英国一家、日本を食べる の商品レビュー
解説要素が強かったためか、「外国の人から見たら日本ってこう見えるのね」という驚きはさほど感じられなかった本。
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※このレビューにはネタバレを含みます
多くのアイヌが北海道を離れて東京へ来ているのは何故かと尋ねた。北海道の方が、ずっと激しい差別を受けるからです。私たちの濃い髪、眉毛、深い色の肌はとてもよく目立ち、みんなから臭いとか汚いとか言われています 日本の料理人は神様から頂いたものを調理し、フランスのシェフは自分が神様だと思っているということか 腹八分と言う言葉は、健康、美容、ダイエット、エクササイズの各業界を一瞬にして消滅させかねない 沖縄の医療システムには、伝統的な医療やユタと言う霊能力者による癒しも取り入れられていて、太極拳も広く普及している 沖縄の高齢者が健康なのは、突き詰めれば、4つの要因食事、運動、心を満たす信仰があること、友情や社会支援システムなどの社会心理的要素のバランスが取れているからだ 一般の日本人がとてもいけないところにすんなりと入っていける能力がすばらしい
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図書館で借りた本。 イギリスのフードライターの家族が、日本に来ていろいろな料理を食べたルポ。 海外の人から見た日本の印象が伝わって、読み物としても、料理本としても面白い。
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日本食を、英国人視点で面白おかしく振り返られる一冊。 著者の解説と皮肉交じりのストレートな感想が興味深い
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マイケルブース「英国一家、日本を食べる」https://www.kadokawa.co.jp/product/321510000078/ … 暇潰しにうってつけ、導入部分が楽しい。欧米人が日本食で辿る典型ばかりだけど文章が(訳が?)うまくて内容以上に読ませる。ところでわたしは食事...
マイケルブース「英国一家、日本を食べる」https://www.kadokawa.co.jp/product/321510000078/ … 暇潰しにうってつけ、導入部分が楽しい。欧米人が日本食で辿る典型ばかりだけど文章が(訳が?)うまくて内容以上に読ませる。ところでわたしは食事という生活の基盤を特別視するのがホント嫌い。料理業界って超時代錯誤だよね(おわり
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日本に家族ときて3ヶ月間、東京近辺、北海道、関西、沖縄を旅行して色々食べたり、取材したりする。 お子さんが小さくて珍道中的に面白かったし、取材内容もへえ懐石ってそうなんだとか知らなかったことに触れることができました。 また、むやみに日本を持ち上げないのがいいですね。美味しいものは...
日本に家族ときて3ヶ月間、東京近辺、北海道、関西、沖縄を旅行して色々食べたり、取材したりする。 お子さんが小さくて珍道中的に面白かったし、取材内容もへえ懐石ってそうなんだとか知らなかったことに触れることができました。 また、むやみに日本を持ち上げないのがいいですね。美味しいものは美味しい、わかりえないまずいものはまずいってはっきりしてるのが良い。
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NHKでアニメにもなっている。 自らもシェフの経歴がある英国人フードジャーナリストが、4歳・6歳の子供と妻を同行し日本料理を食べ歩いた。 日本料理といっても、札幌ラーメンやたこ焼き、お好み焼きから本格懐石料理まで、食べて、食べて、食べまくっている。 小さな子供や素人の妻の目も通し...
NHKでアニメにもなっている。 自らもシェフの経歴がある英国人フードジャーナリストが、4歳・6歳の子供と妻を同行し日本料理を食べ歩いた。 日本料理といっても、札幌ラーメンやたこ焼き、お好み焼きから本格懐石料理まで、食べて、食べて、食べまくっている。 小さな子供や素人の妻の目も通した日本料理。異文化の料理との遭遇が、ジャーナリストではない、フツーの人の反応として身近に感じられる。 ピザやハンバーガーに慣れ親しんでいる子供たちが、日本の食べ物に魅了される。 やっぱり日本って、美味しい国なのだ。
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「和食」というテーマで日本について書かれている本を探していて読みました。 外国人の視点から描かれているエッセイとして、とても読みやすく仕上がっていると感じます。 伝統的な懐石料理からお好み焼きやラーメンのようなジャンク(?)フードまで、また酒や醤油、味噌などの調味料についても蔵...
「和食」というテーマで日本について書かれている本を探していて読みました。 外国人の視点から描かれているエッセイとして、とても読みやすく仕上がっていると感じます。 伝統的な懐石料理からお好み焼きやラーメンのようなジャンク(?)フードまで、また酒や醤油、味噌などの調味料についても蔵元に話を聞いたり、服部幸應氏や辻芳樹氏といった日本料理界の重鎮と話をしたりするなど、筆者の人脈の広さと取材力には驚かされます。 外国人ならではの視点を通して、「日本」という国やそこで食べられている料理(≒「和食」)、またその料理をはぐくんできた価値観や文化などを改めて感じることができました。 また外国人から見た日本文化についてのエッセイとしてだけではなく、旅行記としても十分に楽しむことができます。筆者が特に印象を強く持った店(レストランや料亭、ラーメンミュージアムのような食のテーマパークを含む)は実名で紹介されていますし、東京・京都・大阪・札幌・沖縄と日本の様々な地域を訪れており、情報も多岐にわたっています。 一方で、「和食とは」という視点で知識を(系統立てて)得よう、という目的にはそぐわないかもしれません。
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"英国人から、日本料理の歴史と奥深さを学ぶとは・・・・ 日本食についてジャーナリストがレポートしたものが本書だが、ユニークな点では仕事のために訪問する日本に家族で(奥様、お子さん二人)訪れ、仕事場に家族で訪問した所もあること。 子供の反応や奥様の反応が微笑ましくもあり、...
"英国人から、日本料理の歴史と奥深さを学ぶとは・・・・ 日本食についてジャーナリストがレポートしたものが本書だが、ユニークな点では仕事のために訪問する日本に家族で(奥様、お子さん二人)訪れ、仕事場に家族で訪問した所もあること。 子供の反応や奥様の反応が微笑ましくもあり、日本食が好まれる場面があると、なぜかうれしくなる。 「だし」のうまみを引き出す技 天ぷらの極意 流しそうめんの謎解き 京都懐石料理の歴史 すもう力士の食事は? など、興味深いテーマについて半年間、日本に滞在し実体験を交えて解説してくれる。 続編もあるようなので、読んでみたい。"
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地味〜なイメージを持っていた日本食ですが、その精神性を真に追求した、日本食の真髄を垣間見てしまった。(「壬生」の章で) 私はこれっぽっちもグルメじゃないので、こういうジャンルの本は読んだことがなかったけど、筆者であるブース氏の毒気のある文章や、人柄の良さを感じさせるエピソードのお...
地味〜なイメージを持っていた日本食ですが、その精神性を真に追求した、日本食の真髄を垣間見てしまった。(「壬生」の章で) 私はこれっぽっちもグルメじゃないので、こういうジャンルの本は読んだことがなかったけど、筆者であるブース氏の毒気のある文章や、人柄の良さを感じさせるエピソードのお陰で、最後まで楽しく読むことができました。 日本の文化や土地の背景についても良くリサーチされたのだと思います。薄っぺらな日本紀行に留まらず、かえって日本文化を再認識させられました。外国人の目から見た日本を知るのも、新鮮で面白いです。 読み終えた今は、本枯の鰹節と、昔ながらの鰹節削り器が欲しい! とけっこう本気で思っています。 『英国一家、日本をおかわり』も読んでみようと思います。
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