くまモンの秘密 の商品レビュー
九州新幹線開通前年の3月に登場したくまモンがいかにして人気を獲得していく過程が分かった。 大阪で熊本を宣伝せず、くまモンを売り出すことからはじめたこと。32種類の名刺を配り、集める楽しさをつくった戦略も面白い。 8000万の予算で8倍の広告効果を生み出した戦略はすごい。
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すっかり全国的となったゆるキャラブーム。今では新しいキャラクターが登場しても、別に珍しいとも思わなくなってしまった。でも、初めてくまモンを見たときのインパクトは忘れられない、それはやっぱりあの目のせいだろう。普通ゆるキャラといえばカワイイ瞳が特徴的だが、あの視点が定まっていないよ...
すっかり全国的となったゆるキャラブーム。今では新しいキャラクターが登場しても、別に珍しいとも思わなくなってしまった。でも、初めてくまモンを見たときのインパクトは忘れられない、それはやっぱりあの目のせいだろう。普通ゆるキャラといえばカワイイ瞳が特徴的だが、あの視点が定まっていないような、何ともいえない目付きが非常に印象的だったのだ。 そんな定まらない視点とは対照的に、くまモンデビューの裏側には緻密な作戦が数多く仕込まれていたようだ、本書ではそれら作戦の一部始終が紹介されている。第一部では、熊本の観光をアピールするため大阪で行なわれたPR作戦。そして第二部では、地元熊本での宣伝活動の様子が収められている。 しかし、くまモン成功の要因は作戦そのものではなく、立案した県庁職員チームの熱意と知事の決断なのだと、読み進めるうちに感じた。最後の第三部では蒲島知事自ら、くまモンに対する熱い想いを語っている。 九州新幹線に乗ってくる観光客を、熊本で途中下車させるための最終兵器として生み出されたくまモン。ゆるい見た目とは裏腹に、その任務をしっかりと遂行する姿が頼もしくさえ見えてきた。 再来年には、自分の地元北海道でも新幹線開業が予定されているが、函館から札幌の間にある市町村にも、くまモンのような救世主が現れるのだろうか。九州と北海道では条件が違うかもしれないが、熊本県庁チームのような熱意と緻密な作戦で、逆境をチャンスに変える自治体が出てきてくれるとうれしい。
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スタッフは単なる公務員でキャラクタービジネスの素人かもしれないけど、宣伝費に税金8000万円をかけて、後ろには小山薫堂がいて、けっこうお金をたっぷり使えるノンビリしたプロジェクトなんだなと思った。くまもんは有名になって、くまもん関連の商品がいっぱい売れたっていう数字は掲載されてた...
スタッフは単なる公務員でキャラクタービジネスの素人かもしれないけど、宣伝費に税金8000万円をかけて、後ろには小山薫堂がいて、けっこうお金をたっぷり使えるノンビリしたプロジェクトなんだなと思った。くまもんは有名になって、くまもん関連の商品がいっぱい売れたっていう数字は掲載されてたけど、熊本にどれだけ効果があったのかはこれからって感じ?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
九州新幹線全線開通を機に、「熊本は通り道にされてしまう」という危機感の元で「くまもとサプライズ」を実践させるために様々なアイデアが紹介されています。 地方自治体の限られた予算の中で、どのようにして熊本という47分の1でしかない都道府県を全国・世界規模でPRするには、くまモンというキャラクターを用いた綿密な戦略がありました。 私自身、大学広報に関わりPR戦略に失敗した経験があったものですから、大変勉強になりました。 本書を読んで、くまモンの魅力に取り憑いてしまい、これこそチームくまモンの戦略に嵌ってしまっていることに気づきました(笑) また、くまモンの生みの親とも言える小山薫堂さんの著書も手にとってみようと思います。
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成功者はよく、私たちはラッキーだっただけです、という。 ただそのラッキーをつかんたり、拾ったりするのにも努力がいるよね。 見極めるポイントがあるよね。 そういう目を持ちたいと思った。
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名産品を模したものや地元の歴史・建造物に由来したものなど、 さまざまなゆるキャラが毎年登場していますが、 その中でも空前のブームを作っているのが「くまモン」。 その人気をどうやって築いてきたかが書かれている一冊です。 『平成二十二年「くまもとサプライズ」キャラクターとして登場...
名産品を模したものや地元の歴史・建造物に由来したものなど、 さまざまなゆるキャラが毎年登場していますが、 その中でも空前のブームを作っているのが「くまモン」。 その人気をどうやって築いてきたかが書かれている一冊です。 『平成二十二年「くまもとサプライズ」キャラクターとして登場したくまモン。商品売上げは一年で二九三億円、熊本のブランド価値向上への貢献は計り知れない。ゆるキャラ・くまモンを「売るキャラ」に育て上げたのは、PRもキャラクタービジネスも経験ゼロの、しがない地方公務員集団・チームくまモン。くまモン失踪事件などの物語戦略、利用料フリーで経済を活性化させる楽市楽座戦略等々、公務員の常識を打ち破る自由な活動を展開し、自治体史上例のない成功を遂げた奇跡のプロジェクトの全貌。』 (「BOOK」データベースより)” くまモンの生み親は小山薫堂さん。 放送作家、脚本家、企業のプランディングアドバイザーなど多方面で活躍している小山さんは、 熊本県の天草出身ということで「くまもとサプライズ」の企画依頼を受けます。 「くまもとサプライズ」は熊本県を各地にアピールするという県庁の企画で、 九州新幹線開通を前にして「観光客が熊本を素通りするのでは」という懸念の元、 県外、特に大阪からの観光客誘致を狙って始まった取り組みです。 くまモンの誕生から大阪で繰り広げられる様々な戦略、 大阪とは別に地元熊本で繰り広げられるイベントなど、 くまモン人気が出るまでの県庁メンバーの活動が書かれています。 ビジネス本ながら面白おかしく書かれている部分もありますので、 読み進めるにはサラッと読んでいける一冊です。 逆に、発生した出来事やイベントが時系列に書かれているため、 ビジネスやアイデア創出の参考書として読む場合には少々読みにくいかもしれません。 それでも熊本県知事の考え方や行動、 県庁メンバーの創意工夫やチャレンジ精神など、 「何かを始めるために必要なこと」がたくさん書かれた一冊です。 読んでいてとても参考になりましたし元気が出ました。
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くまモンというキャラクターを通して、熊本県庁の皆さんが、どのように熊本をPRしていったのかが書かれた本。 くまモンが人々に愛される理由、くまモン隊?チームくまモンの皆様の人柄がよく分かる本でした。 また、マーケティング分野を仕事にしている人も参考になる部分がたくさんあるんだろ...
くまモンというキャラクターを通して、熊本県庁の皆さんが、どのように熊本をPRしていったのかが書かれた本。 くまモンが人々に愛される理由、くまモン隊?チームくまモンの皆様の人柄がよく分かる本でした。 また、マーケティング分野を仕事にしている人も参考になる部分がたくさんあるんだろうなあとも思いました。 まず、やれるところから身軽にやってみるという姿勢も大事だなあと感じました。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4468026.html
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いや、これは面白い! くまモンのチームよ、これはすごいチームだ。 だけど、自分たちでなかなか作れないすごいチームというよりは、自分もひとつひとつ情熱もってやれば、くまモンのチームくらいすごいチームが作れるんじゃないか、とさらなる仕事のやる気を高めてくれる本。ただ一生懸命やるんじゃ...
いや、これは面白い! くまモンのチームよ、これはすごいチームだ。 だけど、自分たちでなかなか作れないすごいチームというよりは、自分もひとつひとつ情熱もってやれば、くまモンのチームくらいすごいチームが作れるんじゃないか、とさらなる仕事のやる気を高めてくれる本。ただ一生懸命やるんじゃなく、楽しんで一生懸命やる姿勢こそが、時代とダンスできる唯一の武器だ。
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夢と熱意行動力と、ちょっとした工夫があれば、 世界は、変わるんだなぁと思った。 感動しました。 読んでシアワセでした。
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熊本県の公務員。「くまモン」がどのようにして就業し、 どのように熊本県のアピールをし、成功したかをまとめた一冊。 「小山薫堂さん」という放送作家の戦略的成功とそれを実践し、成功に導くまでの「熊本県庁チームくまモン」の苦悩をまとめた一冊。 堅苦しい口調ではなく、非常に人間味が...
熊本県の公務員。「くまモン」がどのようにして就業し、 どのように熊本県のアピールをし、成功したかをまとめた一冊。 「小山薫堂さん」という放送作家の戦略的成功とそれを実践し、成功に導くまでの「熊本県庁チームくまモン」の苦悩をまとめた一冊。 堅苦しい口調ではなく、非常に人間味があり面白い。 時折、フィクションも混ざるのもなかなか面白い!? 良本。
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