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リボン の商品レビュー

3.4

107件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

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2018/02/01

評価は3.5をつけたい! すみれちゃんとひばりが本当にかわいかった…いつまでもこの二人の物語を読んでいたかったな… いろんな人のところへ幸せをもたらしに行ったリボン。時を経て名前を変えても、人と人とをつなぐリボン。美歩子先生と風子さんとあかりのお話も良かったなあ…魔女宅のおばあさ...

評価は3.5をつけたい! すみれちゃんとひばりが本当にかわいかった…いつまでもこの二人の物語を読んでいたかったな… いろんな人のところへ幸せをもたらしに行ったリボン。時を経て名前を変えても、人と人とをつなぐリボン。美歩子先生と風子さんとあかりのお話も良かったなあ…魔女宅のおばあさん想像してた。 ふわふわファンタジーかと思えばいきなり現実で、人は突然寿命を迎えて、こういう物語を描き切れる、読み切らせる人は実はあんまりいないと思う。小川糸は最後優しく終わると思いきやひばりがわりとハードな人生送ってて驚き。まあそれでも希望のラストだったね。 リボン視点の物語もあるそうなので、読みます。

Posted byブクログ

2017/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初の小説は巣から落ちた小鳥の卵をお祖母さんと孫のひばりが一緒に卵を孵すところから始まる。 世界を旅して歌を歌っていたお祖母さんとその孫がその小鳥にリボンと名付け育てていく中でそれぞれの家族や人物像が分かってくる。 そしてある日リボンがお祖母さんのミスで羽ばたいて逃げていくところで物語は終わる。 そのあと、鳥をテーマにした短編が続いていく。 それぞれ素敵な短編で、特にスエヒロと言う名前を付けた画家のお話が心に残った。 数編の短編のあとに最初にあった短編の後編が掲載されている。お祖母さんのその人生をたどるひばり、そしてその中で色々な事が見えてくる。 小川糸さんの小説はいつもやさしくほっとさせてくれる文章です。

Posted byブクログ

2017/10/08

2017/10/08読了 図書館で予約してずーーっと待ち続けた本! 鳥をきっかけに頑張ろう!と思える短編集でした。 鳥が何かをしてくれるわけではないけど、悲しい状況にある人たちの前にあらわれては人々の心を癒していく。 動物セラピーとゆうのもあるし、確かに落ち込んだ時に鳥と触れ合う...

2017/10/08読了 図書館で予約してずーーっと待ち続けた本! 鳥をきっかけに頑張ろう!と思える短編集でした。 鳥が何かをしてくれるわけではないけど、悲しい状況にある人たちの前にあらわれては人々の心を癒していく。 動物セラピーとゆうのもあるし、確かに落ち込んだ時に鳥と触れ合うのは人に慰められるのよりもいいかもしれないと思った。 メルヘン?非現実的?な部分もあったけど、状況としてはよくあるもの。 近所の人が飼っていた鳥を思い出した。

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2017/09/08
  • ネタバレ

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風変わりでお嬢様気質な祖母すみれちゃんと、孫のひばりが育てたオカメインコのリボン。 すみれちゃんとひばりは、リボンの誕生から世話を通して ある日突然リボンが飛び立ってしまっても 目には見えない2人のリボンで結ばれていた。 月日を重ねるごとに、老いていくすみれちゃん。 良いことも悪いことも知ってしまった、もう小さな少女ではなくなったひばり。 飛び立ったリボンが、たくさんの人たちとの交流を経て、 再びひばりの元に舞い戻ってきたとき。 鳥の保護施設の飼育担当者。 授かった子供を失った主婦。 飲み屋のママと客。 画家と助手と、編集者。 編集者の親族。 オカメインコに救われた人たち。 すみれちゃんが年取って死んでいく様子と すっかり大人になって挫折を味わっているひばりらへんが 切なく、思わず涙出た。 野良のオカメインコって20年近くも長生きするのか 果たして気になるけど、最後に再会できないとお話し終わらないしね。 素敵な一冊。

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2017/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子どもはね、自分で産んだからかわいいんじゃなくて、自分で一所懸命育てたから愛おしいんだよ。だから、リボンはあるところではバナナに、そしてあるところではスエヒロに、あるところではスー坊として、愛されたんだ。

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2017/05/13

すみれさんとひばりさんとリボンの歳も種別も超えた友情の物語。 その間に挿入されるリボンがもたらす短編物語もどれも優しさが詰まっている。 最後のすみれさんの想い出話と、大人になったひばりさんにはそれまでのほんわかした感じとは一線を画して衝撃を受けたが、読後感はさわやか。 翼をくださ...

すみれさんとひばりさんとリボンの歳も種別も超えた友情の物語。 その間に挿入されるリボンがもたらす短編物語もどれも優しさが詰まっている。 最後のすみれさんの想い出話と、大人になったひばりさんにはそれまでのほんわかした感じとは一線を画して衝撃を受けたが、読後感はさわやか。 翼をください、が聴こえてきそう。

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2016/04/21
  • ネタバレ

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装丁通りの、やさしくて切なくてあたたかくてあわあわと儚いお話の詰まった作品。多少の突込みどころはあるにしろ、一羽の黄色いオカメインコを巡る人々の人生に引き込まれる。特に、すみれちゃんや美歩子先生の、凛とした品格あるふるまいが素敵で、リボンの可愛らしさとの対比が素晴らしかった。

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2016/03/21

小川さんの小説は好きで代表作は読んだのですが、これはあまり好きではないかなぁ。。 ドイツのくだりなど、話が突拍子ない印象。 画家さんの話は好きだった。 そこに出てくる食べ物の描写はやはり素敵。

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2015/10/14
  • ネタバレ

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老婆の髪の毛のなかで大切に抱卵され孵化したオカメインコのリボン。老婆の孫である小学生女児と温かく幸せなひとときを過ごすが、ある日老婆の不注意から外へ逃げてしまう。 飛んで辿りついた先々の人間たちの悲喜交々。 のんびりしたお話。

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2015/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オカメインコが人と人とをリボンのように繋いていく物語。 読後感は良く、物語も淡々と飽きさせずに進んでいきます。 でもやっぱりインパクトに欠けるように感じてしまいました。どなたかもレビューで書いていましたが、「あまい!」うん、甘い、あまい、あんこのような甘さではなく、ふわふわしたショートケーキのようなそんな甘さ。 このまま絵本にでもしたらとっても素敵かもしれません。

Posted byブクログ