厭な物語 の商品レビュー
これすごく名作揃いで好きなんだけど、表紙がB級っぽすぎてそれだけが残念‥。 シャーリー・ジャクスンの、くじ パトリシア・ハイスミスのすっぽんが特に好き
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有名作家が多く、イヤミスの出来のいい短編集。前から興味があったが、表紙の人形の顔が嫌い。 どれもバッドエンドな話ですが読後感は様々。 既読だったハイスミス、シャーリー・ジャクソン、ローレンス・ブロックを除くと、クリスティ、ルヴェル、RCマシスンが良かった(イヤミスだが)。 ランズ...
有名作家が多く、イヤミスの出来のいい短編集。前から興味があったが、表紙の人形の顔が嫌い。 どれもバッドエンドな話ですが読後感は様々。 既読だったハイスミス、シャーリー・ジャクソン、ローレンス・ブロックを除くと、クリスティ、ルヴェル、RCマシスンが良かった(イヤミスだが)。 ランズデールとオコナー(米南部小説というらしい)は野蛮系で好みではない。
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前から気になっていた、人間の心の恐ろしさを描いた名作アンソロジー11編。 イヤミスと一口に言っても、湊かなえさんの『告白』のような感情直撃型イヤミスは、ただ辛くなって落ち込んでしまうので苦手。 私が好きなイヤミスは、皮肉やブラックユーモアや、後からじわじわくるようなひねりのあ...
前から気になっていた、人間の心の恐ろしさを描いた名作アンソロジー11編。 イヤミスと一口に言っても、湊かなえさんの『告白』のような感情直撃型イヤミスは、ただ辛くなって落ち込んでしまうので苦手。 私が好きなイヤミスは、皮肉やブラックユーモアや、後からじわじわくるようなひねりのあるもので、この本にはそんなイヤミスが多く収録されていた。 ■アガサ・クリスティ『崖っぷち』 人間の醜い感情だけど、その気持ちもわかるという部分もあって、気づけば夢中で読んでいた。特にあるシーンは強烈に心に焼き付いた。今までクリスティの短編は苦手でほとんど読んでこなかったけど、楽しめたので短編もチャレンジしようかな。 ■パトリシア・ハイスミス『すっぽん』(既読) 毒親と子どもの物語。最近読んだばかりの『11の物語』の中でも1番衝撃的だった作品。 ハイスミスの母親との関係を基にしていると知ると、より胸に迫るものがあった。 ■モーリス・ルヴェル『フェリシテ』 短いけど1番心に残った。 一度だけ触れた温かさが、その後の孤独の感じ方を変えてしまう。幸せを知らなかった方が良かったのかな…と考えさせられた。 余韻がなんとも切ない。。。 ■シャーリー・ジャクスン『くじ』 明るいのどかな村の様子が描かれる一方で、村人全員が引いているくじの目的はいつまでたっても説明されない。じわじわ漂ってくる不気味さが良い。 ■フランツ・カフカ『判決』(既読) 前回は4回続けて、今回も2回読んだけど、前回とはまた少し違った見解になった。 読むたびに作品の顔がまったく違って見える瞬間がたまらなく好き。 読めば読むほど味わい深い、スルメのような作品。 ハイスミス『すっぽん』と同様に、この作品も親との葛藤がにじみ出ている。 葛藤があるから物語が生まれるのか、感受性が強すぎるから苦しみを余計に抱えてしまうのか…そんなことを考えてしまった。 ■フレドリック・ブラウン『うしろをみるな』(既読) 2回目なのにまたビビってしまった。 解説は普通は巻末にあるものだけど、『うしろをみるな』の前に置かれていて、ナイスな演出だった。
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読後嫌な気持ちになる話しかないアンソロジー なかなかナイスなテーマ アガサ・クリスティー Pハイスミス モーリス・ルヴェル ジョーRランズデール シャーリィジャクスン ウラジーミル・ソローキン フランツ・カフカ リチャードクリスチャンマシスン (リチャードマシスンの息子) ロー...
読後嫌な気持ちになる話しかないアンソロジー なかなかナイスなテーマ アガサ・クリスティー Pハイスミス モーリス・ルヴェル ジョーRランズデール シャーリィジャクスン ウラジーミル・ソローキン フランツ・カフカ リチャードクリスチャンマシスン (リチャードマシスンの息子) ローレンス・ブロック オコナー フレデリック・ブラウン 実に錚々たる面々、平伏す面子 平均点が高くて満足なんですが マシスンの「赤」 これはすごい、まったく知らなかった たったの4ページ 切れ味抜群後味どんより素晴らしい そして解説後にブラウンの「うしろをみるな」を配置する憎らしさ。いいアンソロジーでした いやなはなししかないけどね
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後味の悪い短編を集めたアンソロジー。普段あまり読まないタイプの作品なんだけど、やっぱり暴力的な描写が入る作品は特にイヤな気分になるなあ。一番良かったのがモーリス・ルヴェルの「フェリシテ」。イヤというよりは切ない。
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イヤミスすごく好きなんだけど、前から薄々気づいてたけど一昔前の作品が少し苦手みたい。 「言えないわけ」の終わり方、秀逸すぎる。
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断トツで厭な物語「ナイトオブザホラーショウ」 最初から最後まで全部厭。厭なやつしか出てこない。簡単に人を殺す巨漢の双子が犬は憐れむんかい、と突っ込みたくなるけど、そのとき恐ろしいことに気付いた。 白人、黒人、犬、を入れ替えて呼んだらどうや?と。 犬やからって死体を引き摺ることが許...
断トツで厭な物語「ナイトオブザホラーショウ」 最初から最後まで全部厭。厭なやつしか出てこない。簡単に人を殺す巨漢の双子が犬は憐れむんかい、と突っ込みたくなるけど、そのとき恐ろしいことに気付いた。 白人、黒人、犬、を入れ替えて呼んだらどうや?と。 犬やからって死体を引き摺ることが許されるのか、黒人が差別されることは仕方がないと思えるのか、さすがに白人は殺さへんやろうとなぜ思うのか。 双子にとっては優先順位が犬>白人少年>黒人少年だった。それが私とは違うから、こんなにも不条理を感じるのだ。犬にとったら人間世界は常に不条理だ。その点、「シーズンの始まり」とも共通するものを感じる。 「くじ」はミッドサマーと共通する世界観 「うしろをみるな」は一人暮らしの家で、夜に読むと効果倍増
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新年一発目の読了! シャーリイ・ジャクスン「くじ」目当てで。 「くじ」は繰り返し読んで何度も味わいたい、完璧な短編でした。 さすがシャーリイ・ジャクスン。無意識の悪意、集団心理を鮮やかに描写してくれます。 カフカやパトリシア・ハイスミスなど著名な作家が名を連ね、ミステリ好きだけで...
新年一発目の読了! シャーリイ・ジャクスン「くじ」目当てで。 「くじ」は繰り返し読んで何度も味わいたい、完璧な短編でした。 さすがシャーリイ・ジャクスン。無意識の悪意、集団心理を鮮やかに描写してくれます。 カフカやパトリシア・ハイスミスなど著名な作家が名を連ね、ミステリ好きだけでなく古典・翻訳もの好きにもたまらない一冊だと思います。 第二弾の「もっと厭な物語」も読みたい。
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58冊目『厭な物語』 (アガサ・クリスティー他 著、2013年2月、文藝春秋) 読者の心を抉るような、読後感の悪い短編小説を纏めたアンソロジー。 アガサ・クリスティー作「崖っぷち」、フランツ・カフカ作「判決 ある物語」など全11編収録。 歴史にその名を残す文豪から、現在でも...
58冊目『厭な物語』 (アガサ・クリスティー他 著、2013年2月、文藝春秋) 読者の心を抉るような、読後感の悪い短編小説を纏めたアンソロジー。 アガサ・クリスティー作「崖っぷち」、フランツ・カフカ作「判決 ある物語」など全11編収録。 歴史にその名を残す文豪から、現在でも活躍中の人気作家まで、幅広い人選。 収録されているのは海外文学のみである。 孤独や嫉妬、復讐心といった人間の心の闇が、嫌というほど描かれる。 スラッシャー・ホラーのような作品もあり、夏の読書にうってつけである。 「後ろは見るなよ。」
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いわゆる「イヤミス」の短編アンソロジー。 アンソロジーは、普段なら手に取らないような、知らない作家の短編を読むことで その後の読書人生においての素晴らしい出会いがある場合がある。 私の場合、この本では、次の3編がそれにあたる。 ランズデールの「ナイト・オブ・ザ・ホラー・ショ...
いわゆる「イヤミス」の短編アンソロジー。 アンソロジーは、普段なら手に取らないような、知らない作家の短編を読むことで その後の読書人生においての素晴らしい出会いがある場合がある。 私の場合、この本では、次の3編がそれにあたる。 ランズデールの「ナイト・オブ・ザ・ホラー・ショウ」 R.Cマシスンの「赤 red」 フレドリック・ブラウン「うしろをみるな」 ランズデールは、日本人作家だと平山夢明さんに近い印象、 人種差別を含んだ、南部アメリカの狂気の発想・描写が凄まじく、本書の厭度No. 1だった。犬好きなだけに、ものすごくショッキングな内容。 後の2編は本当に短い話のため、ネタバレ防止のためにノーコメント。 「うしろをみるな」は、普通の本であれば最後にくる「解説」の後にあえて1作品いれてある、変わった趣向で掲載された作品。 その仕掛けも相俟って、読者にリアルなゾクゾク感を与える。編著者さんの 厭話愛を感じる装丁。 アガサ・クリスティーは短い話でもやっぱり面白かった。 機会があったら読みたいと思っていた 厭な短編で有名なシャーリイ・ジャクスンの「くじ」が本書で読めたので良かった。 作品の最初に、タイトルと、著者の簡単な紹介が掲載されているのも、 勉強不足な私には大変有り難く、総合的に満足度の高い作品。 これからも何度も読み返すような本になるだろうと感じている。
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