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怪物 の商品レビュー

3.4

49件のお客様レビュー

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2016/04/27

途中でやめようかと思った。この作品がつまらないという意味ではなく、人間は追い詰められればとんでもないことにも手を染めてしまうと恐ろしさに向き合えなくなりそうだったからだ。心が弱っているときには、リアルな恐ろしさは耐えられなくなる。・・・という1冊である。

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2016/01/07

「怪物と闘う者は、その過程で自ら怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ」(あとがきより)

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2015/12/01

怖い。要らない人間を消してしまうなんて。自分が望んだのかもしれない。悪い奴だったのかもしれない。誰かの幸せのためかもしれない。しかし、元刑事の香西はどこで折り合いをつけるべきだったのか?

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2015/11/13

ドラマ化もされたんですね。 なんというか、救われない。 感情移入したくなる登場人物がいなかったな、と思う。 しいて言えば、「石川さん」?

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2015/02/13

極悪人なのかそうでないのか、人間が多面的に書かれていて先が読めないから面白かった。ドラマ化されてたのね、知らなかった。この人の他の作品も読んでみよう。

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2014/09/30

向井理さん主演でドラマ化されていたのを観た後、原作を読むまでしばらく間が空いた。真崎(向井理さん)はほぼ原作のイメージ通りで端正な顔ゆえにぞくりとした。 「死の匂い」を察知してしまう刑事 香西。15年前に起きた少女殺人事件の犯人と知っていながら堂島を無罪放免にした後悔を抱えてい...

向井理さん主演でドラマ化されていたのを観た後、原作を読むまでしばらく間が空いた。真崎(向井理さん)はほぼ原作のイメージ通りで端正な顔ゆえにぞくりとした。 「死の匂い」を察知してしまう刑事 香西。15年前に起きた少女殺人事件の犯人と知っていながら堂島を無罪放免にした後悔を抱えている。あろうことかその堂島が政界進出を目指していると知り・・・ 被害者と同様にかつて彼に性的いたずらを受けた女性が名乗り出たことから事件は急展開。権力の壁に阻まれて堂島を野放しにしてしまった無念を果たすべく、彼女と協力して策を練る香西だったが・・・ 失踪した男たち。DNAをも溶かしてしまう生ゴミ処理用バイオ装置を操る謎めいた若い男。 怨恨や欲望の絡まない殺人ほど不気味なものはない。。

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2014/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

水で何でも溶かしてしまうゴミ処理機。それに携わる若い技術者。心残りの事件を抱えた定年前の刑事。  科学技術のことが詳しく書かれていて、堅めの作品かな…と思ったけど、私の感想はかなりのファンタジーです。真崎という完全なる悪、隙のない悪に、平凡な人々が引きずり込まれるファンタジーという印象。でも後味はあんまり悪く感じないし、純粋にストーリーを楽しめた。

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2014/07/29

普通の刑事ものかと思いきや・・・ 予想外の展開。 人を溶かして存在を消してしまう装置。 本当にあったら恐ろしいことになるだろう。 どんどんダークサイドに嵌っていく主人公が痛々しい。でもそれは彼の正義の心に基づいている. 正義と悪の境界線が歪む感覚が味わえる。

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2014/06/22

ドラマ化もされた長編ミステリ。死の匂いをかぎ取る能力を持つ定年間際の刑事が、その能力を手掛かりに不審な失踪事件を調べるうち、ゴミ処理施設で働く青年・真崎に出会う。正義と悪の間で葛藤しまくる刑事さんが可哀想…。ドラマはてんでダメだったけどね。

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2014/05/07

ドラマを見ていたので、ついついドラマのキャストで 読み進めてしまった(笑) 主人公である刑事が「死」の匂いをかぎとることが できるという設定がまず面白い。 刑事が天職ともいえる彼の失踪事件への執念がスリ リングで、事件の進展から目が離せなかった。 過去の事件の容疑者(犯人だけど...

ドラマを見ていたので、ついついドラマのキャストで 読み進めてしまった(笑) 主人公である刑事が「死」の匂いをかぎとることが できるという設定がまず面白い。 刑事が天職ともいえる彼の失踪事件への執念がスリ リングで、事件の進展から目が離せなかった。 過去の事件の容疑者(犯人だけど)を追い詰める 作戦ははらはらした。 どうにかして法の裁きをうけさせたかったし。 容疑者たる青年の淡々とした雰囲気が、いっそう恐ろ しい。なんだかやりきれない結末。

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