快挙 の商品レビュー
http://tacbook.hatenablog.com/entry/2016/01/07/063937
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人生の快挙とは何かー 白石一文にしては、小難しくない文章で一気に読めた。 夫婦とは なんと佳いもの 向い風
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大学時代にバイトをしながら写真の道に進んで、私は小料理屋を営むみすみと出会った。 みすみとの結婚生活 彼女の二度の流産、私である俊彦は写真家から小説へと仕事を変え、 震災を経て、予想より長く患った結核 その間にみすみとの空いた距離。 東京へ戻り、物書きの仕事が本格的に軌道に乗って みすみの乳がん、これから。 人生の快挙とはなにか。 自分の成し遂げた偉業も快挙かもしれないけれど 大切な人と死ぬまで寄り添い続けることも、快挙なのかもしれないね。 しかし、病気多っ! 終わりのところ、みすみの肺の影が誤診で、 最後の長期間かけて書いてる小説を途中でやめるのはなんか拍子抜け。 みすみの、どこに行っても淡々と仕事を見つけてくるフットワークの軽さがうらやましいな)^o^(
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年若い主人公にとって、人生の快挙とは 『写真家として認められること』であり 『小説家として本が出せること』なのだった。 当たり前だけれど、人生そんなうまくいくわけがなく 拗ねたり、妬んだり、凹んだりしながら年を重ねるうちに 本当の快挙とは何かに気づいていくのです。 そう、快挙とは...
年若い主人公にとって、人生の快挙とは 『写真家として認められること』であり 『小説家として本が出せること』なのだった。 当たり前だけれど、人生そんなうまくいくわけがなく 拗ねたり、妬んだり、凹んだりしながら年を重ねるうちに 本当の快挙とは何かに気づいていくのです。 そう、快挙とは奇跡であり宝物。 それは決して手の届かない所にあるものではないのですね♪ 素敵な物語でした。
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白石さんらしい白黒はっきりつかない大人の小説。 複雑なようで単純な、簡単には言葉に出来ない夫婦の世界を 描いていて読み応えがあった。 最後はハッピーエンドで本当にほっとした。
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夫婦の形。夫婦で過ごしていく日々は。良い時期ばかりではなくて、人生の良きも悪きも共に乗り越える存在。決してそれが前向きな時ばかりではないけど、長く続くそれが日常になる。 快挙とは、みすみと出会って声をかけたところ。いつまでもそれが快挙だと言える主人公はすごい。
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うまくいきそうだ、なかなか調子がいいんじゃないのか と思うとつまづく。 家族の事情だったり、世の中の動きだったり、自分の体調だったり、つまづく原因はさまざま。 でも、何とかなるもんだ。 人生はそういうもんだ と思いたい。
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夢をあきらめちゃダメよっていう奥さんとそれに甘えて奥さんに養ってもらう旦那さん。なんか、現実見てっ!ってハラハラした。それから、横合いからゴーっていう冷たい風。っていうところが不吉を予感して怖かった。
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良かった〜♪最後は奇跡よ起これ!って祈ってました。いろいろあったけど、途中で諦めなかったことこそが全てを導いた。派手なエピソードなど無く、夫婦の歴史なんてこうして淡々と積み上げていくもの。出会ったことが快挙だと言えるパートナーと一緒に暮らせることは、本当に幸せだと思う。ハッピーエ...
良かった〜♪最後は奇跡よ起これ!って祈ってました。いろいろあったけど、途中で諦めなかったことこそが全てを導いた。派手なエピソードなど無く、夫婦の歴史なんてこうして淡々と積み上げていくもの。出会ったことが快挙だと言えるパートナーと一緒に暮らせることは、本当に幸せだと思う。ハッピーエンド、最高☆
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変質しない夫婦関係などない。罪と罰を抱き共に生きる。それこそが、結婚――。あの日、月島の路地裏であなたを見つけた。これこそが私の人生の快挙。しかし、それほどの相手と結婚したのに五年が過ぎると、夫婦関係はすっかり変質してしまった。共に生きるためには、不実さえも許す。それこそが夫婦。...
変質しない夫婦関係などない。罪と罰を抱き共に生きる。それこそが、結婚――。あの日、月島の路地裏であなたを見つけた。これこそが私の人生の快挙。しかし、それほどの相手と結婚したのに五年が過ぎると、夫婦関係はすっかり変質してしまった。共に生きるためには、不実さえも許す。それこそが夫婦。そう思っていたが、すべては私の驕りにすぎなかった……。結婚の有り様をあなたに問う傑作夫婦小説。
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