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ワイドレンズ の商品レビュー

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19件のお客様レビュー

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2020/04/12
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2020年4月12日(日) 書名:ワイドレンズ  著者:ロン・アドナー ジャンル:ビジネス(ストラテジー) 【内容】 イノベーションは自社のみの技術、システムでは完結することは出来ず、協業者を巻き込んだ価値創造のストーリーが必要なのは周知されてきていると思います。 本書はエンドユーザーまでの価値創造の設計図作成において、その協業者まで視点を広げよ、という主張を終始展開しています。主に以下の2点をイノベーションの歯止めとなる「リスク」として説明しています。 ・コーイノベーションリスク →協業者が自社のイノベーションに応じるシステム技術を持っているか? ・アダプションチェーンリスク →価値創造にあたり、協業者もwinになる仕組みになっているか? ビジネス展開で様々な制約がある中、上記2点のリスクを上手にマネジメントした者が現在のイノベーターになっている。開発したエコシステムを他のサービスに転用し、ゲームのルールを変えている、というのが筆者の主張でした。 当たり前っちゃ当たり前なんですけど、見落としがちですし、コーイノベーションリスクがあるので、何でもかんでも先手必勝というわけではないのですね。 エコシステム構築を検討されている経営関係の方におすすめです。

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2017/07/23

チャールズ・ダーウィンいわく、「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である。」しかし企業にあてはめるとこれでは不十分。自社だけでなく、エコシステム全体で変化に対応に対応できないとイノベーションは失敗する。iPhoneはなぜ...

チャールズ・ダーウィンいわく、「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である。」しかし企業にあてはめるとこれでは不十分。自社だけでなく、エコシステム全体で変化に対応に対応できないとイノベーションは失敗する。iPhoneはなぜ最初から強かったか?それは次世代のiPodという位置づけで誕生したから。Apple社だけでなく、サプライチェーンに属するエコシステム、さらにはユーザーまでも変化に巻き込んだ歴史的好例と言える。

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2016/10/05

現代のイノベーションは1社によるものではなく、エコシステム全体によるものと説く。エコシステムに潜むコーイノベーションとアダプションチェーンの2つのリスクを認識し、打破するためのツール類を定義しており、わかりやすい。

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2016/09/10

あるコンサルの勧めで読んでみた。ビジネスアイデアを深考するにあたり有効と感じました。まずは実行あるのみ。

Posted byブクログ

2015/06/08

今日の経営環境においてイノベーションを実現するためには、自社のコアコンピタンスだけでなく、ビジネスモデルを共に構成する各パートナーとのコラボレーションが不可欠となったことをふまえ、気鋭のMBA教授が、イノベーションを持続的成功に導くための新たなフレームワークを提唱した経営戦略書。...

今日の経営環境においてイノベーションを実現するためには、自社のコアコンピタンスだけでなく、ビジネスモデルを共に構成する各パートナーとのコラボレーションが不可欠となったことをふまえ、気鋭のMBA教授が、イノベーションを持続的成功に導くための新たなフレームワークを提唱した経営戦略書。 著者は、革新的なサービスや製品が成功するには、自社の技術やマーケティングなどの戦略課題に加え、ビジネスが価値を生むための「エコシステム」全体を明確に描き、鳥瞰した上で、パートナーが行うイノベーションへの依存度や、パートナーによる自社のイノベーションの許容度を評価することにより、エコシステム内での役割分担や参入タイミングなどを含めたリスクの回避が可能になると主張する。 iPhone/iPadやデジタルシネマ、吸入インスリン等、"お馴染みの"成功/失敗事例の検証に加え、現在進行形の電気自動車ビジネスを本理論に沿って分析するなど、豊富なケーススタディが本書の説得力を高めており、また社外との関係だけでなく、社内プロジェクトの推進においても有効な示唆が得られる。「相互依存の時代」における戦略実行フレームワークの一つとして、押さえておきたい一冊。

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2015/10/25

『ワイドレンズ―イノベーションを成功に導くエコシステム戦略』読了。★4つ(5点満点) http://www.amazon.co.jp/dp/4492502459/ 近年自社単体だけではなくパートナーも含めたエコシステムをどう作っていくかというところが重視され始めている。 ...

『ワイドレンズ―イノベーションを成功に導くエコシステム戦略』読了。★4つ(5点満点) http://www.amazon.co.jp/dp/4492502459/ 近年自社単体だけではなくパートナーも含めたエコシステムをどう作っていくかというところが重視され始めている。 新規事業・新サービスを「エコシステム」の観点から整理した本。 近年のアップルがんぜ成功の分析は、飽きるほど多くの本や記事でいろんな視点から分析されているが、今まで読んだ中でこの本の説明が一番しっくりきました。 (「クールな製品を作ればいい」って感じの説明にはいつも共感できないでいる。 この本を読むと、SonyがiPhoneと同等なものを先に発売しても勝てないだろうということがわかる) 視点的には非常に参考になるが、惜しむらくは、使う場面が難しい点。 なんといっても、自社で見た場合の道程は全部成功している前提ですからね。。いや、そこまでいくのはかなり大変ですよ。。

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2014/09/05

社内のプロジェクト、あるいはビジネス以外の社会的なプロジェクトなどにも普遍的に当てはまる内容ではないか。

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2014/07/09

なぜある商品が売れるようになったのか。どのように販売することをデザインすることが望ましいのかが多くの事例から分かります。日本企業が元気になるためのヒントも隠されています。

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2014/04/04

第1部 エコシステムの全体像を捉えるワイドレンズ 第2部 エコシステム内のポジションを決める 第3部 ゲームに勝つ

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2014/03/25

 この手のイノベーション論の著作は数多く出ていますね。正直食傷気味ではありますが、本書は具体例として登場している商品・サービスが比較的身近で新しいので、ちょっと興味をもって手にとってみました。  本書で著者が提唱している基本コンセプトは「イノベーション・エコシステム」。  戦略を...

 この手のイノベーション論の著作は数多く出ていますね。正直食傷気味ではありますが、本書は具体例として登場している商品・サービスが比較的身近で新しいので、ちょっと興味をもって手にとってみました。  本書で著者が提唱している基本コンセプトは「イノベーション・エコシステム」。  戦略を成功させるためには、自社のイノベーションを管理するだけでは十分でなく、イノベーション・エコシステムを管理することが一番重要であるとの指摘です。理論だけではなく、その理論を実践に活かすためのいくつかのフレームワークやツールも紹介しており、なかなか面白い内容でした。

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