1,800円以上の注文で送料無料

うみべの女の子(2) の商品レビュー

4

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2019/05/21

前、読んだ漫画を もう一度、読み直してみる巻 Vol.23 「素晴らしい世界」に続き、『うみべの女の子』も読み返して(読み直して)みました! なんだか青春してるよなー。この浅野いにお氏の主人公やヒロインの描写はマジで魅力あふれている。 小梅ちゃんの描写なんてほんと可愛いくなって...

前、読んだ漫画を もう一度、読み直してみる巻 Vol.23 「素晴らしい世界」に続き、『うみべの女の子』も読み返して(読み直して)みました! なんだか青春してるよなー。この浅野いにお氏の主人公やヒロインの描写はマジで魅力あふれている。 小梅ちゃんの描写なんてほんと可愛いくなっていくんだよなー。 

Posted byブクログ

2016/03/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小梅はサブカルが好きで、顔だけ良い先輩を好きになり、そのろくでもない先輩に流されてしまうような、どこにでもいる女の子だから"佐藤"なんだと途中で気付きます。 一方、磯辺は兄を自殺で亡くしていて、後悔や孤独をずっと1人で抱えたまま。 親にも気付かれず、小梅にも心を開けず、兄をイジメた犯人…小梅の好きな先輩に復讐しようと企みます。 読み終えてみて、 老婆心では小梅が妊娠しなくてよかった、身体が傷つかなくてよかったとホッとした反面、磯辺がどうなったのかがずっと気がかりです。 何を思って浅野さんがこのお話を描いたのか、知る機会があればぜひ知りたいですね…。 はっぴいえんどの楽曲の使い方も効果的で、しばらく余韻が残るのは素敵でした。 こうしてネガティブな方向に胸をざわざわさせられるのも、ある種の感動なのかもしれません。

Posted byブクログ

2016/01/05

【汚いからゴミ箱に捨てた】 好きな女の子が嫌いなやつと笑っていた。なんだか汚れてしまったような気分になる。

Posted byブクログ

2015/01/27

一巻の内容を忘却してしまいましたのでアレなんですけれども、割かし面白かったかと? 何が言いたいんだかよく分かりませんけれども、とりま、これって中学生なんですよね? 随分ませた中学生ですね…といった感想を持ちました。社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー なんかこう、何が良いのか...

一巻の内容を忘却してしまいましたのでアレなんですけれども、割かし面白かったかと? 何が言いたいんだかよく分かりませんけれども、とりま、これって中学生なんですよね? 随分ませた中学生ですね…といった感想を持ちました。社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー なんかこう、何が良いのかは自分でもよく判然としませんけれども、なんでしょう、浅野氏の描く空気感がイイと言いますか…妙に冷めているところなんか現代の中学生を象徴しているようで個人的には良かったです。現代の中学生がどういう生態なのか、知りませんけれども… ←え?? 社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー ま、もう一度1巻を読み直してから読むとまた違った感慨が生まれるかもしれません…さようなら。 ヽ(・ω・)/ズコー

Posted byブクログ

2014/09/25

青春期には絶対に思いつかないエロス。 今だと容易に想像できてしまうエロス。 だからこそ、今の歳に読んで正解かなと。 キャラの言動の至る所に年齢相応の幼さを感じる描写があって、いにおさんは本当青年期の心情を描くのが上手いなぁ。 思春期特有の自分勝手な感じとか、相手のこと考えている...

青春期には絶対に思いつかないエロス。 今だと容易に想像できてしまうエロス。 だからこそ、今の歳に読んで正解かなと。 キャラの言動の至る所に年齢相応の幼さを感じる描写があって、いにおさんは本当青年期の心情を描くのが上手いなぁ。 思春期特有の自分勝手な感じとか、相手のこと考えているようでただの独りよがりだったり。 盛り上がるようで、急に冷めたり。 そういうのをやっていっていくのが、人生で。 それでみんな自分勝手にそれぞれの未来へ進んでいくんだなと。

Posted byブクログ

2014/07/06

『ソラニン』はあまり面白くないし、『おやすみプンプン』も2巻で挫折しているので、どうかなーと思いつつ、しかしこれが大正解だった。もちろん描かれるのは退廃的な田舎の海辺の風景の中での、肥大化した自意識のお話だけれど、とにかく風景が描写が、叙情的でとてもいい。セリフ量をぐっと絞ってい...

『ソラニン』はあまり面白くないし、『おやすみプンプン』も2巻で挫折しているので、どうかなーと思いつつ、しかしこれが大正解だった。もちろん描かれるのは退廃的な田舎の海辺の風景の中での、肥大化した自意識のお話だけれど、とにかく風景が描写が、叙情的でとてもいい。セリフ量をぐっと絞っているのがきいている。結局、ふたりがふたりだけの秘密基地にきゅっともぐりこんで、そして解散するまでの物語だった。主従が逆転しちゃう少女マンガ的な感じがよかったです。しかし磯辺くんがかわいいな。親戚のお兄さんになって頭をなでなでして嫌がられたい。部屋でのふたりの身体が、そこだけまるで汚れが無いように白く描いているのが印象的だった。

Posted byブクログ

2013/11/02

小梅は傷つきやすくて、危うげな磯辺のことを好きになった。 何か特別な存在に見えたから。 磯辺はセンシティブ過ぎる、世の中全てを僻んで見ているような自分が嫌いだった。ウンザリしていた。 嫌いな自分を求めてくる小梅を鬱陶しく感じたんだろうなぁ。好きな気持ちもあるけど。 別れは必然でし...

小梅は傷つきやすくて、危うげな磯辺のことを好きになった。 何か特別な存在に見えたから。 磯辺はセンシティブ過ぎる、世の中全てを僻んで見ているような自分が嫌いだった。ウンザリしていた。 嫌いな自分を求めてくる小梅を鬱陶しく感じたんだろうなぁ。好きな気持ちもあるけど。 別れは必然でした。 描いてる人は女の子に嫌悪感を持ちつつも大好きなんだろうと思います。 でなければ、少しおバカで無邪気に邪悪な彼女たちをこんなに愛くるしく描けるはずがないからです。

Posted byブクログ

2013/10/21

言いたいことがいっぱいあって書ききれない。やっぱり浅野いにお大好き。「なんだエロ漫画かよ」→「ただのサブカル厨漫画か」→「やべぇこれ名作じゃん」というふうに自分の中で評価がころころ変わった。台風と文化祭と誕生日と命日の高揚感。文化祭のクラスTシャツ着ながら一人で雨風に打たれる小梅...

言いたいことがいっぱいあって書ききれない。やっぱり浅野いにお大好き。「なんだエロ漫画かよ」→「ただのサブカル厨漫画か」→「やべぇこれ名作じゃん」というふうに自分の中で評価がころころ変わった。台風と文化祭と誕生日と命日の高揚感。文化祭のクラスTシャツ着ながら一人で雨風に打たれる小梅の「大切な日の大切な時間が儚く流れていってしまいます感」がすごい。 浅野いにお本人にとってはもしかすると『おやすみプンプン』のラストスパートに向けたウォーミングアップ程度の作品なのかもしれないけれど、そういう煮詰まってない作品のほうが好みだったりする。

Posted byブクログ

2013/10/15

カラダとココロはやっぱり分けられないから、舐めてかかると自分に返ってくるんだなと。磯辺と佐藤、痛々しいなぁ…でも結局佐藤は「今日のことなんてしれっと忘れて、それなりの男を普通に好きになってまるで初めてみたい」に束の間の孤独程度は楽勝で埋めていくのだろう。

Posted byブクログ

2013/09/02

傷つくことに臆病で、強がって自分すらも 見失ってしまう時期のことをゆっくりと解体して 見せられた全編に圧巻だった。 心だけでも、体だけでも不完全で どんなに体を重ねても、すり抜けていくような 充足しない気持ちの真意がなんなのか、 小梅への答えを最後のシーンに込めたところが すご...

傷つくことに臆病で、強がって自分すらも 見失ってしまう時期のことをゆっくりと解体して 見せられた全編に圧巻だった。 心だけでも、体だけでも不完全で どんなに体を重ねても、すり抜けていくような 充足しない気持ちの真意がなんなのか、 小梅への答えを最後のシーンに込めたところが すごく素敵だった。 磯辺も幸せになってくれるといいなぁ。

Posted byブクログ