震える牛 の商品レビュー
タイトル通り
それぞれの目線から一つのことに向かっていくのですが、最後の最後に裏切られた気持ちになったこと、組織に属するということ、汚い部分、見たくない部分、様々な感情が結果怒りに変わりました。 実際あるんだろうな…と漠然に思いました。
鹿内美保
全体的には面白かったです。刑事事件は大円団で良かったんじゃない? と思うけど。 食品関係の仕事をずっとしている夫にこの作品の話をしたら、「確かにハンバーグはヤバイよ」というコメントでした。 BSEが、「草食動物に肉を食べさせるという禁じ手」の結果だったこと、現代科学の象徴のように...
全体的には面白かったです。刑事事件は大円団で良かったんじゃない? と思うけど。 食品関係の仕事をずっとしている夫にこの作品の話をしたら、「確かにハンバーグはヤバイよ」というコメントでした。 BSEが、「草食動物に肉を食べさせるという禁じ手」の結果だったこと、現代科学の象徴のように感じました。
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相場さんの代表作。「この本を読んだら、ハンバーガー食べられなくなります、注意」と帯の広告にあったが、個人差でしょう。小説であれ、流通業界の内幕、課題を書いていただいたのは、とても勉強になったと思う。
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素晴らしい。 相葉英雄、良い。好み。 最初は、全く関係ないと思われる人物の話が章ごとに展開するが、地道に地取りを行う捜査で、徐々に点と点が繋がるのが楽しい。 人体に影響があるのに利益優先の現代社会に物申す作者。
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2024.6.20 読了 未解決のまま二年が経った居酒屋強盗殺人事件の裏には大手ショッピングセンターの地方進出に伴う地元商店街の苦境と加工食品の安全が大きく関連していた─ 政治や警察組織のみならず日本中に蔓延る隠蔽体質が引き起こした事件と理不尽な結末 私たちが守るべきものは何な...
2024.6.20 読了 未解決のまま二年が経った居酒屋強盗殺人事件の裏には大手ショッピングセンターの地方進出に伴う地元商店街の苦境と加工食品の安全が大きく関連していた─ 政治や警察組織のみならず日本中に蔓延る隠蔽体質が引き起こした事件と理不尽な結末 私たちが守るべきものは何なのかを考えさせられるお話でした 警察小説好きなので面白く読みました
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元々他人の作る料理を信用していないので 基本的に外食はしないんだけど、これを読んだら 尚更外でご飯食べるのを避けたくなっちゃう。笑 ただの殺人事件かと思いきやBSEに関わる事件へ 広がり、こんな展開になるとは思わなかった。 いい意味で裏切られました(。•~•。) 田川、滝...
元々他人の作る料理を信用していないので 基本的に外食はしないんだけど、これを読んだら 尚更外でご飯食べるのを避けたくなっちゃう。笑 ただの殺人事件かと思いきやBSEに関わる事件へ 広がり、こんな展開になるとは思わなかった。 いい意味で裏切られました(。•~•。) 田川、滝川、鶴田、それぞれの視点で 見たら見え方が変わり、真相が明らかになる… やたらと現実味があって…これは1部現実なんじゃないか…と 思ってしまうし、仮に現実だとしたら怖すぎるよね。 まぁ今の時代、衛生管理はしっかりしてるし 基準も高くなってるので、信じたい…。 まぁこれからも外食は基本的にしませんけど…。笑
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外国人による強盗殺人と思われていた事件の再捜査を命じられた継続捜査班の田川。 愚直に聞き込みを行ううちに初動捜査からの大きなズレがあることが発覚する。 捜査を進める田川、オックスマートを支える滝川、オックスマートへの恨みを果たすため取材を続ける鶴田 それぞれの視点から事件の真相...
外国人による強盗殺人と思われていた事件の再捜査を命じられた継続捜査班の田川。 愚直に聞き込みを行ううちに初動捜査からの大きなズレがあることが発覚する。 捜査を進める田川、オックスマートを支える滝川、オックスマートへの恨みを果たすため取材を続ける鶴田 それぞれの視点から事件の真相が明らかになる。 2年前の殺人事件、大型ショッピングモール進出による地方経済の衰退、食品偽造…これらが交わったときに明らかになる真実は衝撃 滝川の裏にチラついていた協力者の正体にも驚かされた…… 後味悪いかと思ったけど、ラストは救いのある終わり方でよかった!と思ったものの、エピローグはかなり辛くなってしまった… これ読んだらしばらく外でハンバーグは食べられなくなる
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面白すぎる… 強盗殺人かと思われていた事件が、蓋を開ければBSEに関わる、ここまで大きな事件になるなんて予想してなかった笑 食品偽装の闇をテーマにした作品は初めてだったので斬新でした。 中盤から後半に掛けての情報収集からの畳み掛けが、読むスピードを加速させました。 たしかに、惣菜...
面白すぎる… 強盗殺人かと思われていた事件が、蓋を開ければBSEに関わる、ここまで大きな事件になるなんて予想してなかった笑 食品偽装の闇をテーマにした作品は初めてだったので斬新でした。 中盤から後半に掛けての情報収集からの畳み掛けが、読むスピードを加速させました。 たしかに、惣菜の安さには何かしら理由があると言う事は分かってても買ってしまう、この人間の心理を付いてやりたい放題やる企業の闇を感じました。 最後もやるせないなあ…、、そこの繋がりは分からなかったし、赤間の想いを考えると心が苦しくなりました。 面白すぎたので、続編も読もうかな。
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居酒屋強盗事件の未解決事件を田川刑事が追う話。地取り鑑取りのスペシャリストによる地道な捜査、いつどこで繋がるのか、手帳が膨れるごとに期待も膨らむ。この強盗事件が巨大スーパーによる地方破壊と食の安全に繋がるとは。他人事とは思えず日本社会のことを考える。こんなの加工肉食べたくなくなる(多分すぐ食べてる)勉強不足でBSEに感染した牛が震える、というタイトルの単語を知らず読みながら驚愕した。 田川刑事が職人すぎて格好良い、田川家の雰囲気もめちゃくちゃ好き。 にしても宮田さん!?え、めちゃくちゃ好きだったよ途中まで。田川刑事を買ってる良い上司だと思ってたよ、途中まで。ねぇ宮田さん!?
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