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どん底から生まれた宅急便 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2024/03/01

今は、みんなにこれだけ親しまれている大企業が、退路を断って、背水の陣で、宅急便事業に社運を賭けていた経緯を全く知りませんでした。その後、行政やいろいろな障害を乗り越えた手腕は、この本だけでは語り尽くせないほど大変だったのだろうと敬服させられました。 今度から、町で宅急便の車を見か...

今は、みんなにこれだけ親しまれている大企業が、退路を断って、背水の陣で、宅急便事業に社運を賭けていた経緯を全く知りませんでした。その後、行政やいろいろな障害を乗り越えた手腕は、この本だけでは語り尽くせないほど大変だったのだろうと敬服させられました。 今度から、町で宅急便の車を見かけるたび、この本を思い出し、応援したくなりそうです。

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2022/09/17

著者は、小倉昌男の下で永年働いてヤマト運輸の第3代社長を勤めた方。小倉昌男の『経営学』は、誰が何をしたみたいなヒトまわりのエピソードにほとんど触れていないのだが、この本を読むとそのあたりがカバーされて、もっと立体的なイメージが浮かんでくる。 しかし、かくも大胆な業態転換、たとえ...

著者は、小倉昌男の下で永年働いてヤマト運輸の第3代社長を勤めた方。小倉昌男の『経営学』は、誰が何をしたみたいなヒトまわりのエピソードにほとんど触れていないのだが、この本を読むとそのあたりがカバーされて、もっと立体的なイメージが浮かんでくる。 しかし、かくも大胆な業態転換、たとえ理屈でうまくいくと思っていたとしても、なかなか実行できることではない。

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2017/06/13

06.13.2017 読了 いまや業界最大手のヤマトがどん底から這い上がってくるエピソードを3代目社長が執筆。 どのようにサービスを拡大し日本一にしたのか。 三越との決別は半沢直樹並みに痛快。

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2020/07/27

宅急便の歴史がよくわかる。◆挑戦者の心意気や良し。◆◆宅急便が保険に入っていないのがすごいところだ。

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2015/08/18

クロネコヤマトの宅急便を一躍有名にした、二代目社長と共にその道を歩んだ著者が、その経緯を振り返りながら纏めた一冊。 今では、それを知らないと言う人が居ないほど有名な企業になりましたが、当時の立ち上げからの状況が、読むほどに様々な事を乗り越えて来た苦労も分かります。

Posted byブクログ

2014/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今度クロネコヤマトの大型貨物センター「羽田クロノゲート」の見学と、この本で著者である元社長の講話を聞くことになったので事前に読んでおくかーって事で読んでみた。 老舗運送会社であるヤマトは、いろいろあって経営がグズグズだったらしい。で、当時の社長が「大口やめて小口一本で行こう」と決めた。当時小口は手間はかかるけど儲からないと考えられていたらしい。その頃の小口は郵便局が殿様商売的に独占していて、「持ってこい」「運んでやる」「いつ届くかはわからんがな!」って感じだったらしく、需要はあるしこの競合がこの糞サービスならいける!ってふんだらしい。 集荷に伺います、伝票も1枚でいいです、そして翌日配達です!開始当初は全然少なかった荷物も今では年間数億個。無くてはならないサービスですね。で、全国展開するのに邪魔になったのが国の規制。これをあの手この手で許可を取っていく。そのくだりは規制に立ち向かう努力が書かれていたけど、実際は泥臭い事もいろいろあったんだろうなぁとか勝手に想像したり。 本書内に、時代やユーザのニーズによって新たに生まれるサービスは、時代遅れの規制や法律に邪魔される、みたいな事が書かれていた。最近騒がれている3Dプリンタに法規制をかけるか?みたいな話と一緒で。そこで諦めずに、正しいと思うのであれば突き進む。自分も含めて最近の社会人ってそういうガッツって少ないよねぇ。 書かれていることは比較的表面的な話で、特段盛り上がりもなくビジネスに対する教訓とかそういうのも特になし。役員目線で観たクロネコヤマトの歴史をまとめた本って感じかな。

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2013/10/22

知ってるようで知らない話も。かいつま んであるので、さらっと読めた。サービ スってこういうことだよねと納得する当 たり前の話が満載。当たり前のことを工夫して実行するのがむずかしいのだけれど。

Posted byブクログ

2013/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(松下電器との取引辞退)……「松下電器との取引きをやめて、小口に専念したい。宅急便は社運を賭けた大事業であり、逃げ道を用意していては絶対に成功しない」、三越からの値下げ請求、188円→148円、ヤマトの事務所の家賃や駐車料金の徴収、三越関係の映画の入場券を大量に押し付けられたり、高額な絵などを購入させられた。 (前島密の郵便建議に込められた精神)……遅配があるばかりか、料金が高すぎて貧しい人には使えず、商売にも影響する、さらに、都会から遠く離れた土地ともなるとまったく届かない、だからこそ、利用者の立場に立った制度として日本全国のネットワーク化が必要だと説いたのである。 (集荷しないサービスが相手なら勝てる)……強力な競争相手がおらず、サービスが悪かったからである、他に小口の荷物を運んでくれるところがなかったので当時の人々が郵便局か国鉄の駅に荷物を持ち込むしかなかった。

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2013/08/09

 「クロネコヤマト」といえば、宅急便という市場を開拓した先駆者であり、現在も業界のリーディングカンパニーである。言ってみれば「ホンダ神話」のような夢とロマンにあふれる物語を期待して本書を手にとって見たが、どうも物足りない。  確かに業界において「大口貨物」から「小口貨物」への大転...

 「クロネコヤマト」といえば、宅急便という市場を開拓した先駆者であり、現在も業界のリーディングカンパニーである。言ってみれば「ホンダ神話」のような夢とロマンにあふれる物語を期待して本書を手にとって見たが、どうも物足りない。  確かに業界において「大口貨物」から「小口貨物」への大転換というリスクを負いながら、「官」の妨害を実力で払いのけ、業界首位にかけのぼったエピソード満載の本なのだが、「自慢話の羅列」といっては失礼だろうが、いまひとつ業界全体や日本経済の歴史をも考察した「経営哲学」のような、大きな視点が一切ないように思える点は不満が残った。  せっかく、よい題材があるのだから、もっと深い「クロネコヤマト」物語が読みたいという欲求が読後に残る本であると思えた。

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2013/06/19

幾度の試練を乗り越え、経営状態がどん底にあるヤマト運輸を有名企業まで発展するまでのお話です。大変分かりやすい文書で、内容も良かったです。前向きに頑張ろうと思える本です。

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