カッコウの卵は誰のもの の商品レビュー
風美さんと緋田さんがこれまでどおり親子として生きていけそうで良かった。 才能ある人がそれを活かそうと、才能普通の人がそれを貫こうと、それは本人しか決められないってところが印象に残った。
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アスリートの才能と遺伝子の関係をテーマに描いた作品。 良くいえば東野圭吾らしい作品、悪くいえば今までと代わり映えしない作品。
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一人ひとりの生い立ちとか、心情描写とか細かいのに、最後の真犯人の落ちがなんだか取ってつけた感じの理由でちょっと残念だったかも。。
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血のつながりのない娘との親子の絆。 真実が明らかになるにつれ、どうなることかと思ったが、ラストでは温かい気持ちになった。
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最後に思うのは、主人公緋田19年前に生まれた子は本当に流産したのか? 流産した後で、友人の子を預かったのに、なぜ自殺するまで追い込まれたのか。そこがわからない。
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前半はちょっと取っ付きにくい内容ではあったが、後半は徐々に作者のペースに持っていかれ最後まで一気に読んでしまった。
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スキーでオリンピック出場経験もある緋田宏昌は自分以上の素質を持つ娘の風美を一流の選手に育てようとする。一方で、娘は亡妻が病院から盗んできた赤ん坊ではないかと疑いを抱きそのことに苦悩し続ける。 歌舞伎の世界の様に世襲により、必然的にその道を極めなければならない人もいれば、政治家の...
スキーでオリンピック出場経験もある緋田宏昌は自分以上の素質を持つ娘の風美を一流の選手に育てようとする。一方で、娘は亡妻が病院から盗んできた赤ん坊ではないかと疑いを抱きそのことに苦悩し続ける。 歌舞伎の世界の様に世襲により、必然的にその道を極めなければならない人もいれば、政治家の様に、父親の地盤を継いでと言う二世議員もいます。その向き不向きが遺伝子で分かるとすれば、確かに効率的な人生を歩めるかもしれません。取り立てて才能のない人にとっては、人より恵まれた才能を持つ人を羨ましいとも思います。 しかし、人である以上、心があり、それは好き嫌いの関心となる。音楽や料理の才能はないかもしれないけど好きと言う人もいる。もし、その様な関心以上に才能を優先しなければならないとしたら、遺伝子による管理社会の様な気もするし。それに、向き不向きと言うのは既存の世界の物から見つかるもので、新たな何かを発見する事には不向きな気もして社会の発展を妨げる様なこともあるのでは。 プラチナデータの遺伝子やDNAとはまた違う言う切り口で、今回も面白かったです。東野圭吾作品は外れがないですね。 最後までハラハラの展開でしたが、最後は心温まりました。
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最終的に悲しい結果もあって読後はずーん。。。いろんな人の目線から話が進んで真相がわかっていくのは面白かった。
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またウインタースポーツものかとも思ったが、最後まで飽きさせない展開で面白かった。主人公にも感情移入できて一気に読めたし最近読んだ東野圭吾の中では良かった方かと。が、犯人の動機と犯行手段がいまいち腑に落ちなかったので★4
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
東野圭吾は読みやすいので好き。でもなんだろ、スキーの話だからかな、なぜか話が古いイメージを受けた。 犯人が分かった時、特にどんでん返し的な要素はなく、なるほど、と言った感じ。母親が自殺をする理由が弱い気がする。特に真相が分かってからはなおさらそう思った。
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