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モッキンバード の商品レビュー

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2016/07/16

アスペルガー症候群のケイトリン。一番の理解者であり助言者であった最愛の兄を銃の乱射事件で亡くしてしまいます。本と絵を描くことが大好きなケイトリンですが、人の気持ちを汲み取るのは苦手で、学校では友だちもなかなかできません。母は早くに亡くし、父は悲しみに沈み自分のことで精一杯。苦境に...

アスペルガー症候群のケイトリン。一番の理解者であり助言者であった最愛の兄を銃の乱射事件で亡くしてしまいます。本と絵を描くことが大好きなケイトリンですが、人の気持ちを汲み取るのは苦手で、学校では友だちもなかなかできません。母は早くに亡くし、父は悲しみに沈み自分のことで精一杯。苦境に立たされるケイトリンですが、カウンセラーのブルック先生の親身な支えで、社会の中で生きていくうえで大切なことに徐々に気づきはじめ・・・。ケイトリンの気持ちに沿って物語は進みますが、困難を抱える人に心を寄り添わせることの大切さについて考えさせられます。

Posted byブクログ

2015/03/28

アスペルガーの主人公が様々な困難を乗り越え自分なりに懸命に生きる話。作者がアスペルガーでない事に驚いた。アスペの事がよく分かった。

Posted byブクログ

2015/02/11

ケイトリンはアスペルガー症候群の少女。理屈っぽくて、他の人の気持ちがわからなくて、みんなに合わせるのが苦手。でも、これまではお兄さんのデボラがいたから、ケイトリンはお兄さんにいろいろ教えてもらえた。 でも、学校で銃の乱射事件が起こって、お兄ちゃんは死んでしまう。 お父さんはケイト...

ケイトリンはアスペルガー症候群の少女。理屈っぽくて、他の人の気持ちがわからなくて、みんなに合わせるのが苦手。でも、これまではお兄さんのデボラがいたから、ケイトリンはお兄さんにいろいろ教えてもらえた。 でも、学校で銃の乱射事件が起こって、お兄ちゃんは死んでしまう。 お父さんはケイトリンによくしてくれる。けれど息子を亡くした悲しみと、アスペルガーのケイトリンを支えてゆくことでいっぱいいっぱい。お母さんは小さい時に亡くなっていない。 ケイトリンは学校のカウンセラーの先生と一緒に、気持ちの区切りのつけ方、人の気持ちと共感することを学ぼうとする。 ケイトリンの一人称で描かれているので、ケイトリン独自のこだわりやテンポがわかって良かった。ひいては、アスペルガーの人たちには、一見、変に見えることでも、その人なりのルールがあるとわかる。一緒に暮らしていたなら、大変に面倒くさい、だけど、知ってしまえばわかりやすいルール。 最愛の家族を失って、「普通」の人とは感じ方・表し方は違えど、ケイトリンも悲しんでいる。そして、気持ちの区切りをつけようとする。 お父さんも、他の被害者の家族も、加害者の関係者も、街全体が、悲しい事件から立ち直ろうとする。 誰もが、誰かを思えば、みんなが生きやすい世の中になるんだろうと思う。

Posted byブクログ

2015/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いろいろ複雑な本だった。 けれども、アスペルガーの子の見え方・感じ方だけでなく、とりまく家族・先生の伝え方、そしてカウンセリングとは?という色々な問題を分かりやすく物語に書かれていた。物語としてもよくできていて、児童書でもあり、アスペルガー入門書のひとつにもなりうる本である。

Posted byブクログ

2014/02/19

泣いた。アスペルガー症候群のケイトリンが、死んだお兄ちゃんに共感できたくだりなんか特に泣けた。多様性社会を生きていくために、この本はたくさんの人が読むべきだと思った。

Posted byブクログ

2013/06/13

銃乱射事件で、大好きなお兄ちゃんを失ってしまった、アスペルガー症候群の女の子、ケイトリン。 ケイトリンは、「共感」が苦手。“人の立場に立って”と言われれば、その人が立っているところに行こうとする。その人が座っていたらどうしようと、困ってしまう。 “気持ちの区切り”が理解できない...

銃乱射事件で、大好きなお兄ちゃんを失ってしまった、アスペルガー症候群の女の子、ケイトリン。 ケイトリンは、「共感」が苦手。“人の立場に立って”と言われれば、その人が立っているところに行こうとする。その人が座っていたらどうしようと、困ってしまう。 “気持ちの区切り”が理解できない。区切りはどこにあるのかと、必死に見つけようとする。 けれど、いくらケイトリンが共感が苦手でも、周囲からの冷たい目や笑い、そういうものには、傷つくんだよ。 物語がすすむにつれ、どんどんどんどん、ケイトリンは変わっていく、成長していく。 共感が、だんだんできるようになり、周りに言われていた、自分のちょっとおかしな行動にも、気がつくようになる。 そして、読者である私たちも、気づくことになる。 アスペルガーの子の行動や言動には、彼/彼女なりの理由や根拠があって、私たちだって、それを知ったら、「なるほどなー」と思うはずなんだ。 だから、アスペルガーの子と話す機会があったら、きちんと「なんでそういうことをした/言ったんだろう?」と聴いてほしい。 そうすれば、彼/彼女の見ている世界が、少しはわかるはずなんだ。 訳者のニキリンコさんもアスペルガー症候群であるという。 だから、この本は、アスペルガーの子の見えている世界が、そのまま反映されている気がした。 私だったら、ケイトリンにこの状態をどう説明するだろう? ずっとそれを考えながら読んでいた。 ラストが、すごく温かくて、好き。

Posted byブクログ

2013/06/12

(No.13-36) 児童書です。 『アメリカ、バージニア州の小さな町に住むアスペルガー症候群の少女ケイトリンは小学5年生。本を読んだり絵を描くのは得意だけれど、他人の気持ちを理解するのは不得意なので友達もいない。でも今まではあまり困らなかった。だってお兄ちゃんのデボンがいたか...

(No.13-36) 児童書です。 『アメリカ、バージニア州の小さな町に住むアスペルガー症候群の少女ケイトリンは小学5年生。本を読んだり絵を描くのは得意だけれど、他人の気持ちを理解するのは不得意なので友達もいない。でも今まではあまり困らなかった。だってお兄ちゃんのデボンがいたから。お兄ちゃんはケイトリンのことがとてもよく分かっていたから、どうしたらいいのか分からない時はいつもお兄ちゃんが教えてくれた。笑ったほうがいいのか、いつまで笑ってたらいいのかも・・・・。 もうお兄ちゃんはいない。区切りって何?気持ちの区切りって。カウンセリングのブルック先生に聞いたけれど「それぞれ自力で探すしかないのよ」って。パパも区切りを見つけることが出来ない。 〈重大な喪失体験の後で悲嘆の反応がひとまず収束した状態〉ってどこに置いてあるんだろう。お兄ちゃんなら知っているはずなのに、お兄ちゃんに聞くことが出来ない。』 いっぱい泣いちゃいました。 視点がケイトリンなので、パパの内面はほとんど描写されていません。でも私はやはり親の立場で読みました。 この一家はママがすでに亡くなって、パパと中学生のデボン、小学生のケイトリンの三人家族でした。妻を亡くしたあとパパは、ずいぶん頑張ってきたみたいです。最初はケイトリンの服について何も分かっていなかったのに、ものすごく細かいこだわりを全部覚えて今ではケイトリンが納得できる服を買ってきます。食事の時間や内容もケイトリンに合わせてくれてます。 そんなパパにとって、頭が良くて妹に優しいデボンは自慢の息子だったでしょう。時にはケイトリンの面倒を見る、同志のような気持ちにもなったかもしれません。 その息子を一瞬で奪われた悲しみと悔しさはいったいどれほどのものなのか。 区切りなんか考えられない気持ちだったでしょう。 ケイトリンが自分で考え感じて「分かった」こと。パパとデボンがやるはずだったことを、パパとケイトリンがやり遂げる。 区切りは個人的なものだけれど、それは他の人にも影響を与えました。 今までケイトリンは他の人の気持ちに共感できるように指導されてきましたが、別の見方をすると他の人はケイトリンに共感してくれなかったのです。ケイトリンの気持ちが少数派だから。 パパとケイトリンの区切りは、町の人たちの共感を得て多くの人が癒されました。共感をする側でなく、してもらう側になったことでケイトリンは「共感」を実感したと思います。 とても感動しました。読んで良かったです。

Posted byブクログ

2013/03/24

訳者はニキリンコ。翻訳で、しかもアスペルガー症候群の主人公の独特な言語感覚をうまく訳している。いつも自分を助けてくれたお兄ちゃんが銃の乱射事件で死んでしまったという困難な状況からの回復を書いている。

Posted byブクログ

2013/03/16

ケイトリンはアスペルガー症候群の女の子。もうすぐ中学生になる。人の感情がわからないケイトリンのために、お兄ちゃんはなんでも教えてくれた。でもそのお兄ちゃんはもういない。中学校で銃の乱射事件に巻き込まれてしまったのだ。ケイトリンもお父さんもお兄ちゃんがいないことをうまく受け入れられ...

ケイトリンはアスペルガー症候群の女の子。もうすぐ中学生になる。人の感情がわからないケイトリンのために、お兄ちゃんはなんでも教えてくれた。でもそのお兄ちゃんはもういない。中学校で銃の乱射事件に巻き込まれてしまったのだ。ケイトリンもお父さんもお兄ちゃんがいないことをうまく受け入れられない。「気持ちの区切り」ってどうすればいいの? ケイトリンのまっすぐな一生懸命さが、読んでいるうちに心に灯りをともしてくれます。

Posted byブクログ

2013/02/07

アスペルガー症候群のこどもには世界がどんな風に見えているのか。それを銃乱射事件で最愛の兄を失った小5のアスペルガーの女の子の目線で描いた物語。仕事でアスペルガーの生徒さんを教えているが、その時に感じるイライラを前半部分ではかなり感じてしまいストレスフルだった。でもこんなに努力しな...

アスペルガー症候群のこどもには世界がどんな風に見えているのか。それを銃乱射事件で最愛の兄を失った小5のアスペルガーの女の子の目線で描いた物語。仕事でアスペルガーの生徒さんを教えているが、その時に感じるイライラを前半部分ではかなり感じてしまいストレスフルだった。でもこんなに努力しないと「普通」に人と交われないのか~と思った。大切な人を失った痛みをそれでも誠実に自分のやり方で乗り越えて行こうとする姿に励まされた。アスペルガーを理解する助けになるとともに、大きな困難を乗り越えるヒントがある。読後感はあたたかい。

Posted byブクログ