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月の恋人 の商品レビュー

3.5

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    1

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2013/03/21

不甲斐ない彼氏と理不尽な職場を捨て、ひとり旅に出た弥生は、滞在先上海で葉月蓮介と出会う。蓮介は、高級家具を扱うレゴリスの若き経営者として注目される存在だった。一方、この街に住むシュウメイは、美貌を買われ、レゴリスのCMモデルに選ばれるも、それを断っていた。 月9のために書き下ろさ...

不甲斐ない彼氏と理不尽な職場を捨て、ひとり旅に出た弥生は、滞在先上海で葉月蓮介と出会う。蓮介は、高級家具を扱うレゴリスの若き経営者として注目される存在だった。一方、この街に住むシュウメイは、美貌を買われ、レゴリスのCMモデルに選ばれるも、それを断っていた。 月9のために書き下ろされたストーリーを同時に本にもしたもの。ドラマとは違うストーリーになっているよう。 月9向けということで、軽い内容でサクサク読めた。現実的ではないが、恋愛要素を多く含んでいて何も考えずに読めた。またハッピーエンドで読んでいてハラハラしなくてすんだ。軽く読みたいときにはこういう作品もいいなと思った。

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2013/03/19

なんか連ドラっぽいと思いながら読んでたらそのままではないか。 日本のテレビ局のレベルの低すぎるエキスが入っているおかげで、ありきたりでいまいちだけど、こういうノリも道尾氏はいいかもしれない。

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2013/03/16

マルチな才能を発揮する作家、道尾秀介。 ジャンルの域を超えて、道尾秀介の作品は面白い。『ラットマン』でも恋愛要素がみられたが、本作は純然たる恋愛小説。 とてもすっきりと、とても爽やかに読み終えた。

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2013/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

”あ、道尾さんの新作出てる”、と全く予備知識なしで購入。すぐにブックカバーもつけたので帯や裏表紙も見なかった。(むしろタイトルすら頭になかった) ”いつもの”道尾さんテイストを想像しながら読むと、あれ? 全然違う。なんというか、伊坂さんに近い? 後半、”これ絶対映画化するわー”とか思いながら読了。プロットだけ取り出すとかなりシンプルなヒューマンドラマなんだけど、登場人物一人一人のキャラが立っているせいか結末がやたら心地よく心に響いた。 で、あとがきやら帯見て納得。道理で映像化しやすそう、且つさわやかな終わり方な訳だ・・・。 しかし、ドラマの評判をネットで見ると散々。あらすじ見ても原作のかけらもなさそう。うーん、勿体無い。そのまま映画にするだけで十分面白いものができたと思うのに。

Posted byブクログ

2013/03/12

道尾さんの作品とは思えない、意外な作品だった。お互いの淡い思いを描いた青春恋愛小説といったところだろうか。でも読者を引きつける文章力には脱帽。面白かった。

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2013/03/12

ドラマを数回見た限りでは…だったのですが小説では思っていたより○でした。 あまり興味の湧かないストーリーでもすらすら読ませてくれるのは紛れもない道尾秀介クオリティー。(※褒めています。)

Posted byブクログ

2013/03/12

映像化を前提とした、ということらしいが・・・。思わぬかたちでいろいろな刺激の種を拾い、自由な、ゆくりなき像が浮かんでくるのが小説を読む愉しみ。430頁分の期待は空頼みに終わった感があるかな。

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2013/03/10

ドラマのために書いた本ということで、展開が気になりながら、読み終えてしまった。(最後はどうならやらかは、よめてしまう。。。) 登場人物それぞれの視点で描かれていくのがおもしろかった?

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2013/03/09

道尾さんにしては珍しい恋愛小説。あとがきにありましたが、テレビ局とタイアップして、連ドラのストーリーとして書き下ろしたものだそうです。 淡々とした展開ですが、ふとした場面の中に、お互いが相手を意識するきっかけや出来事が散りばめられていて、素敵だなと感じました。言い方が難しいので...

道尾さんにしては珍しい恋愛小説。あとがきにありましたが、テレビ局とタイアップして、連ドラのストーリーとして書き下ろしたものだそうです。 淡々とした展開ですが、ふとした場面の中に、お互いが相手を意識するきっかけや出来事が散りばめられていて、素敵だなと感じました。言い方が難しいのですが、「魂が触れ合う瞬間」みたいなものを、よく捉えて描き出していると思います。 本作は、どんでん返しは一切なし。いつもの道尾さんらしくはないですが、それがまた逆に良かったです。道尾さんの守備範囲の広さを感じさせてくれる作品でした。

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2013/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(108) 道尾秀介氏の作品はこれにてコンプリートです。 月9ドラマ。木村拓哉主演の中では個人的にワーストに入る作品でしたので、最後まで残ってしまいましたが、文庫が出ていたのでこれが読む機会なのだろう。と手に取りました。 ウロ覚えなドラマ版月の恋人=道尾秀介のイメージが全然つかなかったのですが、小説を読むとなるほど、しっかりと道尾テイストで、アメンボとか、メロンや一本木の話、おんちゃんに行く蓮介の心情などなど一つ一つが道尾さんで、これはドラマより断然小説のほうが深く、静かで美しい物語でした。 筆者あとがきにもありましたが、いろんな制約のもとに書き上げられた作品。 確かに、道尾テイストが散らばっていても、なんとかくドラマにありがちな展開で、話のまとめ方もあっけなく綺麗すぎたような気がします。 これは・・・是非この題材で改めて完全オリジナルを読みたいなー。 道尾さんの描く恋愛って綺麗。 まあ、私はなんだかんだいって道尾秀介作品が好き。大好物です。読んでよかった。

Posted byブクログ