時のみぞ知る(下) の商品レビュー
クリフトン年代記第一作目。主人公ハリー・クリフトンの生い立ちと成長の物語。労働者の子供に生まれた主人公が上流階級の人たちとの違いを知っていく様子がいたたまれなかった。ストーリーは第二次世界大戦に向かって進んでいき、一作目の最後は戦争の始まりに巻き込まれる。二作目以降が気になる。
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英国の貧民層出身のハリー・クリフトン一代記の少年、青春篇。 大河小説の一部ならそれなりに完結しないとドラマ化が難しいと思います。 完全に次回へ続く的な終わり方では第一部というのはいかがかな。 でも、展開自体はさすがに面白いです。
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才能あふれる貧乏学生。金持ちの子息であるが主人公の親友。隠遁生活を送るメンター。貧しくとも立派に子供を育て上げる母。上流階級にあっても溺れず物事を正しく見通せる老人。身勝手で横暴で典型的な金持ちの敵役。 互いに愛し合いながら結ばれることのできない恋人。 昼メロドラマの必要要素がす...
才能あふれる貧乏学生。金持ちの子息であるが主人公の親友。隠遁生活を送るメンター。貧しくとも立派に子供を育て上げる母。上流階級にあっても溺れず物事を正しく見通せる老人。身勝手で横暴で典型的な金持ちの敵役。 互いに愛し合いながら結ばれることのできない恋人。 昼メロドラマの必要要素がすべて詰まった感があるストーリー。 それだけに、先を読まずにはいられない。 次シリーズに続く衝撃的な結末。 さすが、稀代のストーリーテーラーの作品であるが、ただそれだけともいえる。
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作者一流の軽快な語り口で描かれる、愛すべき紳士の魂と痛快なサクセスストーリー。加えて今回は次巻軸と視点が交錯する凝った構成。そこには謎と驚きがありサスペンスがある。最後の1ページまで油断がならない!
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下巻は昼の休憩に読み始めて、電車の中とバスの中、食後の時間で読み終わってしまった。こんなに一気に読み終わった本は久しぶり。とはいえ、これ普通なら少し厚めの文庫一冊で収まるよね?フォントが大き目で分冊になってるのは、年配のファンが多いからなんだろうな。 それにしても、アーチャー。人...
下巻は昼の休憩に読み始めて、電車の中とバスの中、食後の時間で読み終わってしまった。こんなに一気に読み終わった本は久しぶり。とはいえ、これ普通なら少し厚めの文庫一冊で収まるよね?フォントが大き目で分冊になってるのは、年配のファンが多いからなんだろうな。 それにしても、アーチャー。人気があるの納得の面白さ。第2部も借りてあるから明日から読むとして、第3部は自力翻訳で頑張っちゃうかしら?てなことになりそう。
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クリフトン年代記、第一部の下。 ハリーは生い立ちのハンディもものともせず、名門学校でも頭角を現す。 ハリーの親友、ジャイルズは裕福な家庭を鼻にかけずハリーとの親交を一層深めていた。 ハリーの母はやり手のウェイトレスとしてハリーを支える。ハリーの父は第一次対戦で戦死したと知らされていた。 ジャイルズの父は町の名士として全ての富を手中に収める人物。 ジャイルズの父とハリーの母との間に、過去に何があったかはひた隠しにされた。 親友ジャイルズの妹と深く愛し合ったハリー。 その結婚式の日に過去の悲劇が老友ジャックの口から・・・(涙) そしてハリーとジャイルズが迎えた第二次対戦の明け方。 さらなる運命が動き出す!!
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ジェフリー・アーチャー氏の「ケインとアベル」を読んだのは中学生くらいの時だったかな? それ以来、全く読んでいませんでしたが、今回この作品を読んで、「ああっ、この感じ、懐かしい!!」と感じました。 この作品、「クリフトン年代記 第一部」となっているので、次作に続くわけですが…。 ...
ジェフリー・アーチャー氏の「ケインとアベル」を読んだのは中学生くらいの時だったかな? それ以来、全く読んでいませんでしたが、今回この作品を読んで、「ああっ、この感じ、懐かしい!!」と感じました。 この作品、「クリフトン年代記 第一部」となっているので、次作に続くわけですが…。 あああああーーーー!! 続きが知りたくて身もだえしちゃいますよっ。 こうなるのが分かっていたら、もっと早く図書館で予約入れたのに。 最初の方はイギリス人の名前と一族のつながりを把握するのに時間がかかった感じでしたが、後半、ここでこの人とこんな関係になってしまったかっ! とか、母、頑張りすぎてこんなことになったのかっ! とか、ここで真実が暴かれるなんてなんという悲劇… とか、とにかく「ああっ!」と思うことが多くて一気読みでした。 そしてラスト… わぁぁぁぁ!! 続きが知りたくて身もだえ!(再び・・・) ということで、第二部が図書館で借りられることを心待ちにしております。
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帯文:"『ケインとアベル』を超えたベストセラー。" 内容:オールド・ジャック・ター 1925年-1936年、エマ・バリントン 1932年-1939年、ハリー・クリフトン 1939年-1940年、訳者あとがき
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久しぶりに読んだジェフリーアーチャー。 幼いハリークリフトンが貧しい環境からエリートコースに進み、ジャイルズという親友を得、彼の妹と恋仲になる。しかし、悲劇的な関係が明らかになる。 アーチャーらしいスケールの大きな物語でこの先の想像もつかない。
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何なの、これは? よく映画のコピーなどで、想像を超えるラストなどという宣伝を耳にするけど、まさに想像を超えてた… しかし悪い方法に。 アーチャー、刑務所に収監されている間に、衰えたのか??? -------------------------------------- 8/17 追記: よく見たら、第一部となっているではないか。ああ、続編があるのかと今気がついた。なるほど、アーチャーはシドニー・シェルダンを目指してるのね。
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