つばさものがたり の商品レビュー
現実とファンタジーがちょうど良い感じで混ざり合っていて、暖かいお話でした。 お父さんの夢を叶えるためにパティシエになった小麦さん。病気で苦しいのを必死に隠して、厳しいことを言われながら頑張っている姿は、苦しくて読むのがつらい時もありましたが、小麦さんのまわりの人たちがすごく暖かく...
現実とファンタジーがちょうど良い感じで混ざり合っていて、暖かいお話でした。 お父さんの夢を叶えるためにパティシエになった小麦さん。病気で苦しいのを必死に隠して、厳しいことを言われながら頑張っている姿は、苦しくて読むのがつらい時もありましたが、小麦さんのまわりの人たちがすごく暖かくて良い人ばかりで、それが救いでした。 叶夢くんとの場面が、お気に入りでした。 天使のレイも見てみたかったです。 お店を始めて再び苦しい時間が続いたけれど、暖かい家族と一緒にもう1度新たな人生を過ごすことができてからは、 ページをめくるのが止まらなかったです。 最後にかけては、涙が止まらなくて 切なかったけれど、素敵な作品に出会えて良かったです。
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乳がんを患いながらも、夢であった洋菓子店をOPENさせるパティシエ小麦。 天使が見える甥っ子の叶夢の予言通り、場所が悪くて、経営も体調もどんどん傾いていく。 しかし、家族や天使に支えられながら、場所を変えて、再起していく物語。 経営と体調が傾いていく様は、痛々しかった。 ただ、...
乳がんを患いながらも、夢であった洋菓子店をOPENさせるパティシエ小麦。 天使が見える甥っ子の叶夢の予言通り、場所が悪くて、経営も体調もどんどん傾いていく。 しかし、家族や天使に支えられながら、場所を変えて、再起していく物語。 経営と体調が傾いていく様は、痛々しかった。 ただ、最悪の事態でも小麦が恵まれていたのは「家族のあたたかさ」私はこれに嫉妬してしまったのかもしれない。 家族に支えられ、夢や目標に向かって、キラキラしていていて、なんだか、自分にないものを見せつけられているようで、共感できなかった。 パティシエ事情や洋菓子作りや経営に関すること、発達障害に関すること、雫井氏が事前にリサーチされていたことが伺えたので、その点は高く評価したい。
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2018/12/30 恋愛ものじゃない小説久しぶりだなぁ。現実とファンタジーが半々でうっとおしくない程度に混ざって話も面白いんだけど、抑揚がちょっとなぁ。散りばめられてる文章は好きだったかも。
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パティシエの小麦と甥の叶夢と天使のレイ。 小麦の夢と叶夢とレイの挑戦。 純粋なものに触れた気がして、心が洗われるような気がした。 悲しみの中にも希望の見える、号泣感動物語だった! 2018.5.2
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温かく、優しく、そして、切ないながらも心に残る家族の物語 ファンタジーの要素を取り入れながらの闘病+奮闘+感動モノです。 ストーリとしては、癌を患ったパティシエの主人公が、北伊豆に帰郷し、家族とケーキ屋を開きます。 兄、義姉、母親、そして、天使と会話ができる甥っ子に支えられなが...
温かく、優しく、そして、切ないながらも心に残る家族の物語 ファンタジーの要素を取り入れながらの闘病+奮闘+感動モノです。 ストーリとしては、癌を患ったパティシエの主人公が、北伊豆に帰郷し、家族とケーキ屋を開きます。 兄、義姉、母親、そして、天使と会話ができる甥っ子に支えられながら、病魔と闘い、なんとかケーキ屋を実現していく展開です。 当然、一筋縄ではいかず、途中で大きな挫折があります。 それを甥っ子との交流が救っていきます。 ポイントは直接、天使が苦境を救うわけではないという事。天使と甥っ子の成長する姿が、主人公に力を与えていることです。なので、天使自身が何かをしてくれるわけではありません。 そして、予定通りのラストシーンとなります。 しかしながら、ある意味、さわやかな、優しい終わり方となっています。 直球で言えばベタなストーリ展開ですが、この天使と甥っ子の存在が闘病→死といった単純なお涙頂戴ストーリ で終わらせていません。 夢と希望、家族との交流、親友への思い、恋、と残されたわずか短い期間で、こうした生き方ができた主人公はとても幸せだったと思います。 とってもお勧め
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すっごく良かった。 心地良く読みやすく。出てくる皆が心から優しく温かく、切ない。最後には希望が持てる話だった。泣いたけれどそれは悲しみではなく優しすぎる人たちにホロっときてしまった。 その中でも特に道恵が素晴らしく、人間くさい中にも覚悟と子供を包み込む強さ、受け入れる優しさには素晴らしかった。 小麦を取り巻く人たち、そして何故天使が出てくるのか…生きるって大変だけれど、確実に死に向かってるけれど愛に触れる事が多い人生ならばそれは豊かで温かい。生き抜くことの大切さを感じられた本。 2024/8/15 再度読んだ。 また違った感覚だった。
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天使が何かしてくれるかと思ったが、何もしてくれなかった。しかし、現世だけで観ると「何もしてくれなかった」かもしれないが、幸せに包まれた世界に導いてくれるとしたら現世では何もしないのが正解かも。よい本でした。
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2017.6.2読了 家族みんなが小麦を大事にしていて、なんとかしてやりたいという思いを持っていて、小麦はその気持ちをわかっているからこそ全力で頑張っていて、心が温かくなる物語だった。
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わたし的には 夢物語みたいで そんなにいいとは思わなかったけど 坂口さんとか貸した人には大変好評でした。なぜだ 笑
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ずるいなーこんなの泣いちゃうじゃん。でもやっぱハッピーエンドがいいよ。奇跡が起きて生き延びる方が、荒唐無稽であっても登場人物が死んで終わるってわかってる話よりも俺は好きだよ。それでも不覚にも何度か泣いたけどね。ずるいんだよ半死人を扱うのは。でも面白かったよ。
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