろしい。 「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。」 まさしくニーチェの言葉通りの話です。
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刑事モノかと思いきや、主人公の定年を間近に控えた刑事はあっさり定年退職します。 また、ここがポイントか?と思うところが何回も転回していきます。 あまり書くとネタバレになるので控えますが、転回を何度もする為一気に読み進みますが。。。最後はこうなっちゃうの?という感じ。でした。
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ぞくっとした。 「あぁっ!いっちゃだめだ!」と思いつつ・・・ 気になってあっという間に読了。
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面白かった。 読み進めている間、 怪物は誰なのか、 実はこの人が…みたいな結末なのかとか、 まだ半分くらいのあたりで、どうまとめていくのか見えず、 話の展開とともに私の想像も二転三転していた。 このまま静かにしていればいいじゃないかと香西びいきになって、明らかに破滅へ進んでいくの...
面白かった。 読み進めている間、 怪物は誰なのか、 実はこの人が…みたいな結末なのかとか、 まだ半分くらいのあたりで、どうまとめていくのか見えず、 話の展開とともに私の想像も二転三転していた。 このまま静かにしていればいいじゃないかと香西びいきになって、明らかに破滅へ進んでいくのが嫌で読むのをしばし休んだりもした。 読み終わって、ああそうなっちゃったのかと諦めのようなホッとした感が残った。 この著者の本は初めてだが、他のも読んでみたい。
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まさに怪物。人間追い込まれると怪物になりかねないと何処か納得してしまいそうになってしまう。 予想と反した結末だったが、その裏切られた感じがまた良かった。 刑事の上をゆく真崎、気味悪いがスマートさを感じて何か良かった。 他の作品も読んでみたくなった。
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ドラマは見れなかったけど、向井理はイメージに合う気がする。 色々事件のつながりを想像しながら読み進めたけど、短絡思考の私は全然的外れだった^^; 採るべき選択を間違えたのが・・・ 間違えなければ香西も理沙も、と思うとやるせない。。
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