うみべの女の子(2) の商品レビュー
登場人物たちの身体の「線」が、1巻というか、以前の彼の作品に比べてすべて縦長くなっているように思えた。そのせいで、女性があまり美しくなくなっていた(ぼくの美的感覚では)。そして、「いかにも」という浅野いにお作品臭が少し薄れていたような気がした。でも、浅野いにおは、いつまでこの路線...
登場人物たちの身体の「線」が、1巻というか、以前の彼の作品に比べてすべて縦長くなっているように思えた。そのせいで、女性があまり美しくなくなっていた(ぼくの美的感覚では)。そして、「いかにも」という浅野いにお作品臭が少し薄れていたような気がした。でも、浅野いにおは、いつまでこの路線で作品を描いていくつもりなんだろうか。勝手に心配してしまう。
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2013.2.26 1巻のあの感じから意外な展開。 思春期にぽっかりと空いた穴、埋めようとしても全然埋まらない穴。 そんな穴を抱えながらこれからどんな道を歩んで行くのだろうか?
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小梅の尋常ならざる可愛さに発狂&SHIT!!! 磯辺の言った事が的を射過ぎている。 お前みたいな奴でも男に股開けば簡単にやってくれてカスが集まってそれを見下して云々みたいなくだり 磯辺の人物像も変にリアルであうあー…ってなる。というか、こういう男子に心当たりがあり過...
小梅の尋常ならざる可愛さに発狂&SHIT!!! 磯辺の言った事が的を射過ぎている。 お前みたいな奴でも男に股開けば簡単にやってくれてカスが集まってそれを見下して云々みたいなくだり 磯辺の人物像も変にリアルであうあー…ってなる。というか、こういう男子に心当たりがあり過ぎて一種のあるある。 繊細な男子って意味不明ですよね!って話 小梅はすげー嫌な女だと思う。 桂子視点で見ると殺☆意 どこかヒミズを彷彿とさせたけど読後感はむしろ少女漫画のよう。 でもいにおさん、こういうのもっと描いてよ、と素直に思いましたまる 私はプンプンより好きです。 どーにも
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え。。主人公がサブカル女子へと成長しただけ。。 前半がすごく良かっただけになあ 何気無い会話や流れる映像の様な描写はさすが。
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エロなんてオプションだよ。ただまぁ、うん、相変わらずのいにお作品ですな!いい意味で。 青春拗らせさ物語の終結は呆気なく、磯辺の精神状態がおかしくなってきてたのにそれの終結も呆気なく…。 まぁ、いいか。 結局この物語は何が言いたかったのか…。 あんまりんからんかった。
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浅野 いにおも「おしゃれサブカルの代表」みたいになってきたなあ。 主人公は女の子。佐藤小梅。 好きな先輩に急にフェラを強要されそうになって逃げた。 その腹いせに、前に告ってきた同級生・磯辺とSEXして 「なにやってんだろ」とかちょっと思いつつも 涙するのは自分が可哀想だから。 ...
浅野 いにおも「おしゃれサブカルの代表」みたいになってきたなあ。 主人公は女の子。佐藤小梅。 好きな先輩に急にフェラを強要されそうになって逃げた。 その腹いせに、前に告ってきた同級生・磯辺とSEXして 「なにやってんだろ」とかちょっと思いつつも 涙するのは自分が可哀想だから。 好きだった子から誘われたからSEXした少年。磯辺恵介。 死んだ(自殺?)兄に囚われている。 両親はずっと共働きでずっと不在がちだった。 急に「これからは土日は家にいれるぞ」と父親に言われても、 素直に喜べる年齢はとっくのとーに過ぎている。 佐藤とあれから何度もHはしたけど、キスはだめ。好きにもなってくれない。 小梅ちゃんの身勝手さが、イイ。 身勝手なぶん、ちゃんと報われてなくて。 優しくないぶん、優しくされてなくて。
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正直読後感はそんなに良くなかった…けど、いにおさんの作品で読後感スッキリ☆なものはあんまり無い気がするので、むしろ予想しておくべきでしたかね。 痛々しくて眩しい青春に、読んでてヒリヒリしました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どうして。 どうして、「言いようもない感情」というものを、こんな風に形として描けるのか。 焦りとか切なさとか青さとか。 そういう言いようもない感情をぎゅっと凝縮して 恥ずかしいのに、眼前に無理矢理突きつけられる… そんな感覚。 一方通行になっていく思いとか、圧倒的な疎外感とか、 歪みを憎みながらも、それに抗えない無力な自分とか。 そういったどうしようもなさが、苦しいほどリアルに描かれている。 時が過ぎてしまって、もうずっと遠くに行ってしまった思いだけれど でも、振り返れば「それ」は確かにそこにあって。 さよならは切ないけど、でもきっとそれだけじゃないんだろうな、って。 磯部と小梅は結局のところ離れてしまったけど、 でも小梅のなかから磯辺が消えることきっとは無いんだろうな、と。 典型的サブカル野郎(笑)がどことなく磯辺に似てるから 小梅の「好き」の根底は、きっと磯部なんだ……と妄想してます。
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