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世界の果て の商品レビュー

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62件のお客様レビュー

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2017/07/08

ひとつひとつの言葉の意味を考えながら考えながら読んでしまったのが悪かったのかもしれない。頭がぼんやりして、途中で眠ってしまった。奇妙奇天烈。今の私ではこの文章の世界に入り込むことができなかった。またいつか改めて読むつもり。

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2017/01/21

海外で評価の高い短編集。登場人物達の行動が不可解に見えて、実は予定調和的に感じられるのは気のせいだろうか。或いは筆者の描く世界のなかだからこそそうなのだろうか。不思議な味わいがあると思う。

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2016/08/21

何だろう、今までに読んだことのないタイプの小説でした。読後のモヤモヤ感がクセになりそうです。 お気に入りは「ゴミ屋敷」。登場人物の狂った言動、行動がすごく好きです。 (2014/09/27)

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2016/07/30

印象は異なるけれど、なんとなく「田中慎弥の掌劇場」を思い出した。芥川賞をもらう作家は、こういう感じを好むんだろうか。

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2016/03/08

5編の短編集 個人的には作者の作風が狂気や悪を前提としていると思っている中で、この作品は少し柔らかいSFぽい印象を受けた。所謂「世界観がぶっ飛んでいる非現実的な・・・」というやつ。と言うよりも短編よりも長編が向いている作家だろうと思う。

Posted byブクログ

2016/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2016年、12冊目です。 これも入院期間中に読みました。中村文則の初の短篇小説です。 最後の「世界の果てに」という作品は、自己破滅的なストーリーで、 自己の存在をどうやって捉えていくのか?が上手くできない物語のようです。 それが、上手く機能的に行えなかった人物の破滅を描いている気がする。 著者のあとがきにも”暗い小説”と書かれている。 何かの救いや、啓示が示されているわけではありません。 こんな暗い小説もあっていいと著者は書いている。 それには、私も同感です。 この小説と並行して読んでいたのが浅田次郎”の短編集なので、 いっそうその存在は相対化され、私の中で増殖してくる。 こういった作風の作家の作品は、数多あるのだろうが、 彼の作品は、安倍公房と村上龍を混ぜ合わせたように感じます。 どこにでもある日常的な風景の中に、忽然と生じる非日常的、非現実的な 出来事。これに対処する人間の内面の変化を通して、 人の心の奥に分け入ろうとする構図のように思えます。 おわり

Posted byブクログ

2016/01/25

この作者さん、初めて読んだけど向いてないかも。奇をてらった感じが鼻につく。狙いすました狂気というか。藤野可織さんの嘘っぽさと同じにおいがしました。

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2015/10/12

短編集。収録されている短編中で「月の下の子供」が一番良かった気がする。 どの作品も中村文則さんのイズムがしっかり綴られている気がした。 最後の方はちょっと興味が薄れてしまった感がある。

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2015/09/22

中村氏の短編集。 ブラックユーモアと言っていいのか…そんな話ばかり集めた短編集。 これが中村氏の一面であったとしても私は苦手だな。。全然笑えないし逆に怖いし気持ち悪い。笑 似たような「A」も読みきれなかった。 これも途中から流し読み。ごめんなさい。 明るいだけの話が好きな訳ではな...

中村氏の短編集。 ブラックユーモアと言っていいのか…そんな話ばかり集めた短編集。 これが中村氏の一面であったとしても私は苦手だな。。全然笑えないし逆に怖いし気持ち悪い。笑 似たような「A」も読みきれなかった。 これも途中から流し読み。ごめんなさい。 明るいだけの話が好きな訳ではないけど、中村氏の作品は、ユーモア無しの暗い暗いお話が好きなのです。 中村氏に限ったことじゃなく、私は連作短編または長編が好きだなと気付かされた作品でもありました。今さらだけど。

Posted byブクログ

2015/09/06

文章によって表現される不条理な事件が皮下の感覚をざわつかせる短編集。著者の特色が良く表れた作品ばかりであり、連作集のような最後の一編が特に印象深い。

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