植物図鑑 の商品レビュー
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とてもキュンキュンする甘いストーリーだった。 道に落ちていた樹を拾うという最初は非現実的なラブコメストーリーだったが、その後に続くさやかと樹の日常がいつも幸せそうで本当に現実にありそうな内容だった。 読んでいて気持ちが暖かくなったし、このような日常を自分も過ごしてみたいと感じた。 終盤で樹がいなくなるところは想像しやすかったが、さやかの感情にも酷く共感できた。 最後が無事にハッピーエンドで良かった。 作中で山菜を使った料理が沢山出てきたが、どれも文面で表してるだけとは思えないほど美味しそうに感じた。 料理の美味しさを文章であれだけ伝える表現力は素直に凄いと感じる。 巻頭の写真と照らし合わせて山菜取りの場面を読んでいたが、今度自分でもチャレンジしてみたいと思えた。 雑草という名前の草はない、という言葉が作中に何度も登場した。 この本を読むことでこの言葉に対する共感が強くなっていき、もし雑草と言っている人がいたら実際に使ってみたくなった。
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中年ですが、キュンキュンしました(笑) そして、気付くと同じ本を夫も買ってきて読んでいて、我が家に二冊並んでおります。 あまり読書の趣味が合わないんですけどね。お互いに、良かったという意見。 植物のことも物知りになれました。
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久しぶりの恋愛小説、胸がキュンとしました。新幹線の中で泣いちゃいました。 帰ったら、いつもより丁寧にご飯を作ってあげようって気持ちになりました。一緒に食事をとり、美味しさを味わえる人がいる幸せに、改めて感謝です
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有川浩らしい、キュンとする恋愛もの。 道で行き倒れていたイケメンを拾い、共同生活を始める2人。食費のためと散歩を兼ねて、近所で食べられる雑草の狩りを始める。 さやかが帰ったらイツキがいないシーンが切なくてインパクトもあって良かった。 冒頭には作品に出て来る雑草の図鑑も付いていて面...
有川浩らしい、キュンとする恋愛もの。 道で行き倒れていたイケメンを拾い、共同生活を始める2人。食費のためと散歩を兼ねて、近所で食べられる雑草の狩りを始める。 さやかが帰ったらイツキがいないシーンが切なくてインパクトもあって良かった。 冒頭には作品に出て来る雑草の図鑑も付いていて面白い演出。しかし主人公のさつきがもう少しキャラ立ちしてた方が好みかな。
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【読間】 有川浩は近年のお気に入り作家。 「植物図鑑」が、何やら人気作で一時期話題になったことも知ってる。 …が、今まで触手は伸びなかった一冊。植物がうんたらかんたらって、何やら小難しそうだから。 さて、職場に「岩ちゃん大好きおばさん」(まあ同年代だけど)がいて。年間二桁以上のライブに全校区行脚してるレベルの。 ブックオフで見かけた「植物図鑑」に映画化時の帯が付いている一冊が目に留まる。帯にはステキな笑顔の「岩ちゃん」と高畑充希。岩ちゃん大好きおばさんとの話のタネにでも…と購入。軽い気持ちで読み始めたら、、、面白いおもしろい。一気に3分の1まで読み進める、居ても立っても居られないいられずに読間の感想をメモ…で、ここに至る(笑)。 行き倒れ男に声かけたら意外とイケメンで思わず拾う(笑)。一宿一飯の礼にと作られた朝食に胃袋鷲掴みにされて同居を懇願・・って、どこの少女漫画ですか?とツッコミたくなる翔んでる設定なのだけど、2人のキャラが立ちすぎて、ずうっと微笑ましく読み進めてきている今時点♫ 今どき小学生女子でもそんなならんだろって些細なことにドギマギしたり、こそりメイクを替えたりする河野さやかが可愛すぎる。ヒロイン曰くの“天然たらし”なイツキの言動に「岩ちゃん」の白い葉を重ねて読むと、男の自分ですらキュンときそう(苦笑)。 彼の抱える過去は何なのか?冒頭場面では別れた男(突然居なくなった)と記されたイツキとの再会はあるのか?・・・先が楽しみ♫この土日中に読み終えて週明けに、当然映画版も観たよとドヤ顔だった岩ちゃん大好きおばさんに映画の感想を聞くのも楽しみ♫ ついでに、「わたしDVD買って持ってるから貸せるよ✌︎('ω'✌︎ )」の言葉に甘えて映画版を観るのも楽しみ♫ 【読了】 いやぁ、爽やかなラストだった。 序盤の幸せな日々・・・“好き”を言い出せずにイツキの言動に一喜一憂する様が微笑ましく。 ※もし自分が女子で、かつ10年若い頃に読んだならキュンキュンし過ぎて死んでしまいそうな甘〜いおハナシ。 生花展のチケットを譲り受けた頃から話は動き・・・。 イツキが消えた理由自体は、2パターンほど予想しながら読み進めたうちの1つだったけれど、そんなことでは色褪せない感動がそこにはあった。 消えたイツキを待つさやかの心情・・・そして、“カーテンコール”で描写されたイツキの苦悩が切なくてね。本編のラストシーンに戻って、ほっこりとして本を閉じる。 ★5つ、9ポイント半。 2024.09.03.古 ※何年か前に読んだ有川さんの別な作品におまけとして載っていた短編・・・レビューを読んだら「これ“植物図鑑”のあの2人だよね」と喜んでいた人がいた。どの本だったっけ・・・探して読まなきゃ。 ※ふきの混ぜご飯と ふきのとうのばっけ味噌は、旬の季節になったら挑戦してみたくなった。 ※ノビルのパスタ、めっちゃ食べてみたいし作ってもみたいが・・・作中の記述によるとスーパーでは入手できないのよね・・・あの労力をかけて自力で採るのも無理そう(苦笑)
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全ての料理が美味しそうだった。ノビルのパスタは五十嵐大介の『リトルフォレスト』にも出てきた。 映画は観たが、やはり原作とは別物。 主人公の河野さやか役を長澤まさみのような女性を想像して読んでいた。
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中高生の時に購入して何度も読み返している大好きな本です。 ふと本が読みたくなって読み返しました。 あたたかな気持ちになれる本です。 植物にはあまり興味がないですが、こんな花や草があって食べられるものもあるのだなと少しワクワクします。 特にノビルのパスタはいつか食べてみたいなと読む...
中高生の時に購入して何度も読み返している大好きな本です。 ふと本が読みたくなって読み返しました。 あたたかな気持ちになれる本です。 植物にはあまり興味がないですが、こんな花や草があって食べられるものもあるのだなと少しワクワクします。 特にノビルのパスタはいつか食べてみたいなと読む度に思います。
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始めは草を食べる人の話を聞かされている感があってお腹が空かなかった 最後は望んだ通りの結果になって嬉しかった 読みやすかった
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ある日突然現れた彼は野草に詳しく、さやかを魅了する。 この本を読むと野草が宝の山に見えて、色々調理して食べたくなる。
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爽やかな胸きゅん小説であり、料理エッセイ要素もあり、ラブコメ要素も切なさ(これは少し)もある、そんな1冊です。 樹とさやかの絡みにキュンキュンしつつ笑いつつ癒され、 恋に対して明るい気持ちをもてる素敵な恋愛小説だなあと思いました。 これは万人受けでは?!と思ってしまうほど。
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