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世界の果て の商品レビュー

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62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

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  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

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2021/01/31

部屋に戻ると、見知らぬ犬が死んでいた―。「僕」は大きな犬の死体を自転車のカゴに詰め込み、犬を捨てる場所を求めて夜の街をさまよい歩く(「世界の果て」)。奇妙な状況におかれた、どこか「まともでない」人たち。彼らは自分自身の歪みと、どのように付き合っていくのか。ほの暗いユーモアも交えた...

部屋に戻ると、見知らぬ犬が死んでいた―。「僕」は大きな犬の死体を自転車のカゴに詰め込み、犬を捨てる場所を求めて夜の街をさまよい歩く(「世界の果て」)。奇妙な状況におかれた、どこか「まともでない」人たち。彼らは自分自身の歪みと、どのように付き合っていくのか。ほの暗いユーモアも交えた、著者初の短篇集。

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2021/01/18

これは中村さんの言葉のストック場なのか。いや、ゴミ箱なのか・・ もちろん、それは良い意味で。 いずれにしろ、 僕は始終心地よくその言葉の渦に身を任せていたように思います。 好きな作家さんは短編集こそ面白いのかもしれませんね。

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2020/10/22

内容があまりに暗すぎて、途中でしんどくなる。 短編なので、憂鬱が次から次へと襲ってきて読み進める気力が萎える。 嫌いな作家ではないが、こうも続くと....。

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2020/08/04

どこにもたどり着けない短編集。 「月の下の子供」作者は「土の中の子ども」に呼応するものとして書いたと言うけれど、こちらの方がまだ読みやすい。途中、家の謎に迫ろうとするところが面白いけれど、それが主題ではないので、相変わらず暗い。 「ゴミ屋敷」奇想天外。初めて彼の小説で笑った。弟の...

どこにもたどり着けない短編集。 「月の下の子供」作者は「土の中の子ども」に呼応するものとして書いたと言うけれど、こちらの方がまだ読みやすい。途中、家の謎に迫ろうとするところが面白いけれど、それが主題ではないので、相変わらず暗い。 「ゴミ屋敷」奇想天外。初めて彼の小説で笑った。弟のジャンピングXXXの説明の所や、マサルの登場が、不気味なコメディー。 「戦争日和」意味がわからない。 「夜のざわめき」もしかしたら自分自身のことを書いてるのか?と思ったら、「当時の僕の不安定さがとても現れていて単行本化の時に読み返して不安になりらこの文庫化でまた読み返し、また不安になってしまった」と書いている。「喉が渇き、自動販売機で飲み物を買おうとして邪魔されて、また自動販売機を見つけるまでの時間をエピソードを織り交ぜて幻想的に書いた」ものらしい。 「世界の果て」この短編集の中では一番面白い。連作になっていて5つのエピソードからなり、時々交差しているのが面白い。でも、まともな人間は誰一人出てこない。 この文庫版には作者の後書きがあって、私はそこが1番好き。これがなかったら、ものすごく救いようのない絶望感だけが残るけれど、最後に作者が私たちを救ってくれる。

Posted byブクログ

2020/05/24

表題作の世界の果てが好きだと思った。特に主人公が混乱し、破壊衝動を持ち、叫び、硝子やコンクリートを殴り、殺人未遂を犯す。どこにも到達できない怒りや憎しみや倦怠感に屈してしまう。その先に何があるだろう、彼はまたおそらく犯罪をするだろう。そのリアリティがたまらない

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2019/12/28

0016 初めてこの人の本を読んだ。暗い…。ゴミ屋敷が一番明るいというか、ちょっとテイストが違うかも。

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2018/01/14

んー、、ダークな世界。短編集。 現実離れした世界観で、読んでいて気持ち良くはならない感じなので、途中で挫折しました。。好きな人は好きだと思います。

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2017/12/17

これは無理‼読後の疲労感がハンパないです。多忙な時期に手にしてしまったのもあったのですが、気を抜くと神経がどこかにもっていかれる感覚がある作品です。

Posted byブクログ

2017/06/19

文章が読みずらい(センテンスがもう少し長い方が良い)。 情景描写も???な時がある(読み直すこと暫しだし、読み直しても唐突だったりする感が否めない) でもストーリーや構成は物凄くヒントになった。

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2017/05/19

短編集なのでこの暗さについて行ける。笑 今まで読んだ彼の作品の中では、一番幻想的。つげ義春を思い出す。

Posted byブクログ