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佐藤可士和の新しいルールづくり の商品レビュー

3.7

27件のお客様レビュー

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2013/06/02

新しい世界では新しいルールを描けるかどうかが鍵 「ルールをつくる」とはあらゆる事象を構成しているいくつかの"本質"を抽出し、それを再構築し、わかりやすい"仕組み"として社会に提示するということ デザイン=ルールづくり 好きなものについて...

新しい世界では新しいルールを描けるかどうかが鍵 「ルールをつくる」とはあらゆる事象を構成しているいくつかの"本質"を抽出し、それを再構築し、わかりやすい"仕組み"として社会に提示するということ デザイン=ルールづくり 好きなものについて、理由を分析する 何か新しいものを作り出すときに、一番最初にやるべきことは、昔からの習慣による固定観念とか、常識ではこうするべきだというとらわれを取っ払うこと 自分の感覚や思考を、よりロジカルに把握できて、この仕組みを理解していれば、どんな新しい仕事がきても、不安に思うことはなくなる 今ないものを生み出すのは、いきなりだと難しいから、あるものを抽出して、設計図を取り出してみる。 表層的にただ真似しているのと、そこから設計図を引き出すのとはずいぶん違う。Talent imitates, genius steals. 真似るんじゃない。大切なのは理解するということ。理解して設計図を抽出するということ 美味しい料理を食べて、逆に料理のレシピを書くようなこと。それができたら、アレンジはただの真似ではなくなる。そこから変形させていけば、アレンジは元を超えるすごいものになる 関数化=変換 y=f(x) cf. カラオケボックス f=ボックス ボックス(宇宙)=プラネタリウム ◯◯化 ミニチュア化、リバーシブル化... f=自分なりのスタイル、方法 タイミングがものすごく重要で、コミュニケーションの鍵を握っている 結局コンテンツじゃなくて、コミュニケーション上は、コンテクストやタイミングの方が重要 コンセプトとは、思考の設計図、こういう方針でやろうという意志のようなもの 「売上を伸ばしたい」はコンセプトではない。「長生きしたい」はコンセプトではない、どういう人生を歩もうか、がコンセプト 問診が重要 質問して霧を晴らしていく 剥いでいくことが、コンセプトを磨く作業そのもの シズル らしさ 本質的 見立て メディア コンセプトを伝えるための表現ができる場 ブランディング=本質的価値☓戦略的イメージコントロール ブランディングとは、ある概念を扱いやすい形にしていくこと アウトプットが出来上がるまでの「プロセスの共有」がターゲットとの間でできれば、かなり効果が期待できる アイデアが生る秘訣は、「対話量を増やす」「極端なことを言う」 新しいルールを作る力 現実を生み出すものは、一つのルール cf.スリーポイントシュート アップルやグーグルは自分たちルールを描いているから強い 物事をクリアに「概念化」できること 現代は、ルールを作ったものが勝つ 新しいルールをつくり、ブランド化して価値を高める

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2013/04/21

佐藤可士和が活躍する理由が判ります。 何か新しいものを生み出すことにこそ価値があるのだと思います。 また、それは決してまったく新しいものではなくて見方を変えるだけであったりもするのだなと。そう考えるとまだまだ世の中には発見されてないモノゴトが存在して活躍できる場所はあるのだと思い...

佐藤可士和が活躍する理由が判ります。 何か新しいものを生み出すことにこそ価値があるのだと思います。 また、それは決してまったく新しいものではなくて見方を変えるだけであったりもするのだなと。そう考えるとまだまだ世の中には発見されてないモノゴトが存在して活躍できる場所はあるのだと思います。

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2013/04/21

クリエイティブ業界で生きる人には是非読んで欲しい一冊。 広告業界のちらりとしたところや、 佐藤可士和のことがよく見える一冊

Posted byブクログ

2013/04/20

明治大学の齊藤孝教授とデザイナーの佐藤可士和さんの対談である本書。 もっとも主張されていたのは「自分が人より活躍できるステージをつくる事が大切」という事だと感じた。 本書の中で可士和さんは 「自分のルールを描いた人がそのゲームを制する事ができる」 と言っている。 それは...

明治大学の齊藤孝教授とデザイナーの佐藤可士和さんの対談である本書。 もっとも主張されていたのは「自分が人より活躍できるステージをつくる事が大切」という事だと感じた。 本書の中で可士和さんは 「自分のルールを描いた人がそのゲームを制する事ができる」 と言っている。 それはつまり言い換えると 「自分の勝てる土俵をつくれる人が一番強い」 という事であろう。 ユニクロやスマップのプロモーションなど、斬新なアイデアで有名な可士和さんだが、それはまさに「固定観念や、今までの延長」(人のルール)ではない、「自分の土俵」で戦っている姿の現れである。 本書の中で自分の強みや思考パターンを明快に説明する姿は、まさに自分の土俵を認識している証拠だ。 また、対談相手の齊藤教授も次の様に語る。 「感じている事、考えている事は必ず言葉にできると確信しています。言えるんだけど、出てこない」というのはあり得ないんです。それは記憶力や知識の問題だけじゃなくて、感触がはっきりしていないから言えないんです。」 要するに概念を言語化できないという事は完全に理解できていないという事だ。 その「概念」という言葉を言い換え、自分に省みてみると数多くの課題が浮かんできた。 「フィットネス業界のKFS」や「自分の思いや強み」を言語化できるだろうか? 自分の土俵が作れているだろうか? 思いや考えを言語にできない事は、私自身の弱みであると感じるところでもある。 本書の中ではいくつかの解決法を提案してくれているが、自分の中で具体的に取り組もうと思うのは以下の三つであった。 「直感(好き)を言語化する事」 「何かの提案を出す前に水面下で3~10個のアイデアを出す事」 「自分をブランド化(価値を出す)する事」 将来的に組織がどうなるかわからないこのご時世、強い個人になる事は間違いなく必要だ。 誰もが自分の芯を見つけ、自分の勝てる土俵を作りたいと思っているだろう。 まず私自身がこれらを実践し、強い個人をたくさん輩出できる様な人材になっていきたいと感じた。

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2013/04/16

仕事でも、プライベートでも、とにかく仕組みづくり腕を上げたいと思って購入。 ポイント毎にまとめていてよい。 可士和さんのコンセプト作りのコツを紹介してもらえる。 ただ、すべての技が彼のオリジナルという訳ではないと思う。 セブンイレブンの、商品を使ったコンセプト作りの件は、既に...

仕事でも、プライベートでも、とにかく仕組みづくり腕を上げたいと思って購入。 ポイント毎にまとめていてよい。 可士和さんのコンセプト作りのコツを紹介してもらえる。 ただ、すべての技が彼のオリジナルという訳ではないと思う。 セブンイレブンの、商品を使ったコンセプト作りの件は、既に田中一光が無印でも実践している手法とほぼ同じ。 自分で発見した、ようなニュアンスが感じられる点は気になるが、 それでも、これだけの引き出しを整理出来て使いこなしている点、やはりすごい。

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2013/05/01

それなりに示唆に富み◎。普段から意識したい習慣では、質問は3つ考え、そのうちの1つを聞く。アイディアは10考える。コンセプトを人と共有しよく話すことでアイディアは生まれる。楽しかったことを15秒× 4 =1分でまとめる。「4枚の写真で4コマ漫画のようにストーリーをまとめる」という...

それなりに示唆に富み◎。普段から意識したい習慣では、質問は3つ考え、そのうちの1つを聞く。アイディアは10考える。コンセプトを人と共有しよく話すことでアイディアは生まれる。楽しかったことを15秒× 4 =1分でまとめる。「4枚の写真で4コマ漫画のようにストーリーをまとめる」という子供の創造性向上セミナーと通じるところあり、と感じた。

Posted byブクログ

2013/03/28

可士和さんの考え方の根っ子の部分を覗き観る事ができる一冊。「自分でルールを描いていない相手のステージで勝負しても、永遠に勝てない。自分でルールを描いて自分で作ったゲームのステージで勝負しろ。」という言葉が印象的。

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