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コロロギ岳から木星トロヤへ の商品レビュー

3.6

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    2

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2013/05/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

腐女子達が少年二人を救うハートフル(?)すとーりー。 未来と過去との通信っていうのは面白かった。 未来側からのアプローチの仕方がやや強引な気がしたけど。 いまいち文中で理解できないのが難点だけど、こういう「楔」みたいな人智を超えた概念を扱う話は結構好き。 歴史改変しても当事者の記憶がバッチリ残ってるのは、カイアクが「想像力」の理解ができないことと関係あるんだろうか。

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2013/05/25

時の海を泳ぐ蛇のようなもの『カイアク』を軸に、未来のトロヤの二人の少年とコロロギ岳の観測所の職員の奮闘記。未来の自分との通信など面白く、ママレードのジャムの瓶が宇宙空間を行列する図など、遊び心たっぷりのSF.

Posted byブクログ

2013/05/13

ミッション1:コロロギ岳に頭をひっかけ、木星トロヤに尻尾をひっかけた謎の生き物(?)を救え! ただし、頭は西暦2014年に、尻尾は2231年にいるものとする。 そして2231年には命の危険にさらされている少年たちがいる。彼らの危機を救い、謎のいきものカイアクを解放せよ。 さあミッ...

ミッション1:コロロギ岳に頭をひっかけ、木星トロヤに尻尾をひっかけた謎の生き物(?)を救え! ただし、頭は西暦2014年に、尻尾は2231年にいるものとする。 そして2231年には命の危険にさらされている少年たちがいる。彼らの危機を救い、謎のいきものカイアクを解放せよ。 さあミッションスタート! 帯(色んな意味で仕事しすぎ(笑))にあるとおり、“さくっと読める”時空SF。 この人は本当に“人類から離れたいきもの”を描くのがうまいなぁとしみじみする。 しかしあの、女性陣……“同志”ってそういうことですか……。

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2013/05/07

ビッグバン以来の時の流れの中で、無限の可能性が花開いては散っていく「時の泉」を泳ぐものたちと、異なる時間軸に暮らす人間同士の繋がりを描いた、読み口爽やかな時間SF作品です。 小川作品はこれが初めてでしたが、SF的な魅力をたっぷり持ちながらも、度々コメディタッチが覗く雰囲気がとて...

ビッグバン以来の時の流れの中で、無限の可能性が花開いては散っていく「時の泉」を泳ぐものたちと、異なる時間軸に暮らす人間同士の繋がりを描いた、読み口爽やかな時間SF作品です。 小川作品はこれが初めてでしたが、SF的な魅力をたっぷり持ちながらも、度々コメディタッチが覗く雰囲気がとても読みやすかったです。 (しかしこれは帯にもあるように、肩の力を抜いて楽しむために書かれた物語だからこそなのかもしれません。) ここから「天冥の標」シリーズに挑んだ時、果たして印象はどう変わるのか、楽しみです。

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2013/05/05

軽く読めるSFです。 時空と概念を越えて、人命救助? スケールの大きさと小市民的な行動の積み重ねが面白い。

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2013/05/04

ライトでコミカルだけど、底はしっかりSF。 漂う腐った感はイマイチどうかなあ。 気分転換には十分すぎるほど面白いけど。

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2013/05/03

軽いSF。ラノベ的な。 気になるところはいくつかあれど、ひっかからずさくっと読むのがいいのだろう。 売り文句と内容が合っているので、不快感はないです。 まぁでもコンセプトを見せるだけじゃなくて、登場人物についてそれぞれもう少し掘り下げてくれても良かったかな―、って。ページもうちょ...

軽いSF。ラノベ的な。 気になるところはいくつかあれど、ひっかからずさくっと読むのがいいのだろう。 売り文句と内容が合っているので、不快感はないです。 まぁでもコンセプトを見せるだけじゃなくて、登場人物についてそれぞれもう少し掘り下げてくれても良かったかな―、って。ページもうちょっと増やせそうだし。 百葉が少年たちを助けたい理由に悲壮感がないあたりは、好きですがw

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2013/04/30

宇宙の大部分を占めるダークマターもダークエネルギーも、その正体が判らない現在、宇宙の成立ちが絡むSFは面白い。

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2013/04/15

読み始めるとやはり一気読み。小川さんは相変わらず面白い。 所詮時間の流れから逃れることの出来ない3次元の存在である自分たちにとって、時間の流れを泳ぐ存在と言うのは想像出来るような出来ないようなイメージですがそんなことがあっても面白いな、と。 遠い未来からのメッセージに対し何とか...

読み始めるとやはり一気読み。小川さんは相変わらず面白い。 所詮時間の流れから逃れることの出来ない3次元の存在である自分たちにとって、時間の流れを泳ぐ存在と言うのは想像出来るような出来ないようなイメージですがそんなことがあっても面白いな、と。 遠い未来からのメッセージに対し何とかしようとあがくのが人間なんだろうなあと思いました。それにしてもフジョシなヒロイン達が面白すぎでした。

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2013/04/14

「天冥の標に疲れたあなたに小休止を」そんな帯の文句に偽りなし。 小川一水先生印の、さっくり読める善意に満ちたSF。 また謎の宇宙的/超次元的な生物が出て参ります。 その名も「ウスラデカ時間ダイコン」と来たものだ。 「時砂の王」っぽいと書いてて、まぁギミックとしてはそうなのですが...

「天冥の標に疲れたあなたに小休止を」そんな帯の文句に偽りなし。 小川一水先生印の、さっくり読める善意に満ちたSF。 また謎の宇宙的/超次元的な生物が出て参ります。 その名も「ウスラデカ時間ダイコン」と来たものだ。 「時砂の王」っぽいと書いてて、まぁギミックとしてはそうなのですが、 個人的には「老ヴォールの惑星」を想起させられるかなぁ、と。 大変ほのぼのと読めまして、一周回って昨今の「天冥の標」が如何に 張り詰めてるかを思い知る次第でありました。 しかし小川一水作品にサルが出てくるとドキッとしますね。

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