チャーシューの月 の商品レビュー
辛い話ですが希望もある。 養護施設で育つと言うこと、子どもの身になって書かれています。主人公の心理描写が秀逸。
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児童養護施設あけぼの園に暮らしている子どもたちの話。終始子どもの目線で読んでいたので、大人が勝手なのは本当にそうだなと思ったし、大人に対する虚しさや傷は、たくさんの子どもたちが味わうものだと思う。 明希のお母さんのことも私は少々厳しい目で見てしまう。一度逃げたのだから、放っておいてほしいと。 明希を引き取りたいのは、単なる罪悪感からでしかないのではないかと感じる。
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児童養護施設の話。小学生の時、読書感想文の課題図書だった。何度も何度も読み続けている本。 中学生の美香が、自分と同じ目する明希を気にかける。 みんなひどく傷ついている。わたしは、暴言や暴力に耐性がないので、毎回読むのがしんどいなーと思うのだけど、読み進まずにはいられない。 過去のこと考えるより、未来のこと考えてたほうが手っ取り早い。という年長者の言葉はグッとくるものがあった。悲しい記憶が消えるわけじゃないけど。それに、自分も暗闇の中にいるのに、必死で明希を引っ張り出そうとする姿が眩しかった。子どものこういうところが好き。
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トラブルや小さい子への嫌がらせに、つい手や口をだしたくなる気を沸々させながら読んだ。でも、小さい明希の問題に簡単に手も口もをださず、ずっと一緒に暮らしながら決して見捨てずそばに居る主人公美香、先生達や他のこどもたちとの社会に、ほんの少し寄り添い考える時間をもててよかった。 いまの...
トラブルや小さい子への嫌がらせに、つい手や口をだしたくなる気を沸々させながら読んだ。でも、小さい明希の問題に簡単に手も口もをださず、ずっと一緒に暮らしながら決して見捨てずそばに居る主人公美香、先生達や他のこどもたちとの社会に、ほんの少し寄り添い考える時間をもててよかった。 いまの自分に何ができるか、というと、一時の何かでは迷惑にしかならず、長期的に何かできることがあるのだろうか、今は想像してみることしかできない。 ただ少なくとも、目の前に一緒に生きる子と大事に関わり、”自分で自分の人生を選びつづけていく。自分で選びとったきょうを重ねてあしたを創っていく。””自分を照らす力”を信じられる子が多く過ごせる社会を作りたい。 エビフライの章 「おぼえときな。人のためにいっしょうけんめいになると、けっきょく傷つくよ。ー」と明希をつかまえて言った場面が印象に残っている。人に心をかけて関わることを忠告する言葉だけど、この一声から美香はこの子に心をかけて関わることを決めて口を出したのではないか、と思える。人に心から関わる、ということは、簡単でない。 一方、著者の他作「あららのはたけ」で、部屋からでなくなった同級生を訪ね、部屋に土つきジャガイモを放り込んでいくシーンも、あわせて印象的。
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物語としてありがちないい子ではなく、妬んだり、いじめたり、叩いたり、嘘をついたりといった描写がしっかりとなされていて、作者の方は本当に児童養護施設と関わり合いがあるのだろうと感じられました。方言が強いですが、小学生にも読みやすい、易しい文章でつづられているので、ぜひ家族で読み、意...
物語としてありがちないい子ではなく、妬んだり、いじめたり、叩いたり、嘘をついたりといった描写がしっかりとなされていて、作者の方は本当に児童養護施設と関わり合いがあるのだろうと感じられました。方言が強いですが、小学生にも読みやすい、易しい文章でつづられているので、ぜひ家族で読み、意見を交わすきっかけになればと思います。
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児童養護施設の子どもたちを描いた物語。安易なハッピーエンドにはせず、浮ついたところはないのに勇気づけ、希望の見出せる作品。 養護施設の子どもたちが、自分ではどうすることもできない厳しい事情を抱えながらどうにか希望を持ち続けて生きようとする姿、職員がなんとか子どもたちに子どもらしい...
児童養護施設の子どもたちを描いた物語。安易なハッピーエンドにはせず、浮ついたところはないのに勇気づけ、希望の見出せる作品。 養護施設の子どもたちが、自分ではどうすることもできない厳しい事情を抱えながらどうにか希望を持ち続けて生きようとする姿、職員がなんとか子どもたちに子どもらしい生活をさせてやりたいと毎日心を砕く姿は、きちんと取材したから描けるリアリティがある。 しかし、どんな親に生まれるか子どもに選択できるわけではなく、職員がどんなに親身になろうとも本当の親の代わりにはなれず、ろくでもない親だとわかっていながら、どうにか子どもと生きていく方法はないものかと苦労するところは切ない。 大抵の親は子供を引き取っても幸せを感じさせることはできないわけで、だったら、もっと予算を上げて、職員を増やし、一人一人の子どもが自立できるまできめ細やかに対応できる施設を作った方がいいだろうと思う。また、子どもを育てられない親への教育も必須だろう。こういうことに税金を使ってほしい。 登場人物は多いが(児童養護施設が舞台で誠意をもって書こうと思えば多くなるのが当然)、初めに丁寧な人物紹介表があるので、読みなれていない子どもにも安心。 しかし、実際養護施設に暮らす子供に手渡すのは勇気がいるし、タイトルとこの表紙絵だけでは内容がわからないから自分から手に取るのも難しいだろう。どこかでこういう内容の本だという情報を仕入れれば自ら読むチャンスもあるだろうから、これが読書感想文の課題図書になったのは良かったのかなと思う。
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児童養護施設で暮らす美香が主人公。施設を舞台とした物語。美香と家族との離別が忘れられない新入りの明希との関わりが中心的に描かれている。 集団生活の制約から受けるストレス、被虐待経験が彼らの強さの元になっている。問題行動につながることも多々あるが、行動するだけのパワーがあることを...
児童養護施設で暮らす美香が主人公。施設を舞台とした物語。美香と家族との離別が忘れられない新入りの明希との関わりが中心的に描かれている。 集団生活の制約から受けるストレス、被虐待経験が彼らの強さの元になっている。問題行動につながることも多々あるが、行動するだけのパワーがあることを示していると思う。 2020年現在、児童養護施設の数は増加、入所児童数は減少傾向にあり、施設の質の向上が目指されている。現在の施設では2012年発行の本書より暴力的な場面は少ないと類推する。しかし、この本からは入所児童のこころの動きを知ることができて良かった。 最後、辛い思い出を楽しいものに変えようとする場面で(墓石をキリンに見立てるなど)子どもたちの内的な豊かさを感じた。 日本の社会的養護が社会を明るくするものでありますように(◍•ᴗ•◍)✧*。
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青少年読書感想文の課題図書ですが、むしろ子供の心を忘れてしまった大人に読んでほしい本だと思いました。 児童擁護施設にあづけられた明希(あき)とそれを取り巻く美香たちの心の成長の物語です。 佐藤真紀子さんの挿絵もすばらしいです。 大人になっても、この感性を忘れずにいたいものです。
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面白そうな題だったので,生徒から借りたんですが ・・・・ 施設の子供の話でした。 どれだけ読んでも,かわいそうでしかなくて。 ごめんなさい,楽しめませんでした。
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読書感想文課題図書。小さな世界での息苦しさや日々のささやかな幸せが伝わります。いろいろな事情のあるこども同士がいっしょに暮していくのは大変だろうなあ・・・
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