昨夜のカレー、明日のパン の商品レビュー
良かった。やっぱり木皿泉さんはすごい。 上手く言えない感動と上手く言えない切なさと上手く言えない涙ね。 LINEノベルで読んだけど、この本大好きやから紙で買う。 私はこれから何かあったときは山より大きいシシは出ん!!!て言いながら生きていきたい。そう思わせられる(思わせてくれる)...
良かった。やっぱり木皿泉さんはすごい。 上手く言えない感動と上手く言えない切なさと上手く言えない涙ね。 LINEノベルで読んだけど、この本大好きやから紙で買う。 私はこれから何かあったときは山より大きいシシは出ん!!!て言いながら生きていきたい。そう思わせられる(思わせてくれる)小説。
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7年前に夫を亡くしたテツコと、義父を中心にした短編連作集。死を受け入れていくストーリーだけど、そんなに重たくなくて読みやすい。前に進もうとしている姿に勇気づけられる。クスッと笑えるところも多かった。 第一章の ムムム が好き。「1つの事に捉われる必要は何も無い。」と気づかされた...
7年前に夫を亡くしたテツコと、義父を中心にした短編連作集。死を受け入れていくストーリーだけど、そんなに重たくなくて読みやすい。前に進もうとしている姿に勇気づけられる。クスッと笑えるところも多かった。 第一章の ムムム が好き。「1つの事に捉われる必要は何も無い。」と気づかされた。読んでいてフッと気持ちが軽くなった。
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私が一番好きな作品と言っても過言でないくらい、この作品が好きです。 人間臭くて、前向きで、面白くて。 のんびり生きていこうよ、というような。 若くして結婚し、夫に先立たれ義父と2人で暮らす主人公。 新たな恋人もできるものの、結婚は…と考えますが。 亡くした人、失くした人、...
私が一番好きな作品と言っても過言でないくらい、この作品が好きです。 人間臭くて、前向きで、面白くて。 のんびり生きていこうよ、というような。 若くして結婚し、夫に先立たれ義父と2人で暮らす主人公。 新たな恋人もできるものの、結婚は…と考えますが。 亡くした人、失くした人、時間、そんな喪失感を日々生きていくなかで乗り越えていく、埋めていけるんだと思える作品。 それでも生きていくんだと思える作品。 個人的には、山で過去裏切られて別れた彼を、死んだ人にする先輩と義父のお話が大好きです。 もう会わないのであれば、死んだと考えても良いと。 もう目の前から居なくなったのであれば。 そう考えることで、辛い記憶がすっきりすることもある。 うん。やはり人間臭くて大好きです。
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大きな事件は起こらない、 そんな中に、1文2文、そんなこと言われたことなかったかも、って思うそっと勇気付けてくれるような文章が散りばめてある。今、読んでよかった。少し救われた。本には読むタイミングってあると思う。 2019.11.11
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暖かな日常をそのまま切り取った様な物語。 特別な事と言うより続いていく日々の一部という感じ。 登場人物の個性と、 一話一話のタイトルからその後を一気に読める。 続きがあるよね? と思ってしまう様な読後感。
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ノンフィクションばかり読んでたので気晴らしに読んだけど、うん、本当に気晴らしだった。丁寧で清潔な作り物。 まったく面白くないわけじゃないけど、起承転結があまりないので、やや退屈。かつ死ぬってそんな綺麗事じゃないだろ…と。あまりにおとぎ話すぎて。 でもそれはずっと貧困とか戦争と...
ノンフィクションばかり読んでたので気晴らしに読んだけど、うん、本当に気晴らしだった。丁寧で清潔な作り物。 まったく面白くないわけじゃないけど、起承転結があまりないので、やや退屈。かつ死ぬってそんな綺麗事じゃないだろ…と。あまりにおとぎ話すぎて。 でもそれはずっと貧困とか戦争とかみたいな本ばかり読んでその合間に読んじゃったからで、たぶん一番タイミングが悪いときに読んでしまったのがいけなかった。 物語に綺麗事とか文句言うとかありえないし。 ただ、それを抜きにしてもやはりそれほどの面白みはないと思う。ああ実写映画になりそうな話だなーってくらいのお話。最初からそういう枠におさまってる感じの小説でした。
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不思議と、あっという間に読み終えてしまった。とてつもなく凄いことが書かれてあるわけではないけれど、所々に心に響くことばやエピソードがある。一冊の中で話がシンクロしており、時々、ハッとさせられる。読み終えて、心がじんわり温かくなり、何か大切なものがふわりと残っている感覚。この本、手...
不思議と、あっという間に読み終えてしまった。とてつもなく凄いことが書かれてあるわけではないけれど、所々に心に響くことばやエピソードがある。一冊の中で話がシンクロしており、時々、ハッとさせられる。読み終えて、心がじんわり温かくなり、何か大切なものがふわりと残っている感覚。この本、手に取ってよかったなぁと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ほのぼのと、魅力的な人物達のそれぞれの視点でかかれた短編集。テツコ、ギフ、岩井さん、一樹。みんなできた人間ではなくて、悪い人間でもなくて、人間らしい。 生きることとは何かってほど大きな問いかけはないけど、生きていくこと、生活すること、を考えさせてくれる。 平屋の庭の広い家にすみたくなった。ちょっと、サザエさんを思い浮かべてしまう(笑)
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以前NHKのドラマで見た。 暮らすということは、こういう事なんだと納得する。 そして大切な人の死について、残された時の事について、考えさせられる。 ただ流されていくのではなく、きちんと生きていきたいと思った。
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とてもとても優しいお話でした。夫を亡くした妻と義父の二人の生活は傍から見ると不自然かもしれない、でも彼らにはその時間と空間が必要なのですね。待つことに慣れるというのがどんなに悲しいことか。焼きたての2斤のパンを交互に抱えながら帰る二人に涙がこぼれました。出てくるのは本当にみんな優...
とてもとても優しいお話でした。夫を亡くした妻と義父の二人の生活は傍から見ると不自然かもしれない、でも彼らにはその時間と空間が必要なのですね。待つことに慣れるというのがどんなに悲しいことか。焼きたての2斤のパンを交互に抱えながら帰る二人に涙がこぼれました。出てくるのは本当にみんな優しい人ばかり、私は中でも虎尾が好きです。彼が自分でもよくわからずにこだわっている気持ちがすごくよくわかるのです。納得できた最後は本当に良かった。ちゃんと段階を踏んで彼らが皆新しい一歩を踏み出していけることがとても嬉しかったです。
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