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サクラ秘密基地 の商品レビュー

3.6

42件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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  4. 2つ

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2023/03/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

サクラと言う言葉につられて。昭和感満載の短編集なのですがどの作品もホラーテイスト。どれも身近にありそうな話で章ごとに違った「ぞくり感」。「飛行物体ルルー」は高知で1972年にあったUFO捕獲事件と1995年の事件がfusion。「月光シスターズ」は実際に有りそうな(実際にあってはいけない)話。「サクラ秘密基地」はノスタルジーとホラー(「僕だけがいない街」を思い出してしまった)。どの話も最後の数頁で懐かしさから背筋が寒くなるような感じを受ける。「スズメ鈴松」のみ悲しい話なのだが最後に優しさと暖かさを感じる。

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2022/12/02

子どもの親を想う気持ちに泣いて、怪しいと思ってた人がぐるっと反転してぞわっとして、うーん…?となって、うんうんとなって。ほんとにこの人の短編は多種多様でどれも面白い。

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2018/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ほの暗い方の朱川氏だ。。 短編集。 物語を読むのは、一つの人生では物足りないから、という言葉があるけれど 朱川氏の物語は本当、色々な体験を、考え方をさせれくれる。 サクラ秘密基地 →子供と親の愛情について、考えされられる。。 親の無償の愛、というけれど、子供も親の愛情を疑わないわけで。。 飛行物体ルルー →『満月ケチャップライス』を読んだ後なので、これかぁ、と。当時を知る人たちには本当衝撃だったのだろうな。。 コスモス書簡 →救いがない。。 やはり、今だ!というタイミングで動けるか否か、で人生は大きく違う。。 黄昏アルバム →面白い切り口。その発想はなかった。 月光シスターズ →これ、解釈あっているだろうか??ラストの姉のセリフと、妹の視点についての文章が。。 スズメ鈴松 →唯一のほっこり系。いや、悲しくはあるのだが。。

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2018/10/26

良い話と良くない話の差が激しい。それだけバラエティに富んでるのかもしれないけど。 良かったのは「コスモス書簡」と「スズメ鈴松」。 特に鈴松の話は素直に良い。 良くなかったのは「飛行物体ルルー」と「黄昏アルバム」。 特に黄昏アルバムの主人公が嫌。

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2018/02/17

タイトルを見てホッコリした話しだと思って読んでしまったから、毎話ひゃー!ってなってしまった(笑) 最後の話しは本当にしんみりホッコリでした。 2018.2.17 読了

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2016/04/17

《内容》短編集 全6話。 《コメント》朱川湊人さんの本を読書メーターで知って初めて読んでみた。子供の頃、基地を作って遊んだことを思い出しながら読んでいたけど……辛く悲しい。短編ひとつひとつ読み進むうちに朱川ワールドにはまり込んでいってしまった。『黄昏アルバム』『スズメ鈴松』が良か...

《内容》短編集 全6話。 《コメント》朱川湊人さんの本を読書メーターで知って初めて読んでみた。子供の頃、基地を作って遊んだことを思い出しながら読んでいたけど……辛く悲しい。短編ひとつひとつ読み進むうちに朱川ワールドにはまり込んでいってしまった。『黄昏アルバム』『スズメ鈴松』が良かったな。「写真に写ってないからこそ、強く心に焼き付けられる真実もあるのだ」の言葉が心に残った。 朱川さんの本を読むなら何がいいのかな?

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2015/08/15

UFOをでっち上げた同級生の美人の女の子の身の上話「飛行物体ルルー」、とある事故をきっかけにして、優しかった近所のおねえさんの意外な一面を見てしまった少年の淡い慕情の顚末「コスモス書簡」、ぶっきらぼうで、口より手が先に出る不器用な父と、その父に寄り添うように暮らす聡い男の子、そし...

UFOをでっち上げた同級生の美人の女の子の身の上話「飛行物体ルルー」、とある事故をきっかけにして、優しかった近所のおねえさんの意外な一面を見てしまった少年の淡い慕情の顚末「コスモス書簡」、ぶっきらぼうで、口より手が先に出る不器用な父と、その父に寄り添うように暮らす聡い男の子、そして同じボロアパートに、とある事情で身を隠すように暮らすことになった〝私〟との心の交流を描いた「スズメ鈴松」、ほのかな想いを寄せながら亡くなった同級生の想いが、不思議なカメラに乗り移ってもたらされた写真にまつわる奇妙な出来事「黄昏アルバム」、小学生の男子四人でつくった秘密基地にまつわる哀しい過去を巡る表題作「サクラ秘密基地」など、夕焼けを見るような郷愁と、乾いた心に切ない涙を誘う、短編を六本を収録。

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2014/09/16

図書館にて。 朱川さんの作品は、都市伝説やUFOや心霊現象など、オカルトチックだったり、神秘的だったりするけれど、確かに、世界は広いんだから、何があってもおかしくはないよなと思わせられる作品が多い。 今回は、個人的に「黄昏アルバム」と「スズメ鈴松」という作品が好きだなと思った...

図書館にて。 朱川さんの作品は、都市伝説やUFOや心霊現象など、オカルトチックだったり、神秘的だったりするけれど、確かに、世界は広いんだから、何があってもおかしくはないよなと思わせられる作品が多い。 今回は、個人的に「黄昏アルバム」と「スズメ鈴松」という作品が好きだなと思った。 誰かを想うっていう事は、人にとっての生き甲斐になるんだろうなと感じた。 血が繋がっていないからこそ、それを埋め合わせるほどの愛情を持っていないと、子供を育てることなんて、出来ないと思う。 子育ては大変。お金もかかるし、時間だって、自分のために使えるのは、ほんの少し。 表面的な部分ではなくて、もっと深い所で繋がりあえる関係を、誰かとつくれたなら、素敵な人生だなと思った。

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2014/09/10

【また、あの基地に集まろう。そう誓ったのに】小学生の男子四人で作った秘密基地を巡る表題作「サクラ秘密基地」など夕焼けのような郷愁と、乾いた心に切ない涙を誘う六本の短編。

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2014/07/24

摩訶不思議な物語短編集。 本の装丁が温かみのある桜が施されて表題作「サクラ秘密基地」はホンワカした作品かと思ったら…吐き気がするおぞましい作品で…そのギャップが辛い話でした。 一番、読了後が良かったのは「スズメ鈴松」。ただ、この話は不思議な世界観ゼロなので、変に心構えたりしない...

摩訶不思議な物語短編集。 本の装丁が温かみのある桜が施されて表題作「サクラ秘密基地」はホンワカした作品かと思ったら…吐き気がするおぞましい作品で…そのギャップが辛い話でした。 一番、読了後が良かったのは「スズメ鈴松」。ただ、この話は不思議な世界観ゼロなので、変に心構えたりしない方がイイです。この中じゃ「月光シスターズ」のどんでん返しに一番驚いたかな。 様々な作品が読めて、いい作品集でした。

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