美人薄命 の商品レビュー
戦争の特攻隊の悲哀とかを混ぜつつもおばあちゃんの過去についてミステリ要素が・・と、まあそれなりに面白かったんですが。。いやミステリ要素っていうか謎については提示されるのが終盤なのでちょっと面喰いましたけども。ミステリ読みの人はもう途中で「あれ?」とか矛盾に気づいて真相を推理できた...
戦争の特攻隊の悲哀とかを混ぜつつもおばあちゃんの過去についてミステリ要素が・・と、まあそれなりに面白かったんですが。。いやミステリ要素っていうか謎については提示されるのが終盤なのでちょっと面喰いましたけども。ミステリ読みの人はもう途中で「あれ?」とか矛盾に気づいて真相を推理できたりするのだろうか? まあそこはおいといて。 沙織さんとか杉村女史とかいかにも伏線めいた・・というか、すでにいろいろ話が展開しそうな感じで、結局なにもなし?もしかしてスピンオフとかそういうものなのだろうか??
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なんとなく、堅いミステリを書きそうだと思い敬遠してましたが、とっても読みやすくて面白い! 総司とカエばぁちゃんのやりとりもいいなぁ。
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カエ婆ちゃんの謎を解くために、ジークフリートの剣も読まなければ。雨が上がった夜の…の一節や、占いの話しも、そこでスッキリできそう
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「美人薄命」のタイトルに逆らうかのように、物語は老婆と青年の交流を描く。 前向きな生き方は、老いてもなお、人を美しく見せるものだと思いました。ばあちゃんに、恥じない生き方をきっと彼はこれから歩んでいくのだろう。
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「ジークフリードの剣」で魅せたミステリ的要素を完全に物語に奉仕させるといった試みは本作でさらに高みへと飛翔したように思います。 老婆と青年の心温まる交流を中心に据え、ミステリな部分は微塵も顔を出しません。それでいて終盤になって突如として、本作が考え抜かれた本格ミステリであったこど...
「ジークフリードの剣」で魅せたミステリ的要素を完全に物語に奉仕させるといった試みは本作でさらに高みへと飛翔したように思います。 老婆と青年の心温まる交流を中心に据え、ミステリな部分は微塵も顔を出しません。それでいて終盤になって突如として、本作が考え抜かれた本格ミステリであったこどが明かされます。 その真相はやるせなく、物悲しいものですが、決して絶望するものではなく、一人の女性が生きた道に感動すら覚えます。 本格ミステリに物語性なんてものを求めてしまう僕のようなアホな読者でも十二分に楽しめる良作でした。
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帯に「壮絶な純愛ミステリー」と書いてあった意味が物語の終わりにわかった。騙されたけど気分は晴れやか。 今の時代に生まれてこれて良かったなぁ。 想像以上に引き込まれる素敵な本でした。
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カエ婆さん 磯田総司 五十治 介護 高齢者社会 戦争体験 最後のアナグラムの意味がわからず。モヤモヤ
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大学の単位取得のため独居老人への弁当配達のボランティアを始めた青年が、一人の老婆と知り合ったことから成長してゆく青春小説。冒頭のカエのパートの旧仮名、字体からおどろおどろしい展開を想像したが、そんなことはなかった。 ラストで意外な真相が明らかになるミステリでもあるが、個人的には二...
大学の単位取得のため独居老人への弁当配達のボランティアを始めた青年が、一人の老婆と知り合ったことから成長してゆく青春小説。冒頭のカエのパートの旧仮名、字体からおどろおどろしい展開を想像したが、そんなことはなかった。 ラストで意外な真相が明らかになるミステリでもあるが、個人的には二人の交流と老婆が語る過去の話に引き込まれた。帯の「壮絶な純愛ミステリー」というのは「?」と思うけど。あと主人公の青年が前半と後半でかなり印象が変わってしまったのが唐突な感じかも。
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題名や、帯からの想像と全然違っていて、少し拍子抜けした感じでした。かえさんの昔の場面の字体から何かおどろおどろしい展開を勝手に期待したのでしょうね。かえさんは可愛い人でした。私も年をとってもそういう気持ちを残していたいです。
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想像していた内容と違っていて、少し戸惑った。 終わりはスッキリだったのに、なぜかしっくりこない感じ。なぜだろう?? でも、総司の成長・心境の変化がこれからを期待させ、カエおばあちゃんも面白くキュートだった。
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