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わたくしが旅から学んだこと の商品レビュー

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29件のお客様レビュー

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2024/10/01

31年間続いたTBS長寿番組「兼高かおる 世界の旅」は、小学生だった頃の私の日曜朝の愉しみでした。軽妙な芥川隆行氏とのやり取りもあり、あっと言う間に異国情緒に浸れる旅番組は貴重でした。その後は、「ミユキ 野球教室」御幸毛織の冠番組が当時の私のチャンネルルーティン。 兼高かおる(本...

31年間続いたTBS長寿番組「兼高かおる 世界の旅」は、小学生だった頃の私の日曜朝の愉しみでした。軽妙な芥川隆行氏とのやり取りもあり、あっと言う間に異国情緒に浸れる旅番組は貴重でした。その後は、「ミユキ 野球教室」御幸毛織の冠番組が当時の私のチャンネルルーティン。 兼高かおる(本名:兼高ローズ、1928年2月29日 - 2019年1月5日)氏は、5年前91歳で亡くなりましたが、番組自体は彼女が31歳から62歳まで続きました。その間に、訪問150ヶ国、地球180周という偉業達成。 本書には、番組開始時の失敗談や苦労話なども披露されていますが、彼女の好奇心と向学心、ポジティブ思考と身体の頑健さが番組成功の秘訣だったのは間違いありません。とにかく、最初は日本の良さを海外に紹介したいという民間貿易大使の様な気持ちで、着物、トランジスタラジオ、真珠という「三種の神器」を必ず持参していました。 仰天エピソードとしては、取材先からのお土産ですが、「石油採掘権」「千坪の無人島」。前者は口約束だった為に立ち消え、後者はマーシャル諸島の「カオル・エネ」として存在している様です。 また、長期ロケという性格上、私生活を犠牲にせざるを得ず、生涯独身でした。 巻末には訪問先の国々とその時期が記録されています。

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2024/07/30

読んで良かった。いろんな国を旅してリポートするお仕事をされていた方(うろ覚え)で旅の良さと楽しさが伝わってきて良かったです。 調べたら既に御逝去されている方でしたがこの本を読んで自分も旅に出たくなり、前向きな気持ちになれました!旅行好きな人にはお勧めな1冊

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2024/03/23

子どもの頃、「兼高かおる世界の旅」を楽しみに見た世代です。 エキゾチックなお顔だちで、日本語が美しく、世界を飛び回っているかっこいい姿に憧れていました。 ダリやケネディ、チャールズ皇太子にまでお会いしたというのを知って驚きました。兼高かおるさんと、その番組が価値ある物だと判断され...

子どもの頃、「兼高かおる世界の旅」を楽しみに見た世代です。 エキゾチックなお顔だちで、日本語が美しく、世界を飛び回っているかっこいい姿に憧れていました。 ダリやケネディ、チャールズ皇太子にまでお会いしたというのを知って驚きました。兼高かおるさんと、その番組が価値ある物だと判断された理由が本書を読むと分かります。 自分の目で見て、自分の言葉で、正確に伝えたいというプロ意識が、31年間。 それでいて、自分はまだまだ勉強しなければならないという謙虚な姿勢を持ち合わせていらっしゃった。 人としも魅力的な方だったことが伝わってきました。 2019年にお亡くなりになられているとのことですが、兼高かおるさんの、上品な声で、海外に行くことが出来にくかった世代に世界を紹介してくれたことは、沢山の人に影響を与え、そこから広がっていることと思います。

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2024/02/10

兼高かおる(1928~2019年)氏は、神戸市生まれ(父はインド人、母は日本人)、1946年香蘭女学校を卒業後、1954年ロサンゼルス市立大学に留学し(体を壊し中退して帰国)、帰国後、ジャパン・タイムスに勤務。その後、1959~90年の31年間、TBS系「兼高かおる世界の旅」でレ...

兼高かおる(1928~2019年)氏は、神戸市生まれ(父はインド人、母は日本人)、1946年香蘭女学校を卒業後、1954年ロサンゼルス市立大学に留学し(体を壊し中退して帰国)、帰国後、ジャパン・タイムスに勤務。その後、1959~90年の31年間、TBS系「兼高かおる世界の旅」でレポーター、ナレーター、プロデューサー兼ディレクターを務めた。1986~2006年、横浜人形の家館長。文化庁芸術選奨新人賞、同文部大臣賞、菊池寛賞等を受賞。紫綬褒章受章。外務大臣表彰。 「兼高かおる世界の旅」(当初は「兼高かおる世界飛び歩き」)は、放送回数1,586回、取材国150ヶ国以上、全行程721万㎞(地球180周分)という、稀な長寿番組として有名。 本書は、著者が自らの半生を振り返り、まさに「旅から学んだこと」や、80代にしての思いを綴ったもので、2010年に出版、2013年に文庫化された。 私は1960年代生まれで、当然ながら「世界の旅」を見るチャンスはあったはずなのだが、同番組を見た記憶は残念ながら無い。(家庭に、日曜の午前中にテレビを見るという習慣がなかったからだと思われる) よって、著者のこともずっと知らずに来たのだが、暫く前に、本書の解説も書いているヤマザキマリ氏の半生記的な本『国境のない生き方』を読み、その中でヤマザキさんが影響を強く受けた人物として著者について書いていたこと、また、私自身、学生時代にバックパックを背負って海外を旅し、社会人になっても長く海外に駐在していたことがあり、どのような人なのか知りたくて本書を手に取った。 読み終えて、もう少しジャーナリスト風の硬質な文章を予想していたのだが、意外に軽めの、さらりと読める内容であった。 ただ、(資産家の家に生まれたという幸運はあったにせよ)戦後間もない時期に米国に留学したり、一人で何役もこなして海外取材を行ったり(現在とは比較にならないほど不便であったことは想像に難くない。尤も、現在より「安全」ではあったのかも知れないが。。。)、英チャールズ3世(現国王)やジョン・F・ケネディのような海外の要人と会ったり、北極点や南極点に行ったり(1971年の南極点到達は一般女性では世界初)するバイタリティ、何事も前向きに捉える姿勢、そして、自分を信じる強い信念のようなものは、常人の想像をはるかに超えるし、それがソフトでさりげない文章の随所に垣間見られるものだった。 そういう意味で、活躍のフィールドは違うのだが、黒柳徹子さん(香蘭女学校の著者の後輩!)や緒方貞子さん(黒柳さんをユニセフ親善大使に推薦したという繋がりもある)を思い出させるところもあった。 上述のヤマザキさんの本も同様だが、海外に出ることを望まなくなったと言われる若者に、お奨めしたい一冊である。 (2024年1月了)

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2024/01/27

子供の頃、日曜日の朝の 「兼高かおるの世界の旅」が楽しみでした。 美しい姿と好奇心に満ちた瞳、媚びることのない笑顔、 市場のおじさんにも、偉い人にも変わらないスタンス。 憧れの大人の人でした。 その人が、年をとり年上の男性達が亡くなり女友達が亡くなり 思い出の話しができなく...

子供の頃、日曜日の朝の 「兼高かおるの世界の旅」が楽しみでした。 美しい姿と好奇心に満ちた瞳、媚びることのない笑顔、 市場のおじさんにも、偉い人にも変わらないスタンス。 憧れの大人の人でした。 その人が、年をとり年上の男性達が亡くなり女友達が亡くなり 思い出の話しができなくなったけど、若い友達と遊べば良いと 突然の骨折で救急車から入院で 緊急入院対策と遺書をと。 大量の本は寄贈さきが見つからずそのままだと。 お一人様で誰ともしゃべらない 土日は舌も口も動きづらくなる と 年を重ねるといろいろな不自由が生まれます。その分、忘れる自由はあっていい。と 先輩のアドバイス生かせねば!

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2023/09/13

資産家の娘である兼高かおるだからこそ成り立つ、 時代の中で裕福に生きた教育環境、留学や人間関係が伺える。 ちょっとした旅レポーターとか芸能人とかではない 海外を通して勉強熱心な健気なところはとても学びになる。 人生の転機や出来事に対する捉え方が、常に前向き。人は時に、前向きに...

資産家の娘である兼高かおるだからこそ成り立つ、 時代の中で裕福に生きた教育環境、留学や人間関係が伺える。 ちょっとした旅レポーターとか芸能人とかではない 海外を通して勉強熱心な健気なところはとても学びになる。 人生の転機や出来事に対する捉え方が、常に前向き。人は時に、前向きに捉えるのが大切と分かっていてもどうしても切り替えに時間がかかる時がある。その時間が、彼女は短い気がする。

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2022/07/20

大変なことももちろんあっただろうけど、旅が好きな人にはたまらない人生だろうな、と思いました。 兼高さんが文章でさらっと語るのでススっと読めてしまうんだけど、訪問する国のことを学んで手配したり、初めてのことをやったり、体調のこともあったり、いろいろあったんだろうな。 今、こんな時...

大変なことももちろんあっただろうけど、旅が好きな人にはたまらない人生だろうな、と思いました。 兼高さんが文章でさらっと語るのでススっと読めてしまうんだけど、訪問する国のことを学んで手配したり、初めてのことをやったり、体調のこともあったり、いろいろあったんだろうな。 今、こんな時代だからこそよりうきうきしながら話を読める。早くまた海外に気軽に行けるようになってほしい。(気持面です。金銭的にも気軽になる日よ、来い!) 運命に大きな転機が2度あり、それにきちんと飛び込んだ兼高さん。わたしは飛べるだろうか。気づけるだろうか。 『世界の旅』、ネットで観られるだろうか。 観てみたいな。 最後に兼高さんが訪れた国のリストがあるのですが、こうして一覧にされるとその数の凄さに圧倒されます。

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2020/11/30

これしかないはやめようかな。あらやる可能性を追求して。 文字になってるということは古い情報。新しい情報は、現地にしかない。 イン・シャー・アッラー。神の思し召しのままに。どうなるかはわからないし、そうなったらそうなったでしょうがない。

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2020/09/07

 キャアキャア騒ぐだけで語彙の貧しい今時のレポーターに爪の垢でも煎じて飲ませたい。職業意識、人格ともに立派な方。生き方そのものがお手本になる。

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2020/07/15

今は飛行機でどこにでも行けるし、インターネットやTVでも海外の様子を知ることができるけど、それがなかった時代に世界を飛び回ることがどれだけすごいことか。常に危険と隣り合わせだろうし、さぞかし大変なお仕事だったでしょう。しかしそこを非常に楽しんでおられる様子がひしひしと伝わってきて...

今は飛行機でどこにでも行けるし、インターネットやTVでも海外の様子を知ることができるけど、それがなかった時代に世界を飛び回ることがどれだけすごいことか。常に危険と隣り合わせだろうし、さぞかし大変なお仕事だったでしょう。しかしそこを非常に楽しんでおられる様子がひしひしと伝わってきて、ただただ純粋にすごい人だな、と思った。 高齢の方のエッセイを読むと、度々、考え方が古く感じたり、昔の人はこれだから話が通じなくて嫌なんだよなーと思ったりすることがあるけれど、兼高さんからはそういう感じが全くしなくて、読後年齢を見て驚いた。兼高さんの書いた本をもっと読みたい。

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