黙示 の商品レビュー
真山仁作品は現実におきている事がリアルタイムで書かれているみたいに感じてしまう。 食糧問題はもうすぐやってくるでしょう…この本が現実化するのか? 遺伝子レベルの話になるとどう弄れるのかがよく判らないので不安です。
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農薬会社、養蜂家兼市民運動家、農水省キャリアの三者の視点からそれぞれの問題意識が描かれたもの。 人物にはあまり焦点が置かれていないので、小説というよりは、ジャーナリストが思い描いた仮想現実シナリオにやや近い印象。
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批判や糾弾をするだけでは何も育たないってホントよね。農作物も、それ以外のことも。それにつけても早乙女麗子が蓮舫的すぎる。
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▼何カ所か"農薬は安全”という表現が出てきました。 農薬は安全なのかなぁ〜? イメージから言えば安全とは思えないんだけど…。 国の基準がクリアしているから”安全”とは限らないのでは? もしかしたら意図的に基準を緩くしているかもしれないじゃない? もぅ〜!よくわかんなくなってきました。 例えばお茶については農薬の残留基準値が高いのは、 風味の良さを守るためだそうですが、 それは農薬をお湯に溶いて飲んでいるってこと?? うわぁ飲む気失せるわぁ… ▼農薬・TPP・植物工場…何が良くて何が悪いのか… 日本の国益が守られているのならいいのですが、 政治家や一部の人たちだけの利益になるようでは困ります。 ▼あとマスコミも信用できなくなりました。 『マスコミは人の迷惑を考えないで自分たちの都合で取材をする。 それが正しいことだと勘違いしている。 自分たちの思い通りの発言を誘導することしか考えていない』 ▼農薬もTPPも遺伝子組み換えも、とにかく心配。 中国による農産物の買い漁りも軽視できません。 あれだけの人口の食い扶持を賄わなくてはならないのに、 中国本土は砂漠化が進んでいて自国では食糧を賄えなくなってきているとのこと。 近い将来、世界で食糧を奪い合う時代がやってくるとの 記述もあり、日本は将来、食糧調達が不可能になるかも しれないとか…心底怖くなります。 中国産の農産物の有害物質汚染のリスクが高いので、 富裕層などは高くても日本のモノを買っていると聞きます。 早く日本は国内の農産物の生産高を増やして、 日本国内の食糧は自国で賄えるような政策を取ってほしいです。 何とかしなくちゃ、と気持ちが焦ります。 ▼中国資本が日本の山林や水源を買い漁っているとも…。 不安で仕方がありません。早く何か対策を取ってほしいです。 ▼読み終わる頃には食の問題に関して、心配や不安でいっぱいになってしまいました。 いろいろなことを考えさせられてしまいました。ちょっと憂鬱。
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はじめて著者の作品を読ませてもらいましたが、かなり専門的な内容まで取材、勉強しているようで、小説ながら、読んで勉強にもなるし、考えさせられました。 他の作品も読んで見たくなりました。
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ごく近未来の日本の姿が描かれていて興味深い。が、けっこう飛ばし読みしてしまった(^^; ステレオタイプな登場人物が散見されるが(女代議士や女編集者など)、それは現実にこんな人が多いからだと納得。
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真山仁の最新刊。既刊の短編集「プライド」をプロローグとしてプライドの登場人物達が様々な立場で出会い闘っていくという構成。プライドから真山仁は日本の農業政策に切り込んでいて小説とはいえドキュメントとも思わせる内容は圧巻。単純に農薬否定ではなくTPPを前にして遺伝子組み換えも容認せざ...
真山仁の最新刊。既刊の短編集「プライド」をプロローグとしてプライドの登場人物達が様々な立場で出会い闘っていくという構成。プライドから真山仁は日本の農業政策に切り込んでいて小説とはいえドキュメントとも思わせる内容は圧巻。単純に農薬否定ではなくTPPを前にして遺伝子組み換えも容認せざるを得ないであろう農業の現実を考えさせる。日本の農政は大衆に迎合するだけのくせに権力には巻かれてしまうマスコミや危険と恐怖を煽るだけのように見える市民活動家に惑わされることなくしっかり考えていかなければならない問題でこの「黙示」は意味深なタイトルのように考える糸口と見方を提示しているように思えた。さすが真山仁という1冊。
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対立と否定からは何も生まれない。立場を明確にして徹底的に論議をするのも一手段だがディアローグを介した関係性が、ものごとをより良いほうに進めていくのではと感じさせられた一冊。
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さまざまな問題が出てきてついていくのに必死。 どれも問題提起で終わり散漫な印象は受けるが、これだけ今の農業や食糧において課題は多いということなのだろう。 知らないでいることは幸せということもあるが、 これらの問題に関して無関心でいてはいけないと思う。 また、マスコミの偏った主張...
さまざまな問題が出てきてついていくのに必死。 どれも問題提起で終わり散漫な印象は受けるが、これだけ今の農業や食糧において課題は多いということなのだろう。 知らないでいることは幸せということもあるが、 これらの問題に関して無関心でいてはいけないと思う。 また、マスコミの偏った主張を鵜呑みにして大騒ぎしたり必要以上に怖がったりすることのないようにしたい。
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若手養蜂家、農薬の開発責任者、農水省の女性キャリアが、それぞれの立場から農薬、遺伝子組み換え作物、TPPなど現代の食糧問題、食の安全について攻防を繰り返す。 普段あまり考えることなく過ごしているが近い将来の食の危機を見せられたようでした。 小説なんだけど、ストーリーはおいといて、勉強になりましたといいたい。 ネットやワイドショーから上澄みだけをすくい取った中途半端な知識の持ち主、 という主婦が登場したが、私もそうならないようにしなきゃと思った。 ただ、あの浮気相手との話は要らなかったように思う。彼女はいったい何者?息子の2回目の発作をリークしたのが彼女かと思ったけどそうでもなさそうだし、なぜアメリカへ?実はトニリティの関係者?いや、それなら彼に近づいてもあまり意味がない。ということで、わからずじまい。ただ、色のためだけの登場だったのかしら?
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