EAT&RUN の商品レビュー
本書の中の気に入った箇所を以下に(僕の言葉で勝手に書き換えて)無作為に引用する。 超長距離を走るには深い謙虚さに裏打ちされた揺るぎない自信が必要である。 痛みは無視するか、抱きかかえる。全ての痛みが必ずしも重要とはいえない。 ウルトラという競技はゴールまで時計を止めない。 そ...
本書の中の気に入った箇所を以下に(僕の言葉で勝手に書き換えて)無作為に引用する。 超長距離を走るには深い謙虚さに裏打ちされた揺るぎない自信が必要である。 痛みは無視するか、抱きかかえる。全ての痛みが必ずしも重要とはいえない。 ウルトラという競技はゴールまで時計を止めない。 そこが椅子に座ってゆっくりと食事をしたりフカフカのベットで休眠出来るツール・ド・フランスなどのステージレースとは大きく異なる。 ステージレースでは生まれながらの才能や積み重ねてきた練習量、そしてもちろん資金力がアドバンテージとして加算されるが、ウルトラではそれらを全部使い果たした後に新たにエネルギーを産み出せるか~所謂ゾーンに入れるか~が鍵である。 犬が如何に楽に走っているかを観察する。つまりシンプルに地面とつながることで幸せになり自由になり、そして速く走れるようになる。~ヒッピー・ダンの教示 ダスティー語録 マラソンランナーなんて朝起きると歯が全部あるか心配で一つ一つ数えるような奴らだ。 潔癖症でフォームやペースだけを心配し、身体を動かすという基本的なことを忘れていることを皮肉っている) ウルトラマラソンのパラドクス 勝つためには孤独に生き、生活の中のあらゆるものを代償として捧げなければならない。しかしそんなテーマをライバルたちと共感そして共有出来るからこそ、この競技を愛し、ライバルを愛し、世界を愛することが出来る。 長距離になればなるほど、素の自分が試される。 怪我は最高の先生である。 願わくは、至福を求める巡礼者が無為の精神で水を汲んで木を切るように、僕も死ぬまで山々を走り続けることができたなら… ※補足 本書で紹介されている著書、人物 ◇「癒やす心治す力」 アンドルー・ワイル ◇「ウルトラマラソン」、「ブレークダウン・レーンからの省察」 ジェームス・シャピロ ◇「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」 エックハルト・トール ◇「癒やしの旅」 ダン・ミルマン ◇「シーハン博士のランニング人間学」 ジョージ・シーハン ☆イアニス・クーロス ☆シュリ・チンモイ
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Born to Runのハイライトとなるレースでタラウマラ族と最後までTOPを争ったトレイルランナーということで以前から読んでみたかった本。 トレイルランナーとしてのキャリアのスタートから始まり、最盛期、そして今が綴られている。そのランナーとしての業績だけではなく、ゴール後に他...
Born to Runのハイライトとなるレースでタラウマラ族と最後までTOPを争ったトレイルランナーということで以前から読んでみたかった本。 トレイルランナーとしてのキャリアのスタートから始まり、最盛期、そして今が綴られている。そのランナーとしての業績だけではなく、ゴール後に他のランナーを待って祝福の声をかけたり、完全菜食主義者としても有名で賞賛されている。 本の中では、そういった日の当たる部分だけではなく、より人間味のある、弱さ、葛藤、苦しみなども知ることができる。 何のために走っているのか?何のために走ったのか?何のために走るのか? すべてのランナーが持つ問いを、これからランニングにより強く傾倒していけば、より強く自分も持つだろう。スコットの生き方も一つのあり方として、その時何かの助けになるのかもしれない。 心に残っているフレーズ "とにかくやるんだ!" "これを探しにきたんだろう?"
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ウルトラマラソンとはなんぞや、100マイルとはどれほどの距離なのだ、と思いながらページをめくり(分厚い…)その過酷さに仰天し、その地獄のようなレースに何度も挑戦する人達の存在に戦きました。 もっともスコット・ジュレクが特段にストイックで内省的な深い視点を持っているからここまで驚か...
ウルトラマラソンとはなんぞや、100マイルとはどれほどの距離なのだ、と思いながらページをめくり(分厚い…)その過酷さに仰天し、その地獄のようなレースに何度も挑戦する人達の存在に戦きました。 もっともスコット・ジュレクが特段にストイックで内省的な深い視点を持っているからここまで驚かされたのかもしれません。 人生のほとんどを「なぜ」という問いと「とにかくやるんだ」という号令を抱えて走り続けるスコット。彼のゴールはまだ先でしょうが、その時はまた話を聞かせて欲しいと思います。 で、親友のダスティとは和解できたのかな…
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ようやく読めた。ランニング関連本第二弾。(Born to Runに続いて) 物凄く感じることがあった本。 早くも今年1番か? 走ることや食べることもこの本ではとても大事な内容なんだけど、文章自体からスコットジュレクの人となりが伝わってきて、引き込まれる。 前半のレーサーとし...
ようやく読めた。ランニング関連本第二弾。(Born to Runに続いて) 物凄く感じることがあった本。 早くも今年1番か? 走ることや食べることもこの本ではとても大事な内容なんだけど、文章自体からスコットジュレクの人となりが伝わってきて、引き込まれる。 前半のレーサーとして、頭角を表し、試行錯誤しながら強くなっていく前半も物凄くドキドキするが、個人的には暗い雰囲気を所々で醸す少年時代と19.LOST以降で、色々な壁を前に苦悩すの回想(著者が驚くほどよく覚えている!)る部分が良かった。 暗い話が好きだし、暗い話からじゃないと分からない事はたくさんあると思う。そんな自分にはとても好きな内容だった。
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BORN TO RUNに続いて名著。改めて食とトレーニングについて考え直す。自分の身体はすべて自分が食べたもので出来ているのだという当たり前のことを思い出した。
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ウルトラマラソン界のスーパースターであるスコット・ジュレクが半生を綴った自伝。 多くの悩みや葛藤をかかえながら、数々のレースに挑み、乗り越えていく心の叫びがストレートに表現されている。 恐ろしいほど精神的にタフであり、怪我しても走るのはモチロン、骨折したまま走って優勝してしまう事...
ウルトラマラソン界のスーパースターであるスコット・ジュレクが半生を綴った自伝。 多くの悩みや葛藤をかかえながら、数々のレースに挑み、乗り越えていく心の叫びがストレートに表現されている。 恐ろしいほど精神的にタフであり、怪我しても走るのはモチロン、骨折したまま走って優勝してしまう事もある。 また、頭が良くて色々な知識を吸収するし、教えられた事を素直に取り込んで成長していくようだ。 EATについては何故菜食主義になった理由は、体の調子が良くなり、回復が早くなると説明している。また、お気に入りのレシピも10種類くらい写真付きで紹介されている。参考になりそうだし、美味しそうだ。 ランナーはもちろんのこと、何かを成し遂げたい人にオススメです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ポテトフライにたっぷりのトマトケチャップが”サラダ”だと思っている欧米人にとって、日本食とその文化は、神レベルの健康文化らしい。 オー、ベリーファッキンクール、ブシドー。
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これに、BORN TO RUNのようなお話を期待すると肩すかしを食らう。 だって禁欲的なヴィーガンの本だもの。 タラウマリ族は楽しんで走るように見えるし、読んでいて心地よいのだけれども、この本の著者は、あまりにも修行僧のようで、こちらがどんど んと追い詰められる感がある。 ...
これに、BORN TO RUNのようなお話を期待すると肩すかしを食らう。 だって禁欲的なヴィーガンの本だもの。 タラウマリ族は楽しんで走るように見えるし、読んでいて心地よいのだけれども、この本の著者は、あまりにも修行僧のようで、こちらがどんど んと追い詰められる感がある。 久しぶりに「もうコレ無理」って思いながら読み終えた。 立派な人ではあると思うんだけど、追い込み過ぎるのが怖いなぁと感じた。
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週末ランナーとして走っているがこの本を読むにつれやっぱりシリアスに努力しないと偉業は達成できないということだと思った。ウルトラマラソンやヴィーガン(菜食)もちょっと憧れるがその程度の気持ちで手を出しちゃいけませんねー。
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ヴィーガンのウルトラランナースコットジェレクの食とランを中心としたウルトラマラソンの旅を標した自伝。 彼は、走って走って、母親の病気を契機に、少しずつ変わって、完全菜食主義に行き着く。そして、ストイックなまでの走る事に対する意識。走る理由になっているのは、健康ではなく、走るた...
ヴィーガンのウルトラランナースコットジェレクの食とランを中心としたウルトラマラソンの旅を標した自伝。 彼は、走って走って、母親の病気を契機に、少しずつ変わって、完全菜食主義に行き着く。そして、ストイックなまでの走る事に対する意識。走る理由になっているのは、健康ではなく、走るために生まれて来たから。走って、菜食。この2つを一生をかけてきわめている。 肉を食べずにどうやってウルトラマラソンを走りきれるのか、皆が不思議に思うのだけど、自然とともに、ローフードを食べて過ごす事で健康を維持する。タンパク質も大豆を中心に十分とれる。 一つ一つのレースにドラマがあって、厳しい戦いの中に、彼のストイックな精神がかいま見れる作品。日本語バージョンしか知らないけれど、もう少しドラマティックな表現があるといいなと思う。
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